CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リスク、待望の独自ブロックチェーン「Lisk Core 1.0.0」公開日程を発表|今後の将来性は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Liskのメインネット公開日程
待望の「Lisk Core 1.0」のメインネットへのリリースが、Lisk公式ブログ上で発表された。予定では8月29日、欧州時間午前11時以降になるとされる。
Liskとは

分散型アプリケーションプラットフォーム「dApps」の機能を持つ。

スマートコントラクトの記述言語に、メジャーなプログラミング言語である「Javascript」を導入、Microsoftとパートナーシップを締結したことでも話題に。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Liskのメインネット公開日程

今年2月に、ロゴやウェブサイトをはじめとする大規模なリブランディングを行ったLiskですが、コミュニティから待ち望まれていた、「Lisk Core 1.0」のメインネットへのリリースが、遂にLisk公式ブログ上で発表されました。

Liskは、分散型アプリケーション(dApps)構築のためのプラットフォームで、プログラミング言語に開発者の間ではメジャーなJavaScriptを採用しています。

サイドチェーン上でスマートコントラクトを構築でき、セキュリティ強化と処理能力の向上の面において、大変優れています。

「スピードよりもクオリティ」を重視し、セキュリティを徹底するため、開発ロードマップの当初の予定よりも遅れていたLisk Coreの開発ですが、ブログによると、メインネットへの移行は、6,901,027番目のブロックに到達する時点で、予定では8月29日、中央ヨーロッパ夏時間午前11時以降になるとのことです。 

このリリースに伴い、すべてのLisk メインネットのノードは、Lisk Core 1.0にアップグレードされる必要があります。

この移行のためのブロックは、時間枠、取引所、エコシステム内の調整や利用できるリソースなど、さまざまな要素を考慮にいれて決められています。 

Lisk Core リリースの重要性

Lisk Core 1.0のリリースは、Liskコミュニティにとって節目となる重要な出来事です。

大幅に改善された品質保証プロセスを経た初めてのリリースであり、Lisk開発本部とLiskコミュニティが 一丸となって、膨大な量のコミットと相互評価による問題処理を行い、数ヶ月以上続いたベータネット段階から、二つのテストネットを経て、最高のコードの質と安定性を実現させた努力の結晶で、Lisk開発チームが自信を持って公開するものです。

Lisk Core 1.0には、新たなAPIデザインやP2P通信レイヤーが含まれ、トランザクションに、メッセージを含むことのできるデータフィールドなど、新しい追加機能が搭載されています。 アトミックブロック書き込み、体系的なテストスイート、JavaScript ES6に移行されたコードも含まれています。

また、Liskエコシステムには、開発者向けのLisk Commandや一般ユーザー向けのLisk Hubなどのいくつかのプロダクトがありますが、そのすべてのプロダクトに新しいAPIとの互換性の調整が施され、最新バージョンのLisk Coreに対応するためのコードも公開されています。

8月29日のLisk Core 1.0移行当日には、スムーズな移行を行えるよう Liskエンジニアチームが待機して、調整と監視を行いますが、バグ等の影響により紛失したブロックがあることも考えられるため、ターゲットブロックに到達する、より正確な時間を逐次、公表しコミュニケーションを絶やさないようにすると、ブログでは述べています。 

また取引所とも密に連絡を取り合い、出入金への影響を最小限にとどめる努力はするとしていますが、移行の前後それぞれ24時間は、トランザクションを控えた方が良いと、コミュニティに呼びかけています。

Liskの将来性

ブログからは、Lisk開発チームのプロジェクトに対する真摯な姿勢と、Lisk Core 1.0がもたらす可能性に期待する熱気が伝わってきます。

Liskプラットフォームで使用される仮想通貨Liskは今年、1月31日に、国内大手取引所であるビットフライヤーへ上場し、一時63.6%という驚異的な高騰を見せています。

現在の時価総額は25位ですが、マイクロソフトAzureとパートナーシップを結ぶなど、市場では信頼性の高いプロジェクトと認識されているとともに、熱心なコミュニティも存在します。

CEOのMax Kordek氏によると、ここ2年間は、コードの堅牢さ、安定性や効率性などのバックエンド機能の開発を地道に重ねてきたLiskですが、ここにきて、ようやくユーザーが見える部分のインターフェースをはじめとする、使用体験機能を充実させる段階にたどり着いたと言えるでしょう。

Liskコミュニティやユーザーの要望に逐一、耳を傾ける姿勢を貫き、開発へ反映させていく方針だという、Kordek氏のプロジェクトとコミュニティに対する誠実な姿勢に溢れた言葉からは、エコシステム全体を利することを見据えた、長期的な視点が垣間見えます。

強力なアップグレードを間近に控えたLiskが、これからどのような発展を遂げるか、興味深く見守っていきたいと思います。

CoinPostの関連記事

仮想通貨開発格付けDPレーティング|同率1位にETH、EOS、LISKなど7プロジェクト
調査格付け機関DPレーティング社が、仮想通貨のトークン開発活動監査の最新レポートを発表。イーサリアム、イオス、カルダノ、トロン、リスク等が、同率首位の評価を獲得した。
【Vol.1】Liskインタビュー:リローンチとロードマップについて
Liskリブランディング前にCoinPost編集部がCEO Max氏に対し独占インタビューを行いました。Vol.1では注目されている近日予定のリブランディングとロードマップについての情報をお届け致します。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧