ソフトフォークとハードフォーク問題/両者の意味と違いを解説

ソフトフォークとハードフォークの違い
大きな違いとして仮想通貨が分裂するか(ハードフォーク)しないか(ソフトフォーク)が分かりやすいです。
ソフトフォークとハードフォークの実例
ビットコインで問題となっている点の対策案についても簡単に紹介します。
実際に実行された通貨の紹介
ソフトフォークはビットコイン、ハードフォークはイーサリアムが過去に実行済みです。
目次
  1. ソフトフォークとハードフォークの違い
  2. ソフトフォークとは?
  3. ソフトフォークを実行した通貨
  4. ハードフォークとは?
  5. ハードフォークを実行した通貨
  6. まとめ
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ソフトフォークとハードフォークの違い

ビットコイン等の仮想通貨にはそれぞれルールが設定されています。ソフトフォークとハードフォークはこのルールを変更する際に使われる単語です。

両者の違いを簡単に表すと

ソフトフォーク→仮想通貨そのものの仕様変更

ハードフォーク→ブロックチェーン自体の仕様変更

と言い表すことが出来ます。

この用語が頻繁に出て来る話題として、例えば、ビットコインにはスケーラビリティ問題というものがあります。

ブロック容量がギリギリまで使用され、データ処理が遅れてしまい、そのために着金などが昔に比べて遅れています。

ブロック容量が小さい(1 MB)事によりこういった現象が起きてしまっていますが、これの解決案が、ブロックに入れる取引データの縮小(Segwit)、ブロック容量の拡大の2つです。

取引データの縮小(Segwit)はソフトフォーク、ブロック容量の拡大はハードフォークです。

これだけでは足りない、という方向けにこの記事ではもう少し深く掘り下げていきます。

ソフトフォークとは?

上記したように、ソフトフォークは仮想通貨そのものの仕様を変更するといったものです。

厳密に言えばブロックチェーンの分岐自体は行われます。しかしすぐに収束するために仮想通貨の永続的な分裂が起こらないとされているのです。

仮に分岐したそれぞれをA(旧ルール)、B(新ルール)とします。分岐したと言っても互換性はあります。よって過半数のマイナー達がB(新ルール)の方を支持するのであれば、ブロックチェーンはB(新ルール)に収束します。逆にA(旧ルール)が過半数の支持を集めてしまったとしても、分裂する訳ではなくA(旧ルール)に収束します。

つまり、どちらの結果に転んでもブロックチェーンは永続的には分裂しません。

ソフトフォークの代表例としてSegwitが挙げられますので、どういった仕様変更なのかを簡単に紹介します。

赤□→ブロック
青◯→取引データ

Segwitではこのようにブロック容量を変えず、ブロックに入る取引データを縮小して問題の解決を図ろうとしています。

ソフトフォークを実行した通貨

デジバイト(DigiByte)、モナコイン(MONAcoin)、ライトコイン(Litecoin)がソフトフォークによりSegwitを導入しています。

モナコイン(MONAcoin)とは?
ライトコイン(Litecoin)とは?

ビットコイン(Bitcoin)もSegwit導入が8月中に予定されています。

それ以外では、ビットコインはSegwitより前にソフトフォークによりPay to script hash(P2SH)というスクリプト(プログラム)を導入しています。当時は賛否両論でしたが、現在では当たり前の物となっています。

技術的な話を省くと、P2SHを採用することで高セキュリティのウォレットを構築出来るようになりました。

ハードフォークとは?

ハードフォークは、ソフトフォークと違いブロックチェーン自体の仕様変更となり、ブロックチェーンが永続的に分岐します。

ソフトフォークと同じように分岐したそれぞれをA(旧ルール)、B(新ルール)とします。A(旧ルール)もB(新ルール)も、ソフトフォークとは違い将来的に合流することはありません。永続的な分裂と言えるでしょう。

よってハードフォークは反感を得やすいです。

反対されやすいハードフォークではなく、全てソフトフォークで機能追加する方が良いとも思えますが、そう単純な話ではありません。

追加する機能によっては仮想通貨が分裂すると分かっていてもハードフォークせざるを得ない場合があるからです。

例として、ビットコインの問題点を解決する案の1つである、ブロック容量拡大があります。

先程は例としてSegwitを紹介しましたので、今回はブロック容量拡大について簡単に述べます。

赤□→ブロック
青◯→取引データ

このように、ブロック自体を大きくすることで取引データを多く入れることが出来るようにするのが、このハードフォークの狙いです。

ハードフォークを実行した通貨

THE DAO事件によって分裂したイーサリアムがハードフォーク例の一つです。

これによりイーサリアムクラシックが誕生したことは広く知られています。

イーサリアム(Ethereum)とは?
イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)とは?

まだ実行されてはいませんが、ビットコインもブロック容量拡大(1MB→2MB)のハードフォークが予定されています。

まとめ

ビットコイン分裂問題等の情報を調べると、ソフトフォークとハードフォークという単語がよく登場します。

この2つの単語を理解しているだけで様々な記事の内容が頭に入りやすくなります。

ソフトフォークとハードフォークは仮想通貨の価格変動にも大きく影響しますので、投資している仮想通貨のニュースで情報が出てきた場合は価格変動に注意する必要があります。