CoinPostで今最も読まれています

下落時に買い増す新たなクジラが出現か|世界第6位のBTC保有量

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新しい巨鯨が観測される
5月30日時点で、93,947BTC(約800億円)を所有するビットコインアドレスが出現。3月下旬の下落相場から断続的な買い増しを行なっており、保有者の正体、及び目的に関して、さまざまな憶測が飛び交っている。
クジラとは
経済用語のスラングであり、市場に大きな影響を与えるほどの”巨額マネー”を動かす機関投資家のことを指す。日本の株式市場では、150兆円規模の運用資産額を有する「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」を始め、3共済、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険などが、クジラと呼称されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

世界第6位のBTC保有アドレス

中国のブロックチェーンメディア「BABI Finance」は、5月30日時点で、ビットコインアドレス【1KAt6STtisWMMVo5XGdos9P7DBNNsFfjx7】が、93,947BTC(約800億円)を所有し、世界有数の仮想通貨取引所(Bitfinex、Binance、Bittrex、Huobi、Bitstamp)に続く、世界第6位のBTC保有アドレスとなっていることを報じました。

出典:bitinfocharts

BABI Financeによると、大量のビットコインは、仮想通貨市場が急落していた時期となる2018年3月25日から着々と集められており、そのうちの15,234BTCは、仮想通貨取引所Huobiから、3,427BTCは仮想通貨取引所HaoBTCから、7,800BTCは複数の小規模アドレスから調達したとされます。

また、その他の67,485BTCは、大口の投資家を対象とした大量販売を行う組織のものとされる14個のビットコインアドレスから送金されているようです。

6月4日時点で、8,000BTCが売却されたことから残高は85,947BTCとなっていますが、それでもその時価総額は、6.57億(約717億円)に到達しています。

飛び交う憶測

このビットコインアドレス保有者に関しては、様々な憶測が飛び交っており、情報源のBABI Financeでは、以下のように記述されました。

このアカウントを所有する人物の正体は不明だが、”匿名性”はビットコインネットワークの魅力の一つであると言える。

金融市場の概念からすれば、このアドレスを保有するのは、長期投資を行う金融機関ではないかと予測している。

BABI Fiananceの記述によれば、仮想通貨市場で大口顧客対象の販売を行う関係者が、「BTCを購入したのは、ドバイの大手エージェントである」としているようですが、そのエージェントを使用した顧客が誰であるのかは判明していません。

また、使用された仮想通貨取引所がどちらも中国系の取引所であることから、「中国における新たなクジラの誕生である」との臆測も流れましたが、やはり証拠不十分であると言えるでしょう。

そのほかの憶測では、「どこかの仮想通貨取引所がコールド・ウォレットを開設したのではないか」する声も上がってきていますが、BTCがHuobiおよび、HaoBTCという2つの仮想通貨取引所から送金されていることから、その可能性は低いとされています。

このビットコインアドレスを所持する個人、あるいは組織が仮想通貨取引所でなかった場合、取引所以外でBTCを所有する最大級のアドレスとなるため、どのような目的があるのか注目されます。

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場と3頭の「クジラ」|巨大金融機関参入の機運高まる
先日、世界3大投資家のジョージ・ソロス氏や、世界的財閥であるロックフェラーやロスチャイルドが仮想通貨市場に参入する可能性が報道されました。彼らの経歴と、世界的投資家や財閥が仮想通貨業界に参入する可能性について考察します。
仮想通貨市場の『クジラ』が数千億円規模のビットコインを買い注文か
米サンフランシスコにある通称:クリプトキャッスルの住人「Gardner」氏は、OTC取引におけるビットコインのブロックにて、数十億ドル(数千億円)規模にも及ぶ巨額の取引ブロックを発見。そのことをTwitterで報告したことで、ブル相場のキッカケとなった可能性があります。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧