CoinPostで今最も読まれています

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作成、使い方について解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ERC20トークンのICOに参加したトークンの受け取り可能
イーサリアムだけでなく、イーサリアムプラットフォームで作られたERC20トークンに対応しており、ICOに参加したトークンもウォレットに保存することができます。
イーサリアム公式のウォレット
イーサリアムの公式で発表しているウォレットのため、信頼できる上に紙媒体でも簡単に保存できるため、利用しやすいウォレットです。
目次
  1. ウォレットの作成方法
  2. ログイン方法
  3. 画面の見方について
  4. コインの送金方法
  5. まとめ

ウォレットの作成方法

マイイーサウォレットのトップページから作成します。 公式ページはこちら

画面の右上から言語を「日本語」選択します。

次にパスワードを作成します。大文字小文字の英数字で、予測されにくい9文字以上で設定して下さい。(よりセキュリティを高めたい方は15文字以上で設定して下さい。)

パスワードは必ず紙などに記入し、金庫など自分しか開けられない場所に保管して下さい。

パスワードを設定したら「お財布の作成」をクリックします。

次に「秘密鍵のファイル」をダウンロードします。

このファイルは「My Ether Wallet」を開く際に必要になるので、絶対に紛失しないよう明確な場所に保存して下さい。

また、水色の点線の中には英語で注意喚起が記載されています。
  • もし秘密鍵をなくした場合、再発行できないので紛失しないで下さい。
  • 秘密鍵は共有しないで下さい。誤って悪質なフィッシングサイトにファイルが流失したら、あなたの資産が盗まれてしまいます。
  • バックアップは備えておきましょう。将来的に何百万ドルの価値がある秘密鍵になるかもしれないからです。

これを承諾できたらファイルをダウンロードし、「続けます。」をクリックして進みます。

次に「秘密鍵コード」を安全なところへ保管します。この秘密鍵のみでログインすることが可能になります。

要するにこれを盗まれると、ウォレットの資産が盗まれることと同義なので、必ず安全な場所へ保存して下さい。

またプリンターがある場合、必ず紙に保存して下さい。紙で保存すれば、ネットを通じてハッキングされることもなくなるので、より安全に管理できます。

これがペーパーウォレットです。紙にプリントしたら金庫など安全な場所へ保管して下さい。

これでウォレットの作成は完了です。次にログイン方法について説明します。

ログイン方法

マイイーサウォレットのログイン方法を紹介します。

秘密鍵のファイル&パスワードで開ける場合

keystoreファイル(UTC/JSON)を選択します。

お財布ファイルを選択して、先ほどダウンロードした秘密鍵ファイルを選択します。

点線で囲っている部分に最初に設定したパスワードを入力して下さい。

最後にアンロックを選択すればログイン完了です。

秘密鍵のコードで開ける場合

秘密鍵を選択します。

点線の中に保存してある秘密鍵を入力またはペーストします。

アンロックを選択すればログイン完了です。

MEW以外のウォレットをマイイーサに抽出する場合

このウォレットでは一部の別のウォレット(JAXXなど)の情報でログインすることができます。

この方法を覚えておくと、JAXXなどのウォレットがうまく作動しなかったり、不具合が出た場合、マイイーサなどに抽出してトークンを取り出すことができます。

まず”Mnemonic Phrase”を選択します。

“Mnemonic Phrase”とは他のウォレットのバックアップフレーズのことをいいます。

枠線の中に他のウォレットの”Mnemonic Phrase”を入力すると、マイイーサウォレットに他のウォレット情報でログインすることができます。

これにより、間違ってウォレットに対応していないトークンを受け取ったとしても、マイイーサウォレットでログインすれば、対応していなかったトークンを抽出することも可能です。(マイイーサウォレットに対応しているトークンに限ります。)

Google拡張からログインする

Google Chromeの拡張機能を登録すると秘密鍵やファイルを毎回入力しなくてもログインすることができます。

https://chrome.google.com/webstore/search/myetherwallet?hl=jaのURLからCromeウェブストアを開き、「CHROMEに追加」を選択します。

追加したウォレットのアイコンをクリックすると下の図が出てくるので「お財布の追加」をクリックします。

まずは先程のログインと同じ手順でアンロックをします。

アンロックをした後、ウォレットの名前を入力し、「お財布追加」をクリックします。

アイコンをクリックすると、さきほど追加したウォレットが出てきます。これで登録は完了です。

この方法を用いれば、秘密鍵やファイルを入力せずにログインすることが可能です。

トークンを送出したい場合は、パスワードを入力するだけで取引することが可能になります。また、先程のJAXXなどの他のウォレット情報もこの方法でログインすることができます。

画面の見方について

こちらがログイン時のトップページになります。この画面では自分の「ウォレットのアドレス」「イーサリアム保有数(アカウント残高)」「仮想通貨の保有数(トークン残高)」を確認することができます。

ちなみにトークン残高はウォレットに入っているイーサリアム以外の通貨の残高になります。

トークン残高については”Show All Tokens”をクリックするとマイイーサウォレットで扱える仮想通貨の一覧を見ることができます。

ICOなどで特別なトークンを受け取る場合は「カスタムトークンを追加」をクリックし、受け取りたいトークンを選択することができます。

Show All Tokens

マイイーサウォレットの”Show All Tokens”を選択すると取扱通貨一覧が出てきます。

このようにイーサリアム以外の多くのトークンをこのウォレット一つで管理することができます。

カスタムトークンを追加

特別なトークンを追加する場合、「カスタムトークンを追加」で設定します。

カスタムトークンを追加をクリックします。

追加したいトークンアドレス、シンボル、桁数を入力し、「保存する」をクリックすれば完了です。

トークンアドレス、シンボル、桁数はICOが公式で指定されたものを入力して下さい。それぞれの公式ホームページなどに記載されています。

コインの送金方法

メニューバーからトークンの送出を選択し、その後ログインを行います。

ログイン後に「宛先アドレス」「送出するイーサリアムの量」「ガスリミット」を入力し、「トランザクションを生成」を選択します。

ガスリミットとは、イーサリアムの送金スピードのことであり、通常は21000となっています。ただ、ICOなどでガスリミットの数量が指定されている場合は、その数量を入力します。

速く送金したい場合にICOではガスリミットを通常よりも大きい数値で指定されていることがあります。

「トランザクションを生成」をクリックした後に、「トランザクションの送出」をクリックして送金を行います。これで取引が承認されれば送金は完了です。

まとめ

マイイーサウォレットについて紹介してきましたが、イーサリアムだけでなく、多くのトークンに対応している点やペーパーウォレットとして保存できる点がこのウォレットの特徴だといえます。

また、一部の他のウォレットでもログインすることもできるので、非常に使い勝手の良いウォレットです。

ダウンロードはこちらから

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧