CoinPostで今最も読まれています

アルトコインが反撃の狼煙、ビットコインの値動きに左右されない動きでトレンド転換の兆候|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコイン相場は17日、午前中から順調な値動きを経て、6500ドルまで値を戻し、再度相場は上向きに転換したほか、特にアルトコインに大きく高騰する通貨が見られ、下落相場からの転換を匂わせている。

仮想通貨市場

ビットコイン相場は17日、一時6000ドルを割っていたビットコイン価格も、午前中から順調な値動きを経て、6500ドルまで値を戻し、夜19時過ぎに急激な取引高増加が見られたものの、再度相場は上向きに転換しています。

出典:CryptoWatch

堅調な値動きを続けたビットコインだけでなく、アルトコイン市場で価格が大きく高騰する通貨が複数見られるなど、トレンドの転換を匂わせる状況が見られました。

7月のビットコインETF期待で上昇に転じた相場の中でも、弱さを見せていたアルトコイン相場は大きく沈んでいたことから、ビットコインドミナンスが2018年初となる50%を超え、直近では54.5%まで上昇するほど顕著な差が現れていましたが、本日ではすでに52%を切る場面が見られるなど、アルトコインが反撃の狼煙をあげています。

21時現在のアルトコイン相場で、大きく上昇に転じているアルトコインと高騰率は以下の通りです。

17日高騰通貨
時価総額 通貨名 前日比%
3位 XRP 8.23%高
19位 Vechain 40.3%
22位 Lisk 14%
25位 Bytecoin 13.2%
28位 Ontology 38.8%
33位 Zilliqa 16.9%
35位 ICON 15.93%
37位 NANO 44.3%
38位 populpus 39.2%
39位 Verge 20.7%
40位 BAT 10.7%

時価総額40位までの通貨も、これほど多くの通貨が大きく高騰した状況は、各通貨の材料が各通貨の価格へ反映されたことと考えられ、相場全体の状況の緩和や、全体的な弱気市場からの脱却の兆候と見ることもできます。

出典:CoinMarketCap

すでに2日前の15日からアルトコイン市場の時価総額のみで161億USD(約1兆7773億円)も回復しており、ビットコインETF関連で下落に転じた7月18日から右肩下がりだった時価総額に回復基調が見られました。

BTC先物取引のトレーダーがCNBCで語る:ビットコインの価格とETFの関連性

仮想通貨の全体相場が下落傾向に陥っている中、米国CNBCの経済番組「Futures Now」に出演したJeff Kilburg氏も依然として、仮想通貨における短期相場を楽観視しているようです。

Kilburg氏は、司会者にビットコインに対する信念を聞かれ、以下のように答えました。

「もちろんビットコインに対する信念は変わっていないし、相場も取引レンジ内だと思う。。。6250ドルである今は買いだ。しかも、ビットコインETFが誕生するまではずっとこの水準内を推移し続けると見ている」

また、BTC相場は近いうちトレンド転換するか、もしくは今の相場を繰り返すかについては、「ボラティリティが継続すると思うが、ETF次第だ」と答えました。

そして、VanEck版ビットコインETFの判断について、Kilburg氏は、

「もし、みんなが9月30日にビットコインETFが確実にSECに認可されると固く信じていれば、価格上昇はすると思うが、今はその信念が半々となっている」

と話しました。

参考記事:cnbc.com

分析:BTCとETHの下落は、強い米ドルの相場が関係していた?

月曜日から始まった全体相場暴落について、多くのアナリストはICOプロジェクトが今まだ調達したBTCやETHを売却したことに起因すると見ていました。

特に大手取引所BitMEXのCEOを務めるArthur Hayes氏が、ETHは更に下がると心配している企業はICOトークンとETHをより多く売却し、いつか100ドルを切ると予想しました。

しかし、大手ブローカーeToroのシニアアナリストMati Greenspan氏は違う見地を明かしましたことをCCNが報道しました。

Greenspan氏によれば、今週における仮想通貨全体相場の変動は仮想通貨新興市場の貨幣が米ドルの値動きに対して、逆行している様です。

米ドルの価格上昇により、新興市場の貨幣の価値は落とされ、様々な仮想通貨に反映されていました。

通常、本国通貨が弱まることで、仮想通貨への資産逃避も確認されてはいるものの、米ドルへのリスク回避投資のほうが世界においても圧倒的に多いのが状況であるといいます。

「米国政府がドルのインフレーションを抑制するためにその供給を減少している。なので、経済規模の小さい国では、より米ドルへの需要が増加し、仮想通貨へ価値を保存する必要性が薄まってしまったのだ。。。過去一週間、仮想通貨の相場は強い米ドルに圧倒されており、通常のコモディティのような動きを取っていました。要するに、米ドルが上昇すれば、石油やゴールドの価格が下がるような逆行と同じだ」

と、Greenspan氏が説明しました。

参考記事:ccn.com

CoinPostの関連記事

リップル社:XRP決済採用で、Bittrexを含む仮想通貨取引所大手3社と提携
Rippleはプレスリリースにて、仮想通貨XRPを使用する決済サービスxRapidで取引を行う”プリファードパートナー”として、仮想通貨取引所3社Bittrex(米ドル)、Bitso(メキシコペソ)、Coins.ph(フィリピンペソ)を承認した。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

ビットコイン価格が最安値割れせずに一旦反発、米中貿易摩擦激化の懸念後退により海外投資家を中心とする買い戻しが入ったことで、仮想通貨の関連銘柄も久しぶりの全面高に。

警戒感から小幅高に留まってはいるものの、下落に拍車が掛かった状況からは一服。個別では、ULSグループ(3798)が4.71%高。リミックス(3825)が4.29%高となっています。

なお、海外で16日に発表された、半導体最大手「米エヌビディア」の2018年5〜7月期決算では、「仮想通貨向けGPU」需要が大幅後退。仮想通貨の価格が軒並み下落傾向にあることで、GPU需要も急減していることが明らかになり、株価が下落しています。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧