CoinPostで今最も読まれています

国内市場の起爆剤、コインチェックに仮想通貨ステラ(XLM)上場へ|ビットコイン市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
サトシ・ナカモト論文11周年を迎えたBTCが乱高下する中、国内大手コインチェックにステラ(XLM)が上場するとの大ニュースが舞い込んだ。規制続きで閑散相場にあった国内市場は、大きな転換期を迎える。

仮想通貨市況

マネックスグループの国内大手取引所コインチェックは1日、仮想通貨「Stellar Lumens(XLM)」が新規上場することを発表した。取り扱い開始は12日となる。

2018年1月のハッキング事件以来、新規上場が長らく途絶えていた経緯があり、今年1月に金融庁の認可登録を受け、同6月にモナコイン(MONA)が上場したことも大きな反響を呼んだ。ただしモナコインは、すでにホワイトリスト登録済み(他の取引所には上場済み)の通貨であり、2018年以来一度も実現しなかったステラ上場の追い風は、国内市場にとって絶大だ。

規制ばかりが強化されイノベーションが停滞したことで【空白の1年半】が生じ、他国に大きな遅れを取っていた日本市場。

株式市場などと同様、取り扱い銘柄数は投資家の選択肢にも直結するため、業界全体が萎縮するとともに、充実した選択肢や豊富なサービスを提供する海外への資金流出が懸念されていた。

その反面、仮想通貨の規制面では「他国に2年間先んじている」との評価もあり、アドバンテージを活かせるかが今後の重要点となるだろう。

今回これまでに国内市場に取り扱いのなかった新たな仮想通貨がリスティングされたことで、金融庁による「規制最優先フェーズの終焉」と「市場拡大ステージの再開」を示したメッセージが、業界にとって何よりも大きい。

今後、新規上場の可能性で思惑が広がるとともに、すっかり冷え込んだ国内投資家のセンチメント改善のほか、関連事業の需要拡大及び流動性向上などで日本市場の活性化も期待される。

出典:coinmarketcap.com

ステラは、時価総額10位にある主要アルトコインであり、日本国内に上場する可能性のある銘柄として有力候補とされていた。

関連:仮想通貨取引所コインチェック上場でモナコインが高騰|国内の新規上場は1年4ヶ月ぶり

コインチェックの和田 晃一朗氏は「今回のXLMの追加は日本の取引所にとって大きな一歩」になったと語り、今後の日本市場に期待感を示した。

また、中国政府(中国共産党中央委員会広報部)がブロックチェーン教育動画25本を公開するなどさらなる動きを見せている。習近平国家主席のブロックチェーン技術推進発言に続く今回の動きには、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の特性も解説されており、中国が国策としてブロックチェーン分野に取り組む姿勢が伺える。

関連:中国政府、ブロックチェーン教育動画25本を公開 仮想通貨BTC・ETHの内容も

ビットコイン(BTC)市場

2008年10月31日に公開された「サトシ・ナカモト論文」11周年を迎えたビットコイン(BTC)は、直近最安値の8,900ドルを底割れずに約5万円幅の急騰を見せるも失速。1日11:00時点で前日比0.22%安の98.6万円で推移している。

先日の大暴騰のおよそ半値戻しラインに当たる。

BTC論文11周年に関しては、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスなどが祝福メッセージを寄せた。

関連:ビットコイン(BTC)が誕生11周年 ホワイトペーパー公開までの歴史を振り返る

なお、仮想通貨デリバティブ取引所「Deribit」のビットコイン(BTC)の無期限スワップで、一時15%安のフラッシュクラッシュが発生。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)先物商品を提供する取引所で、UTC時間の31日21時(日本時間1日6時)にシステム不具合が発生した。昨日の乱高下に影響を及ぼした可能性も指摘される。

出典 : The Block

関連:

CoinPostの関連記事

リップル最重要カンファレンス『SWELL 2019』、注目ポイントと仮想通貨XRPへの影響
米リップル社主催の最重要カンファレンス「SWELL 2019」が迫るなか、仮想通貨相場に影響を与え得るポイントを特集した。前回、前々回のSWELL時のXRP価格推移も掲載。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧