CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)が市場全体の下落相場でも強い5つの理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインがファンダメンタルで強い理由
仮想通貨の元祖であるが問題面も不安視されるビットコイン、しかし仮想通貨相場の中でも安定性や下落相場にも大きな強さを見せ、未だに仮想通貨の中で大きなドミナンスを維持し続けています。 その理由を5選紹介します。

ビットコインがファンダメンタル的に強い5つの理由を、図を用いて以下でご説明します。

利用者が仮想通貨最多

多くの新しいテクノロジーが辿ってきたように、ビットコインもその利用者と用途が上昇しています。

トランザクションの観点からの考察

1日あたりに承認されたトランザクションの量:引用元blockchain.info

図のように1日あたりのトランザクション量は、今年に入ってから下落傾向にあるものの、長期的には増加の一途を辿っています。

確かに、最近のトランザクション量の減少はみられますが、これはバッチ処理の影響の一部かもしれません。

【注釈】昨年秋にBitconのSegwitアップデートを採用した最初の主要企業の1つであるShapeshift AGは、Bitcoin(BTC)トランザクションをバッチ処理して、顧客へのコストをさらに削減し、Bitcoinネットワークの健全性を改善しています。

LocalBitcoinsの取引量からの考察

LocalBitcoinsの取引量:引用元coin.dance

ビットコイン需要の重要な指標の1つであり、仮想通貨を買う上でのグローバルなP2P(peer-to-peer)プラットフォームである「LocalBitcoins」によると、興味深いことに図に示すLocalBitcoins取引量とビットコインの価格チャートが似ています。

簡単に説明すると取引所を介さない個人同士での取引を指す。

最近の取引量は2017年の12月にピークに達しており、この時にビットコインが20,000USDの最高値をつけたことからも、両者の相関性が分かります。

しかし最近の[週間LocalBitcoins取引量]は上昇傾向であるのに対し、ビットコイン価格には大きく反映されていません。

ウォレット数からの考察

Blockchainウォレットのユーザー数:引用元blockchain.info

図のように、最も人気のあるビットコインウォレットの1つであるBlockchainウォレットは、新規口座の急増を経験しており、現在ではその数は2,400万に近づいています。

さらに世界で最も有名な取引所の1つであるCoinbaseは35ヶ国に拡大し、2,00万ユーザーの節目を迎えました。

もちろん、ユーザーは複数のウォレットを持つため、既存のウォレットとアドレスの数は直接的にはユーザー数とは相関しませんが、普及率は全体的に向上していることが分かります。

【注釈】アナリストは、このままの上昇率で考えると、Bitcoinユーザーの数は2024年までに2億人に達すると予測されています。

ノードが多く広く分散している

最新のデータによると、世界中に広がるノードの数が記録的に多いことが分かります。

ノード分布図:引用元bitnodes.earn.com

ビットコインのコアノード数:引用元coin.dance

ノードの上昇に伴いネットワークはより分散化されます。

これにより、ネットワークを混乱させたり、攻撃したりすることがより困難になり、ユーザーは検証可能で非集権性の高いネットワークを手に入れることができます。

スケールの拡大

ビットコインは新たな関心とユーザーの急増を経験し、2017年末の取引コストの急増に繋がりました。

SegWitの採用により、現在のコストの一部を軽減するだけでなく、開発者がレイヤー2スケーリングプロジェクトに参加することができるようになりました。

特に、Lightning Networkは、Confidential Transactions、Bulletproofs、 Schnorr Signatureなどのパイプラインでの他の最適化と同様、Bitcoinトランザクションをそう遠くない未来に、より安く、より速く、よりプライベートにすることが期待されています。

ライトニングネットワークメインネット:引用元lnmainnet

ハッシュレートの高さ

BTCハッシュレート:引用元blockchain.info

ハッシュレートは、Bitcoin ネットワークが実行している1秒あたりのテラハッシュの推定数です。

つまり、Bitcoinが使用しているコンピューティングパワーの量を測定します。

現在のレートは約2500万TH / 秒で、膨大な計算能力を備えています。

事実、Bitcoinネットワークを攻撃するために必要なコンピューティングパワーは存在しないため、世界で最も安全で不変なP2P仮想通貨ネットワークとなっています。

ビットコインが未だ継続して存在し続けているという事実

ビットコインはは2009年以来存在し続けています。

匿名の著者によって書かれたホワイトペーパーが、ほかの人の思いによって息吹を与えられ、世界にこのような大きな影響を与えるとは誰も想像できなかったことでしょう。

ビットコインの革新的な技術の成功を、その価格だけで判断するのは早計です。

ビットコインの創造者(達)はNakamoto Satoshi氏の本当のアイデンティティーを知ることはできませんが、「genesis block」の中にあるメッセージで手がかりの一旦を垣間見ることができます。

同時に、現在では、ほぼ10年間もの間、ビットコインのシステムは動き続けています。

ビットコインは日々存在し続け、銀行、政治家、集権的な融政策への依存をなくし、個人が「自らの銀行」を自ら所有することを可能にしています。

以前は、このような、国境に関係なく、政治に縛られず、中立的な「お金」は存在しなかったのです。

5 REASONS BITCOIN IS FUNDAMENTALLY STRONGER THAN EVER

ALLEN SCOTT · MARCH 15, 2018

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧