CoinPostで今最も読まれています

米GS:デジタルアセット部門のトップに大物雇用で仮想通貨デスクの期待が再燃

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゴールドマンサックスと仮想通貨市場
世界最大手の金融機関「ゴールドマン・サックス」が、デジタルアセット戦略の一貫としてクオンツファンドのSVPを務めたJustin氏をNY証券部門トップに起用したことを受け、仮想通貨資産のトレーディングデスク思惑が再燃しています。
公式見解では否定
これを受けて、ゴールドマンサックスが仮想通貨資産の「OTCトレーディングデスク」を実装するという噂が再燃していますが、同社CEOは一貫して否定しています。

ゴールドマンサックスと仮想通貨

ゴールドマンサックスが、自社の「デジタル・アセット戦略」の発展のため、証券取引のベテランを雇用したことが判明しました。

同社は、仮想通貨資産中心のOTCトレーディングデスクの実装について、一貫して否定し続けています

ビジネスニュースアウトレット「Tearsheet」によると、ゴールドマンサックスは先週「Justin Schmidt」氏を雇用しました。

定量分析を基本として運用を行なう「クオンツファンド」の「セブン・エイト・キャピタル」でシニア・バイスプレジデント(SVP)などの経歴を持つ「Schmidt」氏が、ゴールドマンサックスのニューヨーク証券部門におけるバイスプレジデント(VP)に就任し、デジタル・アセット市場を担当することになりました。

このニュースが報じられて、ゴールドマンサックスの「仮想通貨における法人用OTCトレーディングデスク」を実装するかどうかについての討論が再燃しています。

しかし、ゴールドマンサックスは「仮想通貨のトレーディングデスク」開設に関しては、現時点では否定しています。

Tearsheetは、ゴールドマンサックスの広報担当「Tiffany Galvin」氏の発言内容を引用しました。

「あらゆるデジタルプロダクトに対する顧客の関心に応えるべく、慎重に調査を進めているところだ。現時点では、デジタルアセットの提供範囲や規模などの結論には至っていない」

これらの噂は、昨年末にBloombergが報じた、ゴールドマンサックスが2018年6月までに「仮想通貨トレーディングデスク」を実装するというニュースをきっかけに広まり始めました。

この件について、ゴールドマンサックスCEO「Lloyd Blankfein」氏は、繰り返し否定してきましたが、その可能性については含みを持たせています。

ビジネスインサイダーの情報によれば、Schmidt氏が「会社内で(仮想通貨を含む)取引をすることはない。」としていますが、トレーディングデスクの調査は進めるとされています。

ゴールドマンサックスは、フィンテックスタートアップ「Circle」の優先株式持分を一部保有しているため、すでに仮想通貨トレーディングデスクを間接的に所有していることになります。

Circleは、月に20億ドル(約2100億円)以上の取引を処理する「OTCトレーディングデスク」を含む、さまざまな仮想通貨プロダクトを実装してきました。

CircleのCEO「Jeremy Allaire」氏によると、同社のトレーディングデスクは単体で1億ドル(約110億円)を超える取引を処理しており、最近「オーダーサイズの最小額を倍増させた。」と述べています。

また先週には、イギリス・ロンドンに拠点を置く大手投資銀行「バークレイズ」が、法人サービスに「仮想通貨トレーディングデスク」の追加を検討していることを認めています。

Goldman Sachs Hires Crypto Trader to Head Digital Assets Division [But Still Denies it’s Launching Trading Desk]

April 23, 2018 by Josiah Wilmoth

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧