CoinPostで今最も読まれています

マイニングプールAntpool:BCH手数料の一部をバーン・希少性高まり価格が高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AntpoolによるBCHのバーンで価格高騰か
BITMAINの共同設立者であるジハン・ウー氏率いる、世界最大級のマイニングプール「Antpool」が、BCHの手数料の一部となる12%を「burn(バーン)」していることを公表。触発されたビットコインキャッシュ(BCH)が高騰を見せています。

※お詫びと訂正

ビットコインキャッシュ「報酬」を一部burnとしていましたが、正しくは「手数料」でした。

誤った情報を流布してしまったことを、深くお詫び申し上げます。

Antpoolがビットコインキャッシュをburn(バーン)開始

世界最大規模のマイニングプール「Antpool」が、獲得したビットコインキャッシュ(BCH)手数料の一部を「burn(バーン)」していることを公表しました。

Antpoolを運営するBitminは、マイニングプールで獲得した取引手数料の内の「12%」を自発的に焼却、全体流通量を意図的に減らすことで、ビットコインキャッシュ(BCH)の売り圧力を減らし、希少価値を高めています。

ビットコインキャッシュのブロックチェーンは、幅広く使用されている「パブリックブロックチェーン」への転換点にあり、革新的な例の一つにオンチェーンソーシャルネットワークの「memo.cash」などがあります。

ビットコインキャッシュは、2018年5月15日に「ハードフォーク」を控えていますが、再有効化されたOP_codesと拡張されたOP_RETURNのスペースを利用することで、より多くのアプリケーションが使用可能になるとされています。

また、ブロックサイズの上限値を32MBに拡大予定であることで、ネットワークの混雑がアプリの構築を妨げるリスクを減らす効果も期待できます。

CoinPostの関連記事

ビットコインキャッシュ:5月のハードフォークで32MBに拡張予定
5月15日に予定されている(※ブロック数で変動)ビットコインキャッシュのハードフォークでは、ブロックサイズが8MBから32MBへと拡大されます。これにより、BCHの拡張性が更に向上します。

仮想通貨経済におけるBCHは、「言論と結社(団体)の自由」を守ることも重視しています。

「Antpool」は、BCHがこのようなイノベーションの波を受けて、チェーン上の取引量が大幅に増加すると想定しており、その対策を検討しています。

BCHのブロックチェーン上にさまざまなアプリが導入されることを支持、誘致する必要があるからです。

その際に、BCHコミュニティが起業家精神を受け入れ、BCH以外のトークンであったとしても、手数料を支払う取引は顧客として扱うべきだと考えています。

BCHの活発な取引は、エコシステムには欠かせない要素でありますが、BCHのホルダーがいることも「強い経済」を維持するための基本要件であり、大切なことです。

なぜなら、保有者がいなければ、BCHの流動性は大幅に悪化してしまいかねないからです。

BCHのエコシステムの継続的な成長があってこそ利益を得られるということを肝に命じておかなければなりません。

エコシステム成長のために

マイニングで獲得した取引手数料は、BCHエコシステムにおける「重要な成長指標」であり、一部のコストがバーンによって焼失・無効化されることで、実質的にBCHネットワーク全体の利益を押し上げることに繋がると考えられています。

BCHコミュニティにおける継続的な支援は、BCHエコシステムの成長促進のために欠かせない要素です。

しかし、AntpoolはBCHの”マキシマリズムの価値観”については懸念も見せています。

一つの仮想通貨だけが突出して繁栄した場合、他の通貨やトークンの存在を否定しかねないためです。

オンチェーン取引におけるブレイクスルーを果たす前に、BCHコミュニティは、ブロックチェーン上にさまざまなアプリケーショントークンが開発・導入される展開を歓迎しています。

現時点で、AntPoolはビットコインキャッシュにおけるブロック全体の約7.3%を占めておりますが、これは過去24時間にマイニングされたブロックの10%以上に相当します。

Antpoolは、他のマイニング業者にも、手数料の一部(12%)を無効化するよう求めています。

Bitmain Will ‘Burn’ 12% of Bitcoin Cash Txn Fee, Calls on Other Miners to Follow

APRIL 20, 2018 by Josiah Wilmoth

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧