CoinPostで今最も読まれています

世界最大規模の仮想通貨イベント「コンセンサス2018」が開幕間近

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コンセンサスとは
5月14〜16日にかけて米ニューヨークにて行われる、過去最大規模の仮想通貨イベント「コンセンサス2018」について、どのような点が注目されているのか解説。
最重要スピーカーをピックアップ
250人以上いるスピーカー(登壇者)の中から、特に注目度の高い3名を紹介しています。

過去最大級の仮想通貨カンファレンス『Consensus 2018』

今年で4度目の開催となるコンセンサスが、どのようなイベントで、なぜ重要視されているかを紹介したいと思います。

コンセンサスとは

コンセンサスは世界でも名を連ねる大手仮想通貨メディア、「CoinDesk」が主催するブロックチェーン技術に関するサミットです。

2015年9月の第1回開催以来、毎年ニューヨークで開催されるこのイベントも、今年で4回目となります。

昨年2,700名の来場者が訪れたコンセンサス2017ですが、今年は既に4,000人以上の来場者と250人以上の企業トップ、投資家、開発者、及び政府・金融機関の代表者が来場予定と、大幅スケールアップしています。

過去最大規模のイベントになると予想されるだけではなく、開催地も米ニューヨークのミッドタウンにあるヒルトンと豪華です。

ビットライセンスやニューヨーク証券取引所など、アメリカだけでなく世界経済を代表する大都市で開催されてきたコンセンサスにおける発表は、昨年も大きな物議を醸しました。

参加人数の多さだけが、注目すべき要因ではありません。

コンセンサスは以前も、仮想通貨市場への大小さまざまなインパクトをもたらした事でも有名です。

なぜ重要なのか、過去の重大発表の例を2つほどご覧いただきましょう。

ZCashがJPモルガンと提携発表

昨年、おそらく最も波紋を呼んだ発表は、大手企業のJPモルガンとZCashの提携だったのではないでしょうか。

提携発表前に約17,000円だったZcashの価格は、一時44,000円まで急騰しました。

世界最大級の投資銀行であるJPモルガンが、Zcashの「ゼロ知識証明」技術を採用すると発表した事が影響しています。

CoinPostの関連記事

JPモルガンがZcashの技術を使ったブロックチェーン決済処理ネットワークを開始
JPモルガンがZcashのプライバシー技術を統合したイーサリアムブロックチェーンQuorumを利用し、決済処理ネットワークを開始したことを発表しました。「ビットコインは詐欺だ」と発言したJPモルガンを含めた他の銀行役員もこの技術を賞賛しています。

思いがけない下落

予想だにしないような提携が発表されればポジティブサプライズとなりますが、逆に期待外れと判断されて下落に繋がった通貨もありました。

その最たる例が、リップル(XRP)です。

2017年、コンセンサスに至るまでに新情報が相次ぎ、リップルの価格は高騰を続けていました。

しかし、肝心のコンセンサス中にリップル側から新しい発表はなく、既存の情報しか公開されなかったために期待外れのネガティブサプライズと市場から受け取られ、下落トレンドに転じた苦い過去があります。

今回の注目スピーカー

コンセンサス2018で登壇予定の250人以上いるスピーカーの中から、特に注目されている3名を紹介します。

Jed McCaleb

Jed McCaleb氏は、世界初の仮想通貨取引所「Mt.Gox」を2010年を立ち上げ、Rippleにも携わった影響力のある起業家プログラマーです。

2014年にリップルとは決別し、独自のネットワークとしてStellar(ステラ)を開発、現在はステラのCTOを務めています。

CoinPost編集部では既にステラ財団の方々と連絡を取り、McCaleb氏のインタビューを予定しています。乞うご期待!

加納祐三

加納祐三氏は、日本国内最大手の仮想通貨取引所である「bitFlyer」の社長です。

日本ブロックチェーン協会の代表理事、日本仮想通貨事業者協会の正会員を務めるなど、日本の仮想通貨業界最も注目されているキーマンの一人です。

先月行われたBeyond Blocksでは目ぼしい新情報はありませんでしたが、今回はあるのでしょうか。

James Bullard

James Bullard氏は、米国の連邦準備銀行、第8地区であるセントルイス支部の総裁です。

実際のデータに基づき、画期的な経済政策にもオープンなスタンスが有名で、CNBCなど各種メディアにも頻繁に出演しています。

各地区の連邦準備銀行の仮想通貨に対する意見はバラバラですが、Bullard氏が今回どのような意見を持っているかも注目の1つとなるでしょう。

その他にもアメリカのSEC(証券取引委員会)財務省からの代表者や下院議員、ヨーロッパからはギリシャとリトアニアの欧州議会議員が来場、登壇予定です。

また、世界最大手の物流・運輸会社であるFedExの幹部や、eToro、CryptoKitties等、仮想通貨業界で有名な方々の参加も予定されており、新通貨・新商品の発表や、どの企業が新たな提携を公開するかも焦点となります。

まとめ

仮想通貨業界で最重要と言っても過言ではないイベントだということがご理解いただけたでしょうか。

CoinPost編集部も、日本メディアとして現地入りし、サミットの雰囲気や最新情報などをニューヨークよりお送りさせていただく予定です。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/30 土曜日
19:23
a16zが物理製品×NFTドロップのIYKに出資-web3資金調達まとめ
過去1週間にWeb3プロジェクト12社が計約90億円を調達。NFTドロップを実現するNFCチップ提供の「IYK」はa16zらから23億円を集めた。アディダス「NFT NYC 2023限定シャツリリース」の実績を有すIYKは、個人サービス向けサービス基盤をリリース。
15:33
米サークル社がステーブルコインの「非証券性」を主張、SEC対バイナンス訴訟めぐり
米サークル社は28日、バイナンス対SECの訴訟で書面を提出。決済用ステーブルコイン自体は証券ではないとの見解を述べた。
15:17
米Circle、ステーブルコイン運用基盤を無償公開
ステーブルコイン発行の米Circleは、「Perimeter Protocol」をオープンソース化した。リアルワールドアセットのトークン化の需要増加に対応し、USDCのユースケース拡大を狙う。
10:45
スリーアローズ破綻に進展、Zhu氏をシンガポールで逮捕
破綻した仮想通貨ヘッジファンド3AC共同創設者の一人Su Zhu氏はシンガポールで逮捕された。清算人の調査に協力しなかったことで懲役刑となる。
10:05
グーグルクラウド、Polygonバリデーターに参加
Google Cloudが、Polygonのバリデーターとして参加していることがわかった。同社は今年4月からPolygon Labsと「継続的な戦略的協力関係」を維持している。Google Cloud APACは、関連するYouTube動画を公開した。
08:25
SBI、XDC Network運営企業と合弁会社設立へ
SBIホールディングスは、UAE拠点のTradeFinexと日本における合弁会社の設立について基本合意した。仮想通貨XDCの上場を望む取引所のサポートなど、新会社の事業を説明している。
09/29 金曜日
18:24
世界のゲーム企業時価総額トップ40企業のうち、29社がWeb3分野を模索
時価総額上位40のゲーム会社の中で、29社がWeb3分野を模索している。NFTゲームの開発を進めているNexon、バンダイナムコ、コナミ、Krafton、スクウェア・エニックス、ユービーアイソフトの7社を中心に動向をまとめた。
16:53
米決済大手PayPal、NFTの購入・送信システムで特許出願
米決済大手PayPalは、NFTの購入・送信システムに関する特許を米国特許商標庁に申請している。オフチェーン取引機能などを備えるものだ。
13:56
BISと各国中央銀行、CBDC取引の実証実験成功
国際決済銀行は、フランス、シンガポールおよびスイスの中央銀行とともに行った、ホールセール中央銀行デジタル通貨(wCBDC)のクロスボーダー取引および決済の実験に成功したと発表した。
13:00
米コインベース、米国外のリテールユーザーに無期限先物サービス提供へ
米大手仮想通貨取引所コインベースは、バミューダ金融庁から米国外のリテールユーザー向けに無期限先物を提供するライセンスを得たと発表した。
12:53
ビットコインやや反発、MakerDAO(MKR)前月比50.0%高の背景は
暗号資産(仮想通貨)相場では米株指数の反発の影響もありビットコインが反発。アルト市場ではMakerDAO(MKR)が前月比50.0%高となり年初来高値を更新した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2024」、ザ・プリンスパークタワー東京で開催へ
国内最大手の暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostは、アジア最大級のWeb3国際カンファレンス「WebX 2024」の開催を発表した。第2回は、ザ・プリンスパークタワー東京で行われる。
11:38
FTX Japanが自動資産証明を導入
FTX Japan株式会社のセス・メラメドCOO、顧客から預かった資産の保全状況を証明するため、新機能「Proof of Solvency」を導入したと発表した。取引所の残高が預かり資産を上回っていることを、改ざん不可能で検証可能な方法で証明する。
10:26
イーサリアムのテストネット「Holesky」起動
仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンについて、新たなテストネット「Holesky(ホレスキー)」が起動した。次期ハードフォークDencunに向けた重要なステップであり、開発計画の進展につながる動きだ。
09:00
米SEC、イーサリアム先物ETFを初承認
米SECは、仮想通貨運用企業Valkyrieがイーサリアムの先物に投資するETFを提供することを承認したことがわかった。ビットコイン先物ETFに組み込むとみられる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2023/10/19 14:00 ~ 16:00
東京 東京都渋谷区
2023/10/28 14:00 ~ 17:00
東京 東京都中央区
重要指標
一覧
新着指標
一覧