CoinPostで今最も読まれています

金融庁が新たに仮想通貨交換業者を4社登録/コインチェックはいつになるのか?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が仮想通貨交換業者を追加で4社登録した
今回の4社はいずれもBTCのみの取り扱いだったため、新しくホワイトリスト入りした通貨は誕生しませんでした。また、追加登録された取引所の中には国内大手取引所のコインチェック(coincheck)の名前がありませんでした。申請後の2ヶ月間経過後もサービス提供が可能となる根拠を解説します。

12月1日、金融庁が新たに仮想通貨交換業者を4社登録しました。

登録されたのは、株式会社東京ビットコイン取引所、株式会社ビットアルゴ取引所東京、エフ・ティ・ティ株式会社、株式会社Xthetaです。

これにより、仮想通貨交換業者は9月29日の11社から15社へと増加しました。

また、今回は取り扱い通貨にBTCしかなかったため、新たにいわゆるホワイトリスト入りした通貨は誕生しませんでした。

※追記

また、12月26日に更に1社(株式会社BITOCEAN)が追加され、仮想通貨交換業者は16社へと増加しました。

今回も新たにホワイトリスト入りした通貨は誕生しませんでした。

大手取引所コインチェック(coincheck)の登録は?

今回の発表では大手取引所のコインチェック(coincheck)が登録されませんでした。

9月29日時点で、コインチェックは取引通貨を多く有しているために他の取引所よりも時間がかかっている、と発表していました。

また、申請が完了しているために10月1日を過ぎたとしても2ヶ月間は問題なく取引所を利用できる、とも述べていました。

しかし、既に12月1日になっているため、2ヶ月間を過ぎようとしています。

そのため混乱を生んでいる状況であり、それを改善するためにコインチェック(coincheck)は公式ホームページ上で発表を行いました。

それによると、該当機関との最終調整を行っている、とのことです。

また、やはりここでも2ヶ月の経過後もサービス提供は可能と述べています。

その根拠となる「仮想通貨交換業者に関する内閣府令」第36条を見てみましょう。

第三十六条金融庁長官は、法、令又はこの府令の規定による登録に関する申請がその事務所に到達してから二月以内に、当該申請に対する処分をするよう努めるものとする。

2 前項に規定する期間には、次に掲げる期間を含まないものとする。

一 当該申請を補正するために要する期間

二 当該申請をした者が当該申請の内容を変更するために要する期間

三 当該申請をした者が当該申請に係る審査に必要と認められる資料を追加するために要する期間

コインチェックの現在の審査待ち状態は、2ヶ月間という期間に含まないとされている

  1. 一 当該申請を補正するために要する期間
  2. 二 当該申請をした者が当該申請の内容を変更するために要する期間
  3. 三 当該申請をした者が当該申請に係る審査に必要と認められる資料を追加するために要する期間

のどれかによって、現在の2ヶ月間という期間を越えようとしているのだと思われます。

更に、9月29日時点で17社が継続審査中とされていたため、今回4社が登録されたとしても13社が審査待ちという状況になっています。

CoinPostでは今後続報があり次第、情報を発信します。

12月1日に追加された仮想通貨交換業者
取扱業者名 取扱仮想通貨
株式会社東京ビットコイン取引所 BTC(ビットコイン)
株式会社ビットアルゴ取引所東京 BTC(ビットコイン)
エフ・ティ・ティ株式会社 BTC(ビットコイン)
株式会社Xtheta BTC(ビットコイン)
9月29日に発表された仮想通貨交換業者登録一覧
取扱業者名 取扱仮想通貨
株式会社マネーパートナーズ BTC(ビットコイン)
QUOINE株式会社 BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 BCH(ビットコインキャッシュ)
株式会社bitFlyer BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 ETC(イーサリアムクラシック)、LTC(ライトコ イン)、BCH(ビットコインキャッシュ)
ビットバンク株式会社 BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、MONA(モ ナコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 BTC(ビットコイン)
GMOコイン株式会社 BTC(ビットコイン)
ビットトレード株式会社 BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、MONA(モ ナコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)
BTCボックス株式会社 BTC(ビットコイン)、BCC(ビットコインキャッ シュ)
株式会社ビットポイントジャパン BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、BCC(ビッ トコインキャッシュ)
株式会社フィスコ仮想通貨取引所 BTC(ビットコイン)、MONA(モナコイン)、 FSCC(フィスココイン)、NCXC(ネクスコイン)、 CICC(カイカコイン)、BCH(ビットコインキャッ シュ)
テックビューロ株式会社 BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、MONA(モナコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XCP(カウンターパーティー)、ZAIF(ザイフ)、BCY(ビットクリスタル)、SJCX(ストレージコインエックス)、PEPECASH(ぺぺキャッシュ)、FSCC(フィスココイン)、CICC(カイカコイン)、NCXC(ネクスコイン)、Zen(ゼン)、XEM(ネム)

仮想通貨交換業者登録一覧

金融庁 2017年12月1日

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。
10:50
分散型決済Slash Payment、エアドロップ第一弾の詳細発表
仮想通貨決済サービス「Slash Payments」は、独自トークンSVLエアドロップ第一弾の詳細を発表した.。SlashのNFT保有者などが対象となる。
08:15
Roninチェーンが初のWeb2ゲームIP導入、韓国の「Ragnarok」
「Ragnarok: Monster World」は、Ragnarokが出すWeb3戦略ゲームで、タワーディフェンスとモンスター収集の要素を組み合わせたこのゲームだ。プレイヤーは「Ragmons」を集めたり、PvPモードで戦ったり、ギルドを作ったりできる。
07:15
「4月末までにブラックロックのビットコインETFがGBTCを追い抜く可能性」アナリスト予想
仮想通貨ビットコインのETFについて、4月末までにはブラックロックのIBITがGBTCを追い抜くとブルームバーグのアナリストが予想。両ETFの差は確実に狭まってきている。
06:30
ワールドコイン、独自のレイヤー2「World Chain」発表
ワールドIDを持ち人間であることが確認されたユーザーは、ボットよりも優先的に仮想通貨のブロックスペースを利用でき、無料のガスも利用できる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧