CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨VeChain:NTTドコモの5Gオープンパートナープログラムへの参加を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VeChain:NTTドコモの5Gオープンパートナープログラム
 VeChain財団は8月6日、NTTドコモの第5世代移動通信方式(5G)オープンパートナープログラムへ正式参加することを発表した。IoTを推し進めるVechain(VEN)において、重要な役割を担うことになる。

VeChain:NTTドコモの5Gオープンパートナープログラム

企業向けブロックチェーンプラットフォーム、Vechain(VEN)が、2020年の商用サービス開始を目指しているNTTドコモの第5世代移動通信方式(5G)オープンパートナープログラムへ正式参加する運びとなりました。 VeChain財団が、8月6日に公式ブログ上で発表しました。

6月末にメインネットが始動したVeChainは、適用する対象にスマートチップを埋め込み、そのチップの情報をブロックチェーンで管理することで、物流から商品の真贋選定まで、IoT (Internet of Things モノのインターネット)に特化し、「ブロックチェーン技術を現実世界に結びつける」ことを目的としています。

現在、仮想通貨時価総額ランキングの20位のVeChain(トークンはVET) は、積極的にパートナーシップ提携を進めてきており、これまでに、ドイツBMW、中国食品大手Bright Food Groupをはじめ多くの企業と提携、さらに世界四大会計事務所の一つ、PwCが戦略的パートナーシップの一環として、VeChain社の株式を取得したことも報道されています。

NTTドコモの5Gオープンパートナープログラムは、2018年1月に公表され、4月から参加企業・団体に、5Gの技術と使用に関する情報提供に加え、5Gの技術検証環境が無償で提供されています。 具体的には、5Gの実験基地局装置や実験移動局に接続する映像電装機器などが、パートナー企業に無償で提供され、2020年に先立ち、いち早く5Gを用いたサービスの構築や検証を行うことができます。 

さらに、参加するパートナー企業間での意見交換の場として、5Gパートナーワークショップなどが用意されています。

IoTと次世代の移動通信技術

IoTを推し進めるVeChain社にとって、高速で大容量、低遅延、大量の端末との接続を可能にするという特徴を持った次世代の移動通信技術「5G」が、そのサービスを支えるのに欠かせないインフラとして、大変重要な役割を果たすことになる事は明らかです。 

VeChainは、5Gの近い将来の導入を見越して、アメリカミシガン州立大学のモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing = MEC) リサーチと、奨学金の寄与を通して、協業することを今年1月に発表しています。 

MECは、携帯電話通信ネットワークの分散化を促進する新しいテクノロジーで、相互に接続された5Gネットワーク上では、データやサービスを交換するマーケットとなるだろうと、VeChainはその重要性に注目しています。

NTTドコモ5Gオープンパートナープログラム参加は、VeChainにとってまさに千載一遇の好機なのではないでしょうか。

さらに、5Gが可能にする技術的な側面に加え、日本の地方自治体や金融機関、あらゆる分野の大手企業が参加している、このプログラムに参加する事は、VeChainにとって、日本でのネットワークを広げるまたとない機会を提供しているようです。 

公式ブログには、次のように記されています。

本プログラムには、日本の名だたる企業が参加を発表されており、これを通じ業種の垣根を越えたコラボレーション実現への第一歩をすでに踏み出しております。

具体的な取り組みは、現時点では非公開であるものの、日本の伝統的な産業を代表するクライアント様との協議を進めております。

今後弊社の技術とNTTドコモ社の5Gシステムを合わせる事でVeChainThorブロックチェーンの提供するサービスは、大きく飛躍していくであろう事を確信しております。

翻って、有力ブロックチェーン企業が参加することで、NTTドコモ社と、数多くのパートナープログラム参加企業も、ブロックチェーン技術が持つ可能性と実例を身近に知る機会となり、新たなコラボレーションにつながるかもしれません。 

CoinPostの関連記事

仮想通貨Vechain(ヴィーチェーン)とは|今後の将来性について
仮想通貨Vechainとは、「改ざんできない」特性を持つブロックチェーン技術を活用し、商品の「真贋(しんがん)選定」を行うことができるプラットフォームの通貨です。
VeChain(VEN) チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
仮想通貨ヴィチェーン(VeChain/VEN-VET)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ヴィチェーン(VeChain/VEN-VET)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/13 日曜日
14:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ XRPの現物ETF申請やSUI価格上昇背景
ビットコイン、イーサリアム、XRPなどの主要仮想通貨の週間騰落率と最新材料をまとめて解説。アバランチ財団のLFGからのAVAX買い戻しや、SUIの取引高急上昇にも注目。
11:30
利下げ期待後退でビットコイン軟調、市場の関心は再びインフレに|bitbankアナリスト寄稿
10/5(土)〜10/11(金)の仮想通貨相場 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTC8万ドル到達の条件に高い関心
今週は、Bitwise幹部やGlassnodeによる仮想通貨ビットコインの相場分析に関するニュースや、アイルランド当局が押収したビットコインにアクセスできないことを報じた記事が最も関心を集めた。
10/12 土曜日
18:00
なぜ企業がビットコインを保有し始めているのか?
上場企業による暗号資産(仮想通貨)ビットコイン保有が世界的に拡大し始めている。米国のマイクロストラテジーや日本の東証上場企業メタプラネットの事例から、企業がビットコインを選択する理由と、それが企業戦略にもたらす影響を詳しく解説。
10:35
「ビットコイン銀行構想で1兆ドル企業へ」マイクロストラテジー会長
米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長がビットコイン関連金融商品を核に時価総額1兆ドル企業を目指す壮大な構想を語る。
10:00
BCGとBLOCKSMITH、障がい者就労支援で提携 ゲーミフィケーションと仮想通貨活用の新しい報酬システムを導入
BCG株式会社とBLOCKSMITH&Co.が障がい者の就労支援で業務提携を発表。工賃作業サービス『RevelApp』とクイズ動画SNS『QAQA』の連携により、障がい者がクイズ解答で得た報酬を暗号資産に交換できる新しい報酬システムを提供する。
09:30
OKJ、パレットトークン(PLT)のステーキングで特別プラン発表
OKCoinJapanが仮想通貨PLTの特別ステーキングプラン「88日間・年率11.88%」を発表した。Palette ChainのAptos Network統合を記念した期間限定オファーとなる。
08:55
リップル共同創設者、XRPでハリス氏の支援団体に寄付
リップル社の共同創設者ラーセン氏は、仮想通貨XRPでハリス氏の支援団体に1.5億円を寄付した。同氏によるハリス氏への仮想通貨での寄付で記録されているものは今回が初めてとされている。
10/11 金曜日
13:44
仮想通貨DEX大手Uniswap、独自のイーサリアムL2「Unichain」を発表 
DEX大手Uniswapは1、新たなイーサリアムL2ソリューション「Unichain」の立ち上げを発表した。Unichainは低コストで高速なトランザクションと分散化を推進し、クロスチェーン相互運用性を高める。
12:55
米CPI発表などでビットコイン下落、クジラは過去半年間BTC買い占め
仮想通貨市場で米政府によるビットコイン対象清算の可能性が懸念され、市場参加者の間で警戒感が高まっている。昨夜発表のCPIはBTCの価格を一旦押し下げた。
11:35
ブロックチェーンで牛を追跡するCattleProof、米農務省から公式認定取得
家畜のデジタルID管理を行うCattleProofが、ブロックチェーンを活用したもので初めて米農務省のプロセス検証プログラム認定を取得。トレーサビリティ向上へ。
10:00
メタプラネットが10億円分ビットコイン追加購入、今週二度目
仮想通貨オンチェーン追跡ツールのArkham Intelligenceはメタプラネットの保有特設ページを公開。マイクロストラテジーやブラックロック、米政府のアドレスのように、ビットコイン保有数のリアルタイムトラッキングが可能となった。
09:45
ビットコインを公式通貨とする未承認国家「リベルランド」、トロンのサン氏を首相代行に指名
自称国家リベルランドが、トロン創設者ジャスティン・サン氏を首相代行に指名。仮想通貨とブロックチェーンに重点を置きビットコインを公式通貨としている。
08:55
マウントゴックス、弁済期限を25年10月末まで1年延長
マウントゴックスは弁済期限を25年10月末まで1年延長すると公表。仮想通貨ビットコインの売り圧軽減につながる可能性があるとの声が上がっている。
08:15
ドバイ仮想通貨規制当局、7つの無許可事業体に罰金と停止命令
ドバイの仮想資産規制当局(VARA)は、必要なライセンスを取得せずに営業し、マーケティング規制に違反した7つの事業体に対して罰金を科し、業務停止命令を出したと発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア