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BTCテクニカルアナリスト:ビットコイン下落相場の底は約62万円と分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC価格の底は?
BTC テクニカルアナリスト ウィリー・ウー氏は、複数の分析を元に、BTCは6000ドル(約65万円)を切る可能性が高く、しばらくは5500~5700ドル(およそ60万円~62万円)の間を彷徨うと指摘しました。
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さまざまな指標を用いてチャートの値動きを分析することでトレンドを判定、投資判断に活かす分析方法。 関連:ファンダメンタルズ

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仮想通貨市場は、5月に入り再度弱気相場が続き、ビットコインの価格は昨日bitFlyerで80万円まで価格を落としています。

BTC/JPYがbitFlyerにて80万円となったのは昨日5月27日の9時15分で、5月の最高値5月5日の108万3000円(1万ドル付近)から22日で35%近い下落と、時価総額が一番大きなビットコインですら大きな価格変動を記録しました。

出典:TradingView

BTCが当時のサポートレベルであった1万ドルを越えられず、多くのトークンはBTCとETHの価格変動に釣られ、しかもBTCより激しく下落することも多く見られました。

しかし一概に悪いニュースだけが続いているわけではありません。

日本では5月23日にマネーフォワード(3994)とドリコム(3793)が、24日には、やまねメディカル(2144)とアドウェイズ(2489)、エイベックス(7860)と国内上場企業5社が仮想通貨市場参入を表明するなど、いいニュースも相次いでいます。

この様な状況なだけに、ポジティブなニュースが市場価格に反映されない売りが強くでるベア相場な状況の終わりが待ち望まれています。

ビットコインの底をアナリストが予想

BTC テクニカルアナリスト ウィリー・ウー氏はBTCは6000ドル(約65万円)を切る可能性が高く、しばらくは5500~5700ドル(およそ60万円~62万円)の間を彷徨うと指摘しました。

またこの内容を紹介した仮想通貨ニュースサイトCCNでも、6500ドル(約71万円)が重要なラインであり、短期的では、BTCは恐らく7000ドル(約76万円)を切り、6500ドル(約71万円)をレジスタンスレベルとし、そしてこのレベルより低く落とした場合、BTCは5000~6000ドル(およそ54万円~65万円)という更なる低値に陥ってしまうと分析しています。

Woo氏は自身のツイッターに以下四つの理由が独自の主張を裏付けると掲げています。

①取引に対するネットワーク値(Network Value to Transaction)の高いシグナル

NVTは「NVT=ネットワーク値 / 毎日の取引量」で表されます。

ネットワーク値とは、流通するすべての仮想通貨の市場価値です。

また、NVTシグナルとは、その割られた結果を移動平均で平滑化した比率のことです。

「NVTのシグナルは未だ高い。

現価格を裏付けるためブロックチェーンでの取引量がより多く必要であり、取引量が低い形で推移すれば、その差を補うように更なる下落を見せるだろう。

しかし、ベア市場では取引量は引き上げ難い」

②高い変動性(ボラティリティ)

「変動性は未だ非常に高い。

この状況に終止符を打つための、次の積立期間に進ませる変動率の持続的な低下を模索している状況にある。

しかし、現状ではしばらくの間は下落は続くだろう」

③非常に高い標準NVT

「更に標準NVT値が過度に高いことに検証された。落とせるまで時間がかかるだろう」

④$6800以下では取引量に大きな減少が見られる

NVTシグナルはWoo氏が開発した取引インジケーターであり、移動平均だけを取引量に用いることで、より対応が柔軟に効くチャートにできるといいます。

Woo氏は、これらの理由からBTCが5000ドル(約54万円)を下回るようなことは起きにくいが、7000ドル(約76万円)あたりを維持するのも難しいと考え、結果6000ドル(約65万円)まで下落すると考えられるようです。

しかし、2017年末から激しい下落が続いてきたため、Woo氏は2014年のような価格調整は2018年とはならず、大きな二段底となる下落は防げると強調し、以下のようにまとめました。

「私の見解では、ゆっくりと6800ドル(約74万円)まで下落したのち、更に5700ドル(約62万円)に落ちたらそこで止まってしまうはずだ。

これらすべては、BTC価格の推移を算出する取引量のプロファイルとファンダメンタルなデータを下にした根拠ある推測だ」

2017年や過去数年に比べ、2018年における取引量と市場構造がかなり異なり、Woo氏や他のアナリストも、次なる価格上昇までの需要時間は比較的に縮まり、恐らく第三四半期ではないかと考えています。

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