CoinPostで今最も読まれています

コインチェック勝屋社長、「IEO」による資金調達に意欲=時事通信

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインチェック勝屋社長、「IEO」による資金調達に意欲
国内大手仮想通貨取引所コインチェックの勝屋社長は11日、「IEO」と呼ばれる資金調達手段に改めて意欲を示した。火付け役となったバイナンスのIEOプラットフォーム「ローンチパッド」の影響で市場の関心が高まっている。

コインチェック勝屋社長、「IEO」による資金調達に意欲

国内大手仮想通貨取引所コインチェックの勝屋俊彦社長は11日、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)」と呼ばれる資金調達手段に、改めて意欲を示した。時事通信のインタビューで、「資金決済法の規制の下で、暗号資産による資金調達の支援事業を行いたい。現在、10件ほどのプロジェクトから、資金調達の相談が寄せられている。」などと答え、意欲を示した。

トークンによる資金調達を仮想通貨取引所が支援する事業は、「IEO(Initial Exchange Offering)」とも呼ばれており、2017年以降に普及したICO(Initial Coin Offering)に変わる新たな資金調達手段として注目を浴びている。

2018年4月にマネックスグループの傘下入りしたコインチェックは2019年8月22日、「ユーティリティ・トークンによる資金調達支援事業の検討開始について」とのプレスリリースを出した。本事業を行うことで、Coincheckの取扱い商品を増やしユーザーに新たな投資の機会を提供するだけでなく、企業やプロジェクト等に新しい資金調達の機会を提供する仕組みの実現を目指す。

2017年の仮想通貨相場の暴騰とともに、スタートアップ企業の新しい資金調達法として急成長したICO市場であったが、仮想通貨市場全体の低迷と、詐欺プロジェクトなどが横行したことで、2018年以降は関心度が急低下。ICOによる資金調達の条件面でも厳しい規制が敷かれ、ICO市場は縮小の一途をたどっていた。

大手仮想通貨取引所BitMEXの調査によると、今年第1四半期(1月〜3月)の資金調達額は、前年比で約97%減少している。

火付け役はバイナンスIEO

今年1月には、世界最大手の仮想通貨取引所BinanceのIEOプラットフォーム「ローンチパッド」上で行われたBitTorrentのBTTトークンセールが、セール開始14分で売り切れ約7億6500万円を売り上げたほか、IEO銘柄が上場後に価格高騰することが相次いだことで、投資家の関心がIEOに集まり始めた。

IEOは、大手仮想通貨取引所がプロジェクトの事前審査を行った上で、トークンの先行販売を行う。そのため投資家の懸念材料であったプロジェクトに対する信頼性やトークンのロックアップ期間、さらにトークンの取引所への上場の可否などの面で、投資家が負うリスクが大幅に軽減されるメリットが挙げられる。

CoinPostの関連記事

IEOの市場規模を約1000億円と算定、ネガティブな長期見通しも|BitMEX調査
世界最大級の取引所BitMEXリサーチは、ICOに代わる仮想通貨の新たな資金調達法として注目を集めるIEOに関して分析した。
「2019年のパフォーマンスはアルトコインよりもビットコインが勝る」米著名投資家|バイナンスIEOは投機熱が加速
米著名投資家Michael Novogratz氏は、ICOなど投機熱が落ち着いた2019年はビットコインの年だと指摘した。一方、バイナンスではIEOトークンが暴騰するなど、投機熱が加速している。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧