CoinPostで今最も読まれています

6月にハッキングを受けた韓国大手仮想通貨取引所Bithumbが入出金サービスを再開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

入出金サービスの再開
6月のハッキング事件の影響で、入出金サービスを停止していた韓国の大手取引所Bithumbがサービスを再開した。今回の再開で対象となる通貨は、BTC、ETH、XRP、LTC、BCHなどの10種類。

入出金サービスの再開

韓国の大手仮想通貨取引所Bithumbは、8月4日土曜日の11時に入出金サービスを再開したことが、公式ツイッターで発表されました。

同取引所は、6月のハッキングにより、3000万ドル(約33億円)相当の被害にあったと報告し、全ての入出金のサービスを停止していました。

世界最大手の韓国取引所Bithumbがハッキングされる|被害額33億円相当
世界最大手の仮想通貨取引所である韓国のBithumbが、ハッキングを受けたことを公表しました。その被害額は3000万ドル(約33億円)にものぼります。

(その後Bithumbは、被害額を1700万ドル(約18億7000万円)以下であると修正しました。)

段階的に、サービスを再開していくようで、第一段階である今回は、10種類の通貨が対象になります。

  1. Bitcoin(BTC)
  2. Ethereum(ETH)
  3. Ripple(XRP)
  4. Ethereum Classic(ETC)
  5. Qtum(QTUM)
  6. Litecoin(LTC)
  7. Bitcoin Cash(BCH)
  8. Monero(XMR)
  9. Zcash(ZEC)
  10. Mithril(MITH)

他の25種類の通貨の入出金サービスは停止したままです。

Bithumbのサイトでは以下のように説明されています。

「Bithumbと標準的な市場との間に約10%ほどの大きな価格差がある仮想通貨は、お客様の資産保護の観点から、今回は対象外とさせていただきます。

サービスが復旧した際には、急激な価格変動が見込まれます。

したがって、このような通貨につきましては、当面の間、保留させていただきます。」

また、全ての入金アドレスは変更され、利用者は新しいもの用意する必要があります。

サービスが停止している機関に行われ承認されていない入金は、返金されます。

Bithumbはハッキング事件以前は、韓国内で取引量第1位の取引所でした。

また、今年の7月に韓国ブロックチェーン協会が行った監査を通過した12箇所の取引所のうちの1つです。

この監査をクリアした他の取引所には、Korbit、Huobi Korea、OKEx、Upbitなどがあります。

ハッキング事件やその後の、韓国ブロックチェーン協会による監査は、投資家にネガティブな印象を与えており、韓国の仮想通貨市場には負の影響を及ぼしています。

監査をクリアし、徐々に通常運転へと戻ることが、韓国内の仮想通貨取引に良い影響を与えてくれることを多くの投資家が期待しています。

実名新規口座の開設を中止

今回の発表は良いニュースですが、まだまだ課題は多く残っています。

Bithumbは8月1日から、実名新規口座の開設を中止しました。

原因は、韓国で定められたKYC規制に準拠するため、Bithumb口座を開設時に必ず銀行の口座も提出しなければならないが、同取引所はShinhan銀行との提携契約が終了、更新を行わなかったことと、NH Nonghyup銀行との提携失敗 (顧客のセキュリティとマネーロンダリングの懸念)であるようです。

その一方で、すでに講座を持っている既存のユーザーには影響はないようです。

CoinPostの関連記事

韓国大手取引所Bithumb:日本とタイに進出|日本は来年2月、タイは今年10月予定
金融庁の審査が厳しい中、韓国の仮想通貨取引所ビッサムは日本で来年の2月ごろに取引所を開設する予定。また、タイの活発なe-コマースやフィンテック産業や、政府の仮想通貨に対する前向きな姿勢などから今年の10月にタイでも取引所を開設する予定。
仮想通貨アルトコインの価格推移、韓国プレミアが見過ごせない状況に
韓国最大手取引所Bithumbにハッキング被害が確認されてから約1ヶ月、未だ同取引所では入出金の制限がかけられた状況下で、取引が継続的に行われており、韓国政府が求めていた韓国プレミア収縮とは裏腹に、予期せぬ形でプレミア価格が再燃している。また時価総額が低い通貨への出来高が急上昇することで、世界市場の通貨価格にも影響るす状況が度々確認されている。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧