CoinPostで今最も読まれています

ビットコインハッシュレート急回復 難易度調整4日後に控える中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインハッシュレート急回復

ビットコインネットワークのハッシュレートが急回復していることがわかった。

bitinfocharts.comのデータで、半減期を境に80EH/s台まで下落していたハッシュレートが急回復、24時間比では8%高の116.3EH/sに達した。

ビットコインは4日後に難易度調整も控えており、本格的に半減期後に停滞したマイナーの動きが活発になってきそうだ。

中国で雨季(豊水期)に突入

中国で水力発電が活発に行われる四川省や雲南省で、豊水期が本格的に始まる。これらの地域に多くのマイニング拠点を持つ中華系マイナーは、電力代のコスト減の恩恵を受けることができる。

四川省の政府のデータを参照して、調査を行うと、以下の2点を元に水力発電の電力が変動する。

①豊水期:6月〜10月、枯水期:1月〜4月、12月、平水期:5月、11月

②峰時:7:00〜11:00 & 19:00〜23:00、谷時:23:00〜翌日7:00、平時:11:00〜19:00

四川電力取引センターが発表した「電気直取引結公告」によると、年間取引電気はトータルで565.89億Kwで、水力と火力の発電量比率は78.2:21.8と1年間のデータでも水力に大きく比重が偏っている。

水力発電量が上がる豊水期上記の電力変動によって豊水期で常時5%安くなるほか、最も電力が利用される時間帯では50%もの価格差が生じる。

また電力消費量が少ない「谷時」にも、稼働を続けることができるマイナーは、より安価な電力代の恩恵を受けやすい。

最新マシンの販売と出荷状況

コロナウイルスの影響で遅延が生じていたとされる最新マイニングマシンの出荷状況も正常化しつつある。

5月28日には、現地メディアが中国採掘大手Bitmain製の最新型マシンS19がファームに到着し始めていることを報じていた。

S19はBitmainが中国国内で3月23日に先行して販売したもので、当初予定していた半減期前の時期からコロナウイルスの影響で納品が延期していた。

Bitmain製のマシンでは、アントマイナーシリーズのT19が6月1日から販売を開始しており、高性能の最新マシンもハッシュレートを後押ししそうだ。

v

国が後押し

また、政府が主導して仮想通貨マイニングを後押しする事例も見られ始めた。

ウクライナ政府は5月7日、政府のエネルギー部門の大臣代理が、余った電力でマイニングを行えないか検討するよう要請していることが明らかになった。

イランのロウハニ大統領も5月22日、ビットコインなどのマイニング産業に特化した国家戦略を策定するよう、政府に命じたことが報じられている。

安価な電力を持続的に提供できるイランでは、国外事業者を招致して、税金を得る有益な手段になる可能性や、国として制裁を回避する決済手段や外貨取得手段として仮想通貨に注目している可能性もされている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧