CoinPostで今最も読まれています

スイスの仮想通貨銀行、仮想通貨インデックス商品を機関投資家に提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨銀行のIndex商品

スイスに本拠地に新たに設立された仮想通貨銀行「SEBA Bank AG」は、仮想通貨インデックス商品を新たに発売する。

インデックスの呼称は、SEBA Crypto Asset Select Index(SEBAX)で、機関投資家を対象とした商品になるという。

SEBAは最近、スイスの規制機関FINMAからライセンスを取得し、仮想通貨に基づく投資をクライアントに合法的に提供できるようになった。

SEBAの資産管理部門責任者 Daniel Kuehne氏は、「投資家に可能な限り最高のセキュリティを提供することで、安心して仮想通貨市場に参加していただきたい」とコメント。「当社の投資商品と専門知識により、デジタル資産という新たな可能性を従来金融業界で使われてきた馴染みのあるルールの中で、活用することができる」と語っている。

インデックスについて

同社ウェブサイトによると、新インデックスの方法論は、3つの重要な要素に基づいているという。

セレクション

インデックスは少なくとも5つの仮想通貨で構成され、常時継続的に監視される。安全性、技術的信頼性、取引の利便性に重点を置いて、構成要素を定性的に選択する。

割り当て

各資産のリスク割合を均等にするリスクパリティ戦略に基づいて、それぞれの構成通貨に最適な比率を割り当てる。一つの通貨への集中を制限し、最適な多様化を確立する。

リバランス

動的な目標割り当てに応じて、毎月通貨の比率バランスを調整する。リバランスは、定まった価格固定ルールに従って実行される。

現在、SEBAXインデックスには、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)、イーサリアムクラシック(ETC)が含まれている。

同インデックスの詳細な説明書によると構成通貨は毎月見直され、最大で8銘柄が組み込まれることになる。

またステーブルコインやプライバシーコインは除外される。単一銘柄がインデックスに占める割合は、最大50%、最低3%になるという。

SEBAの仮想通貨銀行サービスは今月、公式に企業や機関投資家を含むスイス国内顧客の口座開設受付を開始した。今年中に、国外顧客にも仮想通貨銀行のサービスを拡大する予定である。

SEBAは銀行業や証券業のライセンスを取得した上で、仮想通貨と法定通貨の交換サービスを新たな規制上で試みている企業であり、セキュリティリスクに晒されることないデジタル資産取引の環境構築を目指している。

SEBAの試みとしては他に、同社独自ウォレットアプリや世界各国約4200万の小売店で利用可能SEBAカードなどにより、顧客は法定通貨とビットコイン、イーサリアム、ステラなど5種類の仮想通貨を取引できるようになる予定だ。

参考:SEBA

CoinPostの注目記事

スイスで「仮想通貨銀行」が誕生 機関投資家含む顧客へ口座受付を開始
銀行ライセンスを取得したSEBAが仮想通貨銀行のサービスを開始。カードや伝統的な金融サービスも提供しており、それらが仮想通貨取引普及の糸口になると期待される。
スイス政府、ブロックチェーン普及拡大へ 9つの法律の改正を審議
スイスの連邦参事会が、ブロックチェーンとDLTに関する法律を変更する計画を発表した。連邦参事会を通過した内容を、2020年初めまでに議会が精査する予定。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧