はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨時価総額トップ100の内の72銘柄、最高値から50%超下落=ギャラクシー

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の下落率

暗号資産(仮想通貨)関連企業ギャラクシーのリサーチ部門「Galaxy Research」は6日、時価総額トップ100の仮想通貨の内72銘柄の価格が、過去最高値から50%以上下落していると報告した(ステーブルコイン除く)。

以下の画像が、Galaxy ResearchがXで公開したグラフで、各銘柄の下落率を示している。このグラフから、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRPBNB、ソラナ(SOL)などの13銘柄は50%以下の下落率に収まっていることがわかる。

出典:X

仮想通貨は誕生してから歴史が短いということもあり、もともと価格変動(ボラティリティ)が大きい資産とみなされてきた。

米国でビットコインの現物ETFが上場したり、企業の仮想通貨購入が増加したりして機関投資家が参入するなどして流動性が高まって価格変動は小さくなってきてはいるとの指摘もあるが、まだ仮想通貨の価格変動を警戒する声は多い。

72銘柄の過去最高値からの下落率が50%を超えているといっても、それぞれの下落の要因や幅は様々であり、今回のデータは冷静に捉える必要がある。

例えば、以下はCoinGeckoのビットコインのチャートだが、50%超下落することがあっても、長期的には上昇を継続してきた。現在の市況も、長期的に見れば一時的の可能性がある。

出典:CoinGecko

関連:仮想通貨「最後の1000倍成長チャンス」はプライバシー分野、ゼロ知識証明技術が実用化された今が転換点

今後の見通し

一方で、最近の仮想通貨相場は全体的に下落基調にある。例えば、本記事執筆時点のビットコインの価格は10万1.000ドル台で推移しており、10月につけた12万6,000ドル超の最高値から約20%下落した。

今後の見通しについては、銘柄の選別が進み、価格が上昇に転じる銘柄と下落幅を拡大する銘柄に明確に分かれる可能性があるとの見方が複数上がっている。

投資家は、プロジェクトとして本質的な価値があるか、投資マネーを呼び込む材料があるか、過大評価されてはいないか、大規模なアンロックを控えていないかなどをより冷静に見極める必要がある。

Xで59万のフォロワーを抱える仮想通貨トレーダーのEliZ氏は6日、過去に見られたようなアルトコイン全体の価格が上昇する相場は起こりえないとの見方を示した。その理由は、市場の構造が変わったからであると説明している。

変化の1つに挙げているのは、銘柄数が非常に増加したこと。数の増加に流動性が釣り合っていないと指摘した。

一方で、小規模の「アルトシーズン」は起こりうると述べている。価格が上昇する銘柄は少ないが、ナラティブ(物語)や明確な材料、出来高があるアルトコインは値を上げると分析している。

もう1つ変化として挙げているのは、機関投資家の参入が増えたこと。流動性があり、規制が明確で、ファンドやETFを組成しやすいビットコインとイーサリアムに投資マネーが集中する可能性があるため、その他のアルトコインは関心を集める必要があると主張した。

EliZ氏は、個人投資家や誇張した宣伝(ハイプ)だけでは市場を動かすことはもうできないと述べている。

また、仮想通貨銀行シグナムが今年7月にアルトコイン市場についての分析レポートを発表。現サイクルでアルトコインシーズンは到来が遅れており、さらに過去のサイクルよりもはるかに穏やかなものになる可能性が高いとの見解を示した。

関連:「アルトシーズンは過去より低調な可能性」シグナムの最新市場分析

関連:仮想通貨「最後の1000倍成長チャンス」はプライバシー分野、ゼロ知識証明技術が実用化された今が転換点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧