CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ヘッジファンド:例えBTCが失墜しても有望なアルトコインで私達は成功する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ヘッジファンドの先行き
最近の仮想通貨の値下がりから、ヘッジファンドの先行きが危惧されています。しかし、仮想通貨ヘッジファンドPantera CapitalのCEOを務めるDan Morehead氏は楽観的な姿勢を見せています。
ドットコムバブルの前例
ドットコムバブルでは、失墜していった企業も多々あったものの、アマゾン社のように圧倒的な成長を遂げた企業も存在しています。よって、現時点のICOポートフォリオの中に圧倒的な成長通貨が存在していたら、例え、ビットコインが失墜しても関係ないとMorehead氏は主張しています。

ヘッジファンドの先行き

低迷を続ける仮想通貨ヘッジファンドPantera CapitalのCEO及び、最高投資責任者を務めるDan Morehead氏(以下、Morehead氏)は、先日、もしビットコインがドットコムバブル時代のPets.comのように失墜しても、ヘッジファンドは投資家達に利益を与えることが出来ると主張しました。

CNBCによると、Morehead氏はその理由として、仮想通貨が革新的であり、その存在が今後も続いていくことにあると述べ、現在は消滅してしまったPets.comを用いてその理由を説明しました。

もしあなたがIPOのポートフォリオを持っていたとしたら、その内の1つはPets.comで、また1つはAmazon.comだったかも知れません。よって、他の株式がどうなろうと、Amazon.comだけで莫大なリターンを叩き出せたのです。

Morehead氏の立ち位置は投資家への手紙の中でも変わりませんでした。

彼は、もしビットコインが2000年に破産したPets.com同様に失墜しても、まだ非常に良いリターンを得られる可能性について、「恐らくある」と言及しました。

PanteraのICOファンドを例に取ってみると、25種類のICOからなるそのファンドは、将来的に90%ものICOの価値がゼロになり、”ブロックチェーンが1桁台になったとしても”黒字であるでしょうと述べています。

2017年では、PanteraのICOファンドの価値は、手紙が送られてくるごとに25%程ずつ減少していましたが、それでも作成された当初の200%以上の価値になっているのです。

ヘッジファンドの長期ICOファンドでは5.9%の上昇、デジタル資産ファンドでは16.8%の下落となっており、同社のビットコインファンドも2018年だけで26.9%も下落しているものの、開始からは16000%の上昇を記録しています。

Morehead氏は、ビットコインは”金融の奇跡”だと語りました。

そして、彼は、手紙の中で、投資家達に各々のポートフォリオの1~2%程度をブロックチェーン技術に投資することを勧めています。その理由を以下のように述べました。

私は、ブロックチェーンが再び20000%もの上昇をするかどうかは分かりません。

しかし、私が見た中で確率加重の総計が期待値を上回る最も非対称なトレードだということを考慮すると、その可能性は決して低くないことが分かります。

Morehead氏はさらに、ICOが”1990年代のIPOブームと類似している”と同時により巨大であると予想しており、非常に強気な姿勢を示しています。

しかし、アメリカの証券取引委員会(SEC)によって”複数の”証人尋問が行われたことからも、ICOに対し大きな圧力がかかっていることも否定できません。

アマゾンの事例

Morehead氏は、アマゾン社CEOのJeff Bezos氏(以下、Bezos氏)の戦略についても言及しました。

アマゾンは、Pets.comの大株主でした。最終的に企業自体は破産してしまいましたが、それでもBezos氏は”多大な富”を築きました。

これは、彼が”ビットコインと同様にインターネットがいかに破壊的であるかを理解していた”からこそです。

Bezos氏の投資戦略は、1つ以上のドットコム企業に投資し、圧倒的勝者の出現を待っていたことだとMorehead氏は補足しました。

アマゾン社の株式はPets.comが破産してから4000%もの上昇を記録し、Bezos氏は$1300億(約13兆円)を所有する世界でも有数の大富豪となりました。

CNNによると、アマゾン社の子会社は、2017年にイーサリアムを始めとする仮想通貨関連のドメイン名を取得しているようです。

Cryptocurrency Hedge Fund: We’ll Succeed, Even if Bitcoin Ends Up Defunct

Mar 18, 2018 by Francisco Memoria

参考記事はこちらから

※注意

当記事は仮想通貨ヘッジファンドPantera CapitalのDan Morehead氏の発言を中心に取り挙げた記事であり、ICOに投資することを促す記事ではございません。

ICO通貨に投資する際はしっかりと情報収拾した上で、ご自身の判断で行うことをお勧めいたします。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧