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4/24(火)|ビットコイン100万円を突破・市場全体ではアルトコイン優勢な状況が続く

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仮想通貨市場
本日の仮想通貨市場も、価格を大きく続伸させる銘柄が目立っており、BTC/JPYでは記念すべき100万円台に突入、7桁の節目まで価格を回復させました。このように地合いが好転した仮想通貨市場では、アルトコインがビットコインの価格上昇を上回る状況も散見されており、数ヶ月続いた下落相場から一転、市場に安堵感が広がり始めていることが伺えます。
日米株価市場
米国市場は高安まちまち、東京市場は主要三指数揃って上昇となりました。日米ともに、米国の長期金利が2.99%まで上昇した事が主な材料となり、為替もドル高円安で反応しております。

仮想通貨市場

本日の仮想通貨市場も大きく続伸する銘柄が目立っており、BTC/JPYでは記念すべき100万円台に突入、日本円で大台となる7桁の節目まで価格を回復させました。

BTCは、24日22:00現在で103万円まで価格を伸ばし、1日で約96万から+7万円ほど価格を続伸、24時間比で6.5%の上昇幅となっています。

ビットコイン(BTC)の価格推移で次に注目される価格帯は、法定通貨の世界基準となるUSDレートの節目にあたる10,000ドル(約110万円)となり、今回9,000ドルを超えたことで短期的な次点となる10,000ドルの到達ラインが意識され、価格帯の維持に繋がった可能性があります。

また、主要通貨も同様に価格を続伸して全面高となっており、時価総額Top20の通貨の中でもETHが10%・EOSは16%・TRONが22%・OmiseGOが10.8%・ICONが13.5%と、10%を超える大幅上昇を記録しています。

このように、地合いが好転した仮想通貨市場では、アルトコインがビットコインの価格上昇を上回る状況も散見されるようになり、数ヶ月続いた下落相場から一転、市場に安堵感が広がり始めていることが伺えます。

BTCドミナンスから見る市場分析

市場全体の時価総額は4000億USDを超えるなど急速な回復傾向にありますが、アルトコイン市場の強さに押される形で、ビットコインのドミナンスは38%を下回る状況になっています。

ドミナンスとは

仮想通貨市場全体におけるビットコインの支配率(優位指数)のこと。2017年以降のアルトコイン隆盛に伴い、ドミナンスは急降下している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

過去のデータを参照すると、ビットコインのドミナンス最低値は32%台であり、直近の動きを見るとこれを更新する可能性は十分にあると言えるでしょう。

ビットコイン(BTC)のドミナンスが32〜33%を記録していた当時の状況を振り返ると、時価総額で2,3位を争うリップル(XRP)とイーサリアム(ETH)が突出して伸びた時期に重なります。

当時の状況と異なる点は、ビットコインのドミナンスが低下する中で、一部の強いアルトコインだけが飛び抜けているという状況ではなく、アルトコイン市場全体が上昇している状況にあるため、「BTC VS アルトコイン市場」の構図も垣間見えます。

注目通貨

特に本日急騰したアルトコインの中で、「EOS」はここ10日でライトコインの時価総額を抜いて5位まで浮上。仮想通貨全体がピークを付けていた今年1月初旬の時点では12位に位置しており、時価総額だけでも+30億USD(約3300億円)ほど増加していることがわかります。

同じく高騰を見せる「TRON」は、1.8億円相当のエアードロップが発表されたことによる宣伝効果や、イーサリアムネットワークから独自メインネットへの移行が6月に控えていることも材料視されて価格を上げているものと思われます。

CoinPostの参考記事

トロン:約1.8億円相当のエアードロップ実施|メインネットは6月予定
トロンは、3000万TRXトークンのAirdropを発表し、総額0万(約1.7億円)相当のトークンを配布することで注目を集めています。トロンは、ERC20トークンとしてイーサリアムネットワーク上で発行されましたが、2018年6月中旬にメインネットを構築し、独立することを計画しています。

そのほか、「ICON」は取引高15,500BTCに到達する中で、約50%がBinanceから、残りの半数近くが韓国BithumbとUpbitからと、取引量の多い取引所に大きな偏りが見られました。

ファンダメンタルズ要因としては、4月30日にICOメインプラットフォームのローンチと、IISS(ICONインセンティブスコアリングシステム)が控えていることが挙げられます。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄では、コインチェックを傘下に収めた「マネックスグループ(8698)」が、終値1円高と横ばいに。

そのほかの銘柄で大きな動きはなかったものの、持分法適用会社である仮想通貨取引所「bitbank」の出来高急増と、6期連続最高益更新を好感された「セレス(3696)」が、+5.79%と続伸。

同社は、2017年11月に「サイバーエージェント(4751)」が7億円を出資して出資比率12.9%の筆頭株主となっているほか、子会社の株式会社マーキュリーが、金融庁に対し、仮想通貨交換業者の申請を行っている最中です。

またマーキュリー社は、NEMのハーベスティング(スーパーノード)やWavesのリーシング(フルノード)など、プルーフ・オブ・ステイク(POS)による[*1]マイニング事業も手掛けており、その成果にも関心が集まっています。

直近の仮想通貨市場では、基軸通貨のビットコイン(BTC)が節目となる100万円台に復帰するなどアルトコインを含めて高騰を見せており、株式市場でも関連銘柄の物色が強まりつつあります。

[*1] PoSマイニングは「保有による証明」方式といわれる合意形成アルゴリズムで、フォージング(鋳造)とも言われており、PoWに比べて消費電力が少なくて済むなどの利点があるとされる。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄の最新情報一覧は、以下の記事を参考にどうぞ。

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bitbank:XRP取引量世界一を記録|国内で板取引がメジャーとなる時代へ
現在注目度を高めている仮想通貨取引所のbitbank(ビットバンク)が、1時間のXRP取引量世界一位を記録しました。bitbankは、多くのアルトコインを板取引で安く入手可能です。

NY市場

  • NYダウ:24,448.69(-14.25)
  • NASDAQ:7,128.60(-17.52)
  • S&P500:2,670.29(+0.15)

日本時間23日明朝(米国時間24日)に引けたNY株式市場は、主要三指数高安まちまちとなりました。

米10年物国債利回りが2.99%まで上昇するなど、一時3%に迫る場面もあり、金利上昇への警戒感が相場の重しとなった他、米政府がロシアのアルミ大手ルサールへの制裁を緩和した事で、アルミ相場が下落した事も売りを誘いました。

個別では、ゴールドマン・サックスが-2.10の下落となり、ダウ採用銘柄の寄与度最下位となった他、上述のニュースから、アルコアが-5.16%となりました。

一方で、レーティングの引き上げがあったメルクが2.41%の上昇となりました。

今週は、フェイスブックや、アマゾン・ドットコムなどのIT大手や、キャタピラーなどの大手企業の決算発表が控えており、その内容に市場の注目が集まっております。

東京市場

  • 日経平均:22,278.12(+190.08)
  • TOPIX:1,769.75(+18.96)
  • マザーズ:1,140.66(+5.03)

東京株式市場の主要三指数揃って上昇。

NY市場で米長期金利の上昇に伴い、ドル円が108円台後半まで上昇した事が好材料となった事で、自動車、機械など輸出関連銘柄を中心に買いが広がり、一時日経平均は2万2300円を超える場面もありました。

また、米長期金利上昇に伴い、銀行や保険関連も堅調な動き。一方でNY市場でのアルミ相場の下落を受けて、アルミニウム関連の非鉄金属銘柄が売られました。

米長期金利の上昇に反応が鈍かったドル円が動いてきた事で、投資家心理が改善しております。

ここから、決算発表で予想を上回る内容が出てくれば、海外投資家からの買いが期待できる事でしょう。

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注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
06:45
Bitwiseとフィデリティ、イーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
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ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。

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2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
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