CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の規制と禁止/表記や意味の違いについて

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

各国の分かれる仮想通貨の対応
税金の監査や仮想通貨を利用する詐欺などの排除や、取引を行うための環境整備による投資家の保護などの観点で国が見逃すはずもなく、逆に投資者の私たちにとっても交換業者や仮想通貨の適正なルール作りは必要であり、仮想通貨市場の健全化につながります。

#この考えはあくまでもCoinPostの考えであり、各国の対応や報道の書き方は各メディアに依存します。 個人でより深い情報収集をした上で判断をお願いいたします。

規制と禁止の違い

2017年に仮想通貨は大きく価格上昇し、新規投資者が大幅に増加しました。

仮想通貨は、主に国に属さない非中央集権という特性を持ち合わせており、通貨だけの機能だけでは留まらず既存の様々な業界にも新たなイノベーションを起こすことが期待されています。

また仮想通貨を支える技術であるブロックチェーンは、仮想通貨の枠組みを超え多方面で研究が進み、国や金融機関も多く乗り出しているほど注目を集めています。

簡単には語れないほどの魅力を多く持ち合わせた仮想通貨やブロックチェーン技術ですが、2018年年初からブロックチェーンではなく仮想通貨に対する各国の対応やそれに関する発表が相次いでいます。

なぜ仮想通貨だけ取り上げられて、議論の対象になっているかは大きく2つあると言えるでしょう。

1、仮想通貨に対する投機が過熱、株式市場のような国の管理下での取引が行われず法整備が整っていない状態での投資が行われている国も多くあること。

2、デジタル通貨としての価値を持ったことから、ボーダーレスの闇取引やマネーロンダリング、テロ活動などの資金源になっている現状が問題視されていること。

国の自国での管理や法整備について、非中央集権の理念に反しているという意見もありますが、税金の監査や仮想通貨を防いに利用する詐欺などの排除や取引を行うための環境整備による投資家の保護などの観点で国が見逃す訳はなく、逆に投資者の私たちにとっても交換業者や仮想通貨の適正なルール作りは必要であり、仮想通貨市場の健全化につながると思います。

一番問題視されているのは、仮想通貨の匿名性を利用したテロリストなど犯罪集団の資金移動やマネーロンダリングであると言われています。

この他にも議論されている話題はありますが、現在ニュースで混乱を招いているのは『規制:regulation』と『禁止:ban』の違いについてです。

各国の対応がそれぞれ違い、仮想通貨やそれらの取引自体を排除するための『禁止:ban』と新たな市場を正確に捉えることや、禁止する部分(不正取引やマネロンなど)と許可する部分に分けて法整備を行う『規制:regulation』にわかれています

CoinPostでも現在多くの規制や禁止について記事を掲載していますが、この禁止と規制に関してはこれを元に明確にルールを決めて分けた状態で掲載しています。

日本語で書く場合、規制も悪い方向で捉えがちですが、まだ政府もはっきりと把握できていない現状や悪い業者や価格操作、インサイダーなどの無法地帯になりつつある部分を排除(禁止)するために、罰則も含めたルールを作成を行い市場の正常化に向けて話し合うことを指していることが多いでしょう。

禁止に関する報道は、仮想通貨自体の否定に直結することになることが多く、その国が中国のような大国の場合市場価格に直結する可能性は高いです。

規制に関する報道は必要ですが、一概に規制という言葉だけで狼狽せず、複数の情報から正確に情報を捉えることも重要となるかもしれません。

FDIC議長のイノベーションを重視する発言

規制や禁止に関して、FDIC:連邦預金保険公社の議長が発言していたので紹介いたします。

米連邦預金保険公社(FDIC)は、アメリカ合衆国(米国)において、被保険銀行における所定の預金を保護するために、預金保険業務を行う米国政府の独立機関(公社)をいいます。

引用元:iFinance

このように、価格操作や詐欺などから投資家を保護するためにも規制の対応は必要あるが、仮想通貨のイノベーションを潰さないためにも簡単に禁止しないことは大事になるかもしれません。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧