CoinPostで今最も読まれています

米NY金融サービス局がBCH・ETH・LTC・XLMを許可登録|itBitが取引開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米仮想通貨取引所「itBit」に4通貨が上場
アメリカの仮想通貨取引所「itBit」は14日、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受け、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)の取り扱いを新たに開始することを発表した。
ステラ(XLM)とは

リップルと同じように、国境を超えた送金や決済を可能にすることを目指している通貨。

世界中の金融アクセスとリテラシーを拡大することを目的として、マウントゴックスの創設者ジェド・マケーレブ氏が中心となって開発した。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

itBitが新規仮想通貨取引開始

アメリカの仮想通貨取引所「itBit」は6月14日、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受け、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)の取り扱いを開始することを発表しました。

同取引所は2013年に設立され、2015年5月にアメリカで初めて認可されたビットコイン取引所となり、2018年6月時点で、取引量世界第32位、アメリカで第2位の取引所となっています。

今回の発表によって「itBit」は、ビットコインだけでなく、BCH、ETH、LTC、XLMにおける保管サービス、エスクロー(商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する第三者預託)取引、相対取引(OTC取引)、そして取引プラットフォームでの一般取引を提供することが可能になりました。

プレスリリースによると、取引プラットフォーム上での一般取引以外は、すぐに開始することができると記述されています。

今回追加された4つの仮想通貨は、全てが時価総額10位以内に入っている人気通貨であり、活発的に取引が行われていることからも、仮想通貨取引所itBitにおける取引量は、飛躍的に増加すると考えられています。

同社CEOのChad Cascarilla氏も、新仮想通貨追加までの道のりを以下のように表現しました。

今回のNYDFSによる認可は、itBitが仮想資産投資家のために、幅広いプラットフォームを構築する布石となった。

エコシステムのさらなる発展に注力してきた結果、DFSの認可によってより多くの仮想資産の取引、保管サービスを提供することが可能になった。

プラットフォームを構築する上で、規制局の監督およびセキュリティは、最優先事項だった。今回、新サービスを提供できることを非常に嬉しく思う。

NYDFSに認可された仮想通貨関連企業

米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)に認可されている取引所、及び仮想通貨の関連企業は、以下の通りです。

  • Paxos Trust Company(itBitの親会社)
  • Genesis Global Trading
  • BitFlyer USA
  • Coinbase Inc
  • XRP II
  • Circle Internet Financial
  • Gemini Trust Company
  • Xapo

国や行政に認可される重要性

2017年から仮想通貨市場は急上昇を遂げ、メインストリームへの進出も着実に進んでおり、多くの人々が注目する市場の一つとなりました。

しかし、急激な伸びに対して市場の整備が追いついておらず、2018年に入ってからも、複数の仮想通貨取引所がハッキング被害に遭うなど、金融セキュリティ基準の甘さや管理体制の不備が明るみになっています。

2018年1月には、日本で最大手の仮想通貨取引所コインチェックが、ハッキングを受けて5.2億XEM(時価総額580億円相当)の不正流出したことで、日本中を騒然とさせるなど大きなニュースになりました。

さらに2月には、イタリアの仮想通貨取引所BitGrailが200億円相当のハッキング被害に、今月6月には、韓国の仮想通貨取引所Coinrailが45億円相当の被害に遭いました。

このように、立て続けに巨額のハッキング被害が発生したことで仮想通貨に対する信用不安が高まっている現状があり、「厳しい審査基準」をクリアして国や行政の認可を受けた取引所は、より安全性(信頼性)が高く、利用者にも重宝されると言えるでしょう。このように適切な規制強化が進むことで、市場の健全化に繋がっていくと考えられています。

CoinPostの関連記事

仮想通貨ステラルーメン(XLM)とは?|大手企業や政府と提携した背景も解説
仮想通貨 Stellar(ステラ)とは、リップルをベースに置き、国境を超えた決済を個人間で行えることを目的とした通貨です。個人向けであることから価格の変動を抑えるために通貨を毎年1%ずつ追加発行し、ステラが市場に多く出回るような仕組みとなっています。
取引所ハッキング事件多発:仮想通貨取引所の国境を超えた団結の必要性も
仮想通貨取引所がハッキングにより被害が出て、信頼性が欠如すると、業界へ多大なマイナス影響が発生します。取引所間の協力やハッカーに対する攻めの施策を打ち出すことが重要になってくるのではないでしょうか。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧