米証券取引委員会(SEC)、ICO詐欺の疑いで米在住の男と企業を告訴

偽装した資料でICOを実施
米証券取引委員会(SEC)は、ニューヨーク在住の男1人と、その男が運営する企業2社を告訴した。被告がICOを実施する際、投資家に提示する情報を故意に偽装した疑いが持たれている。

SECがICO詐欺を告訴

米証券取引委員会(SEC)は、ニューヨークのブルクッリン在住のReginald Middleton氏と、同氏が運営する企業2社を告訴した。米国のリサーチ企業Hindenburg Researchが詳細を伝えている。

被告は2017年から2018年にかけて、未登録有価証券で詐欺とみられるイニシャルコインオファリング(ICO)を行なった疑いが持たれている。SECは裁判所に、被告の資産凍結を要求した。

今回問題となっているICOでは、およそ1480万ドル(約16億円)の資金調達に成功した。しかし、投資家に対する資料を偽装したり、必要な情報を故意に省略していた疑いがある。上述した金額には、投資家の利益も800万ドル(約8億4000万円)近く含まれているとみられており、この分が消失することがないように、緊急対応する予定だ。

SECは、被告が証拠文書を破棄するなどの行為で、SECの調査を妨げないように裁判所から命令を出すよう要求している。また、第三者に資産を預託することを裁判所から禁じて欲しいなど、複数の要求を出している模様だ。

今回問題になったのは「VERI」というトークンで、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されている。このトークンはETHにペッグされ、その比率は「VERI:ETH=30:1」だった。

参考資料 : Hindenburg Research

CoinPostの関連記事

仮想通貨詐欺ICOに中止通告 米ニュージャージー証券規制当局
米NJ州の証券規制当局は未登録有価証券の勧誘と偽情報の掲載を理由に、2つのICOに「業務中止通告書」を発令した。この件は同州が悪質仮想通貨関連業者に対して行う「クリーン活動」の一事例である。
「事実を歪曲された」有価証券問題でSECに訴訟された仮想通貨関連企業Kik社が猛反論
米SEC(証券取引委員会)が起こした有価証券の違法販売をめぐる裁判で、仮想通貨関連企業Kik社が新たに苦情書類を提出、「SECが事実を歪曲している」と非難した。業界に精通する弁護士の見解を掲載。


画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

telegramテンプレ
▶️本日の速報をチェック
お問い合わせ 広告掲載はこちら