CoinPostで今最も読まれています

「1年で大きく変わった」ビットコインETF承認に自信を示すワケーBitwise CEO 最終判断は10月13日

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETF許可に強気
10月13日にビットコインETFの最終可否判断を予定するビットワイズのCEOが、申請が許可されることに自信をのぞかせた。その理由と今後ETFが関わる仮想通貨市場の展望とは?

ビットコインETF許可に強気

ビットワイズのCEO、Hunter Horsley氏は、ビットコインETFの規制当局における承認の見通しについて、楽観的な考えを持っていることを明かした。ビットワイズ社グローバルリサーチ部門責任者のMatt Hougan氏とともに、昨日Bloombergのテレビ番組「ETF IQ」に出演した。

CEOのHorsley氏は、SECによる今回の承認判断延期も、主に手続き的なものだと見ており、大きく問題視していないと言及。承認確率に関しては、15%と述べた司会者に対して、1年でETF関連に大きな進展があるとして、(最終可否判断の)タイミングになればわかると言及するなど、自信をのぞかせた。

アメリカ証券取引委員会(SEC)は、VanEck社ならびに、Bitwise Asset Management社(以下、ビットワイズ)のビットコインETFに対し、再度、承認判断を延期する決定を下しており、Bitwise Asset Management社は最終判断日程を10月13日に予定している。

自信の理由は?

SECは比較的オープンに承認のために必要とされる要素(カストディや信頼できる成熟した市場)を公表しているが、「この1年間で、 ETFを取り巻く状況には、大きな進展がみられた」と言及し、非承認となった前回のETFの申請状況から状況が変わっているとした。

Hougan氏が語る進展には、国際金融企業 Jane Street CapitalやSusquehanna社の参入に加え、スプレッドおよび裁定取引の改善が挙げられた。

また、カストディを担う企業の多くが、大手保険会社Llyod’s of Londonと手厚い保険契約を結んでいることも指摘。市場が成熟したことによって、昨年1月にSECが表明した懸念は、今では解消されている主張した。

アメリカにおけるビットコインETF承認はどのような意味を持つのか

司会者から、すでに市場で取引されているスエーデンのETNやスイスの仮想通貨バスケットETP等のヨーロッパにおける仮想通貨投資商品とは対照的に、アメリカのビットコインETF承認が世界中から大きく注目される理由について尋ねられると、Hougan氏は、次のような、あまり話題に取り上げられてこなかった側面を取り上げ、説明した。

ビットコインETFがアメリカにおいて重要なのは、ファイナンシャルアドバイザーが抱えるマーケットを解放するからだ。 これまで、仮想通貨業界は、コインベース、ジェミニ、クラーケンのような取引所を通して個人投資家市場に、もしくはAndreessen Horowitzのようなベンチャーキャピタルを介して、機関投資家市場にフォーカスしてきた。 しかし、アメリカの資産の半分は、ファイナンシャルアドバイザーによって管理されている。そして現在、彼らが(仮想通貨)市場にアクセスするのは非常に困難だ。

金(ゴールド)ETFの承認によって金投資へのアクセスが広がったように、ビットコインETFの承認によって、新しい仮想通貨という分野を「アメリカの財産の主要なセグメント」に解放することになるとHougan氏は述べ、承認された場合、そこには大きく確かな需要があると強調した。

また、価値の保存手段としてのビットコインと金の比較について意見を求められると、Hougan氏は、新しい価値の保存手段が市場に登場する際には、信頼の欠如から、価格変動の大きさはつきものであると述べ、1971年に金本位制が廃止された際の、30%から40%という大きな金の価格変動を引き合いに出して説明した。 対比されたビットコインの平均価格変動率では、1日平均10%だったビットコインの価格変動は、この5年で1日4%に下がり、ビットコインの価格変動は落ち着いてきていることも指摘している。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧