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Stellarネットワークは次世代ICOプラットフォームとなるのか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Stellar Lumens(XLM)とは
Stellar社は2014年にスタートし、時価総額約30億ドル(実質11位)に上るにも関わらず、近日Smartlands社のICOをするまでは注目を浴びませんでした。
Stellerの5つの優位性
イーサリアムに並ぶほど有望なICOプラットフォームを支える数々のアドバンテージがあり、それは低コスト、高速送金、カスタマイズ機能、分散型取引所、セキュリティやチームです。

もしあなたが近年、ICOに注目をしてきたなら、ある傾向に気づくでしょう。

それは“多くのトークンはイーサリアムネットワークで作成されている”という事です。

イーサリアムは異議の無いブロックチェーンコミュニティリーダーとして、急成長してそこから仮想通貨が生まれたのです。

スタートアップ企業がイーサリアムプラットフォームから離れようとしている今、Stellarプラットフォームは新星として注目を浴びようとしています。

Stellar決済ネットワーク

実はStellarは最近のネットワークではありません。

金融事業開発のためのオープンプラットフォームとして2014年に設立していました。

近年の仮想通貨ブームで注目を浴びることはありませんでしたが、Stellarは時価総額$30億(約3,378億円)を記録しています。

これはCoinMarketCapチャート11位に位置します。

先月Smartlands社が決済プラットフォーム上でトークン発行(ICO)をした事をきっかけに、Stellarは取り上げられました。

農業プラットフォームとして売り込むSmartlandsはStellarの取引プロトコルとリーチ力を絶賛しました。

ICOの収益はSmartlands社プラットフォームで販売するAsset Based Tokens(資産ベーストークン)の開発に充てられます。

Smartlands社がStellarでICOをしたことをきっかけに、市場参加者はICOのトレンドに続く企業が現れるのか注目しています。

Stellarネットワークは数々のユニークなアドバンテージを持つため、ICOを試みる企業にとっては理想のプラットフォームになるかもしれません。

StellarでICOをする理念

今年だけで市場全体のICOは総額$35億(約3,941億円)の利益を生みました。

多くはイーサリアムを使いトークン発行しましたが、Stellarネットワークも負けてはいないようです。

1:低コストかつ高速

Stellar社の一番の強みはイーサリアムや他社の仮想通貨が抱えている遅延問題を避ける能力です。

イーサリアムの価格が$500(約5万6千円)に到達しようとしている中、プラットフォーム上の取引コストは高昇し続けます。

一方Stellarはプログラムを実行するためのガスが必要ないため、取引手数料は非常に低いです(例:1セントー約1.1円にも及ばない)

またStellarネットワークの毎秒千取引処理できる能力は、トークン発行に最適の要素です。

2:カスタマイズ機能

上記のように、ICO市場には生産の不足がありません。

各プロジェクトはスケールや機能が様々なため、基盤インフラストラクチャーをカスタマイズできる機能は必須になります。

Stellarを利用するトークン発行者は口座、決済、トークン、スペシャルオファーなどのカスタマイズが可能になります。

3:分散型取引所

多くの仮想通貨が誕生する中、投資家は効率的な取引を可能にするプラットフォームを望んでいます。

リンジー・リン氏がStellar社ブログで述べたように、Stellarで作られたトークンはStellar分散型取引所にて売買が可能です。

StellarでICOを実行した企業は、トークン販売をするために第三者仮想通貨取引所を必要としません。

仮想通貨市場内の流動性が限度超えて上昇している今、この要素は魅力的な価値になります。

4:セキュリティ機能

Stellarシステムはイーサリアムとは異なる機能を提供します。

これはリスク削減をし、プログラムハックからシステムを守るためにわざと差別化をしたのです。

より厳重なセキュリティ機能として、トークン発行者は取引を証明するノードを選択できます

通常セキュリティ費用は高いですが、Stellar社はインフラストラクチャーを守るために合理的なアプローチを取りました。

5:チーム

Stellar社は既に二つの仮想通貨企業を立ち上げた、Stellar社共同開発者ジェッド・マケーロブ氏などの業界トップクラスのチームによって構成されます。

彼はかつて75%近くの世界のビットコイン取引を担った取引所MtGoxを開発した人物です。

Mt Gox後は、後にRippleと呼ばれるようになったプラットフォームを開発しました。

Stellar社のチームは従業員12人、役員4人、アドバイザー8人から成ります。

アドバイザーグループはまさにstellar(一流という意味)です。

なぜならそのグループにはY Combinator、AngelList、WordPress、Apache Softwareを開発した人物がいて、White Ops主任科学者もプロジェクトに参加しています。

もちろんこれらの要素はイーサリアムの能力をけなしている訳ではありません。

イーサリアムのスマートコントラクトアプリケーションはこれからもトークン発行には魅力的な要素になるでしょう。

ICO Ratingsのウェブページが示すように、イーサリアムが市場を先導する位置付けは変わりません。

しかしこれからStellarネットワークは要注目です。

これらのアドバンテージを踏まえて来年StellarネットワークでさらにICOが実行されても驚きはしません。

Can Stellar Become the Next Major ICO Platform?

December 7, 2017 by Sam Bourgi

参考記事はこちらから
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