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ETF否決から急回復を見せたビットコインの強さは、ポジティブな変化の兆候か|ウォール街投資リサーチ企業

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ビットコインETF承認取り下げからの回復
7月27日にSECは、ウィンクルボス兄弟のビットコインETF申請を取り下げることを公表し、ビットコイン価格は、短時間で6%以上の値下がりを記録したが、その後数時間でビットコイン価格は、元の水準まで回復した。Lee氏は、この回復に対し、テクニカル的な側面が改善されてきていると考えている。
Lee氏の予想
Lee氏は、過去にもビットコイン価格が2018年末にはビットコイン価格が約270万円、2019年末には約400万円、そして、2022年には約1400万円に到達すると強気の予想を行っている。

ビットコインETF承認取り下げからの回復

7月27日にアメリカ証券取引員会(以下、SEC)は、ウィンクルボス兄弟によるビットコインETFの申請を取り下げることを公表。8,300ドル(約92万円)ほどで取引されていたビットコインが、3時間ほどで約7,800ドル(約86万円)にまで下落し、短時間で6%以上の値下がりを記録しました。

しかし、その後、ビットコイン取引量が急激に上昇し、ものの数時間という一瞬にしてビットコイン価格は8,200ドル(約91万円)にまで回復しています。

出典:Trading View

この驚異的な回復力に関して、Fundstrat Globalの共同創業者であり、20年以上もリサーチアナリストの経験を持つTom Lee氏は、Twitterで以下のように賞賛しました。

BTCが、ウィンクルボス兄弟のETFの申請を取り下げたことによる悪材料を一蹴し、一時急回復を見せたことは、ポジティブな変化の兆候であると言える。

もし今回の申請却下が、(より弱気相場であった)4〜6月に行われていれば、仮想通貨市場はより絶望的な売り圧力に苦しんでいたと予想される。結果的に、テクニカル面が改善されてきている証拠だと言えるだろう。

ウィンクルボスのETFは、SECに申請された数ある一つに過ぎず、6月20日にもシカゴ・オプション取引所(CBOE)によって「ビットコインETF」が申請されています。

CBOEは、1848年にシカゴの安定した穀物取引のために設立された世界最古の取引所としても知られており、商品設計が他とは一線を画すほど優れている他、長年SECと良好な関係を築いてきたことからも、市場ではCBOEのETFこそが本命のETFであると考えられています。

しかし、今回のウィンクルボス兄弟のビットコインETFが、たとえ本命のETFでなかったとしても、ネガティブなニュース(悪材料)にビットコイン価格が影響されつつも、迅速に回復を果たしたことは注目すべき点であると言えるでしょう。

仮想通貨支持者であり、長年テクニカルアナリストとしての経験も持つParabolic Trav氏も、自身のツイッターにて、以下のようにコメントしています。

今回の驚異的な回復は、BTCの強気相場を示唆している。

Lee氏の予想

Lee氏は、過去にも2018年末にはビットコイン価格が25,000ドル(約270万円)、2019年末には36,000ドル(約400万円)、そして、2022年には125,000ドル(約1400万円)に到達すると、一貫して強気予想を行なっていることでも知られています。

さらにLee氏は、2018年後半には、ビットコインが市場の中でもより独占的に使用され、さらに普及していくことを示唆しています。実際、ビットコインの市場占有率(ドミナンス)も、7月31日時点で48%を占めており、2018年に入ってから最も高い占有率となっています。

Lee氏は、ビットコイン価格が一度でも過去最高値まで回復すれば、勢いが大幅に回復し、その後一貫して最高値を更新し続けるだろうと語っており、今後のビットコイン価格の動向が期待されています。

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