ETHウォレットimToken:直近1年の預入額は累計3兆8千億円|99%の米銀行より預金額が上回る

直近1年の預け入れ金額は、累計3兆8千億円と公表
「世界最大のイーサリアムウォレット」であると自負するimTokenは、ここ1年間で同社のアプリに預け入れられた資金は350億ドル(約3兆8千億円)に登ると公表しました。これは99%のアメリカの銀行の預け入れ額よりも多いと報道されています。
IGDキャピタルから11億円の資金調達に成功
imToken社はグローバル投資企業のIGDキャピタルから11億円の資金調達に成功しました。Coinbase社やCircle社への投資を行っているIGDキャピタルからの投資は、将来へのお墨付きをもらったと受け取ることもできます。
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直近1年の預け入れ金額は、累計3兆8千億円と公表

2016年に創設され、中国 に拠点を置くimTokenは、最も早い時期からイーサリアムブロックチェーンをサポートするモバイルウォレットアプリの開発を行ってきた会社ですが、3万種のトークンをサポートし、400万人を超えるユーザー数を誇る「世界最大のイーサリアムウォレット」であると自ら明言しています。

また、同社によると、ここ1年間で同社のアプリに預け入れられた資金は350億ドル(約3兆8千億円)に登り、これは米最大級の仮想通貨取引所、Coinbase社発表の、200億ドル(約2兆2千万円)を75%も上回る金額です。

さらに、スイスをはじめとする世界各地の地下金庫に秘密鍵用サーバーを設置するなど、堅牢なセキュリティをアピールしているXapo社の100億ドル(約1兆1千万円)も大きく上回り、99%のアメリカの銀行の預け入れ額よりも多いと報道されています。

また、Bloomberg社が解析したimToken社提供のデータによると、イーサリアムブロックチェーン上の年頭からの1日平均取り引きに占める同社ユーザーの割合は10%で、5月限定では21%を占めたと報道されています。

現在の社員数が40人にも満たない中国杭州のスタートアップ企業であるimToken社が、これほどまでに仮想通貨市場での存在感を大きくした要因を次のように述べています。

スマートコントラクトを使ったICO(新規仮想通貨公開)が急速に増え始める前年の2016年、「イーサリアムの可能性にいち早く気づき、競合相手との差別化を測るため(イーサリアムに)集中する」決断を下したこと、そして、500を超えるERC20トークンのICO参加を 同社のアプリがサポートしたこと*だろうと、独学でプログラミングを習得した35歳の創設者、Ben He氏(以下 He氏)は述べています。(*現在は中国政府のICO規制により、ICO参加機能であるimToken Proは削除されています)

He氏によると、imToken社の成長は、「マーケティングやプロモーションにかける予算はなかったので、完全に有機的なもの」だと語っています。

また、IDGキャピタルのYoung Guo氏は、次のように声明で述べています。

「imToken社は、自社の製品を、健全な評判を持ち、世界首位の仮想通貨資産ウォレットの1つとして発展させてきました。

(imTokenアプリは)トークン発行の重要なインフラとなり、仮想通貨経済とブロックチェーン技術の両方に恩恵をもたらすものだと信じています。」

IGDキャピタルから11億円の資金調達に成功

今回、imToken社はIGDキャピタルから11億円の資金調達に成功しました

IDGキャピタルは、1992年に設立され、中国に海外からベンチャーキャピタルをもたらした最初のグローバル投資企業であり、これまでに、中国最大の検索エンジンBaidu(百度)、総合家電メーカーXiaomi、 WeChat(微信)などを運営するTencentなどへの初期投資をしたことでも知られています。

また、仮想通貨関連では、2015年にCoinbase社や、Circle社への投資を行ってきたこともあり、imTokenは、IDGキャピタルから投資を受けることにより、これまでの業績が認められ、さらに、ある意味では、その将来性への「お墨付き」を与えられたとも受け取る事ができるでしょう。

imTokenは、最近、ビットコインのサポートも始めていますが、He氏は、imTokenの強みは、imToken内でのエコシステムを構築するなど、競合他社の一歩先をいくことであり、imTokenウォレットで、異なった仮想通貨資産を保管することができることを目指し、EOSや他のブロックチェーンとの互換性も高めていく予定だとしています。

Bloomberg紙によると、現在、imTokenのユーザーベースの70%は中国ですが、He氏は新しい資金を、まず、シンガポールに新たな拠点を置き、東南アジアを皮切りに、日本、韓国などの「規制が急速に整いつつある」アジアの国々の法制度を研究しつつ、新しいマーケット開拓に使う予定だと述べています。

さらに、すでに仮想通貨ユーザーが存在しているナイジェリアを筆頭に、アフリカ諸国への進出に集中した後、アメリカをはじめとするグローバルな展開を予定しているそうです。

ウォレットや取引所などの、仮想通貨関連のサービスが、お互いに切磋琢磨して開発を続けることは、既存のユーザーにとってより便利になるだけではなく、新規に仮想通貨投資を始めようとしている投資家の参入障壁も低くなり、ひいては仮想通貨業界全体を盛り上げていくことに繋がる事でしょう。

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