分散型取引所Bancorハッキング被害:総額20億円相当のトークン盗難

                                
ハッキングによるセキュリティ侵害
世界有数の分散型仮想通貨取引所バンコールは公式ツイッターでセキュリティー侵害を受けたことを明かした。ユーザーウォレットへの被害は無かったようだが、調査のため、一時同取引所のサービス機能のメンテナンスを行う。
バンコール(BNT)とは
流動性のリスクを抑えるため、バンコールプロトコルという技術により自動的に価格を決定する機能を持った通貨。 買い手と売り手の価格設定に左右されず一定の取引の流動性を確保できるため、このプラットフォーム上で発行されるトークンは比較的扱いやすいという特徴もある。 一方で、トークンの発行にはERC20トークンを裏付けておく必要があり、汎用性の低さが課題となっている。

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バンコールの対応

世界有数の分散型仮想通貨取引所バンコールは、日本時間7月9日午前10時56分に公式ツイッターで、セキュリティー侵害を受けたことを明かしました。

ツイッターによると、ユーザーウォレットへの被害は無かったようです。

また調査のため、一時同取引所のサービス機能の緊急メンテナンスを行うとのことです。

被害額について

上記のツイートに引き続き、日本時間7月9日午後8時35分にて、被害金額について以下のツイートしました。

現在、判明している詳細として、以下のようになります。

  • ① スマートコントラクトをアップグレードするためのウォレットがハッキングされ、BNTトークンのコントラクトを通してETH(イーサ)が引き下ろされた
  • ② 24,984 ETH(1250万ドル相当、約13億7500万円)
  • ③ 229,356,645 NPXS(100万ドル相当、約1億1000万円)
  • ④ 3,200,000 BNT(1000万ドル相当、約11億円)

現在は、バンコール内部プロトコルの安全トリガーが発動し、盗まれたBNTトークンは凍結されています。

しかし、ETHとNPXSは凍結できず、現在他の取引所と提携し「盗難されたトークン」を追跡しようとしています。また、チェコに本社を置く取引所ChangellyのCEOによれば、盗難された一部はすでに取引されたそうです。

先日、イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は中央集権的取引所の存在意義を強く否定し、分散型のほうが透明性が高いと見方となっていますが、この事件のように、分散型取引所にも重いセキュリティー課題がのしかかっていると言えるでしょう。

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