CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン・チェース、ブロックチェーンを活用した担保決済を実験 ブルームバーグ報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーン基盤の担保決済

米金融大手JPモルガン・チェースは、金融取引の担保決済にブロックチェーンを活用する実験を行っていることが分かった。「ブルームバーグ」が報じた。

この取り組みは、投資家が現在よりも幅広い資産を担保に利用できるようにするためのテスト。市場の取引時間外でも資産を活用できるようにすることも目的だ。将来的にはDeFi(分散型金融)サービスの提供も視野に入れている。

DeFiとは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️仮想通貨用語集

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

実験の取引が初めて行われたのは今月20日。米資産運用最大手ブラックロックのファンドをトークン化し、担保としてプライベートブロックチェーンで送金した。ブラックロックと取引を行なったわけではないが、ブラックロックも今回の技術に関心を示しているという。実験では現在よりも、担保資産の即時送金がスムーズにできた模様だ。

ブロックチェーンを基盤にした担保決済は、デリバティブ取引や有価証券の貸借取引などで利用が可能。株式や債権、他の種類の資産も利用できるようにするため、今後数カ月のうちに担保のトークン化を拡充させるという。

JPモルガン・チェースは最近デジタル資産への関心を高めている。JPモルガンのブロックチェーンやデジタル資産関連部門のトップは、「ブロックチェーン技術は、機関投資家と暗号資産(仮想通貨)経済圏のDeFiプラットフォームをつなぐ可能性を秘めている」と主張。そして「パブリックブロックチェーン上の金融取引に関連したサービスを提供する準備も行なっていきたい」と述べた。

最近の動向

米公式ウェブサイトによると、「JPモルガン・チェース」は持株会社の名称。同社は「チェース」と「JPモルガン」のブランドのもとで、顧客やクライアントに幅広い金融サービスを提供している。日本の公式ウェブサイトによれば、グローバルに展開している法人向け事業では「JPモルガン」、米国で展開している中小企業や個人向け事業では「チェース」ブランドを用いているという。

JPモルガンについては今週、同社のブロックチェーン基盤ネットワークOnyx Digital Assetsに、フランスの大手銀BNP Paribasが参加したことが明らかになった。BNP Paribasはブロックチェーン基盤のデジタルトークンを利用し、有価証券および短期の確定利付債券市場でレポ取引を行うという。

関連仏大手銀、JPモルガンのOnyxネットワークに参加

また25日には、投資家向けの書簡で仮想通貨を「不動産に代わるオルタナティブ資産」と評価。「ビットコイン(BTC)は現時点では過小評価されている」とも説明している。

関連JPモルガン「現時点のビットコインは過小評価」「仮想通貨は不動産に代わる代替資産」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧