CoinPostで今最も読まれています

岸田総理、メタバースなどデジタル技術用いた地方活性化に意欲 予算委員会の答弁で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3政策について質疑

自民党の神田潤一議員は30日、衆議院予算委員会にて、デジタル田園都市国家構想および日本政府の「Web3政策」について質問を行なった。

青森県出身の神田議員は、日銀の金融機構局を経て金融庁の総務企画局やマネーフォワード執行役員を歴任するなど金融およびIT業界に精通するほか、地方創生の取り組みにも力を入れている。

質疑内容

神田議員は、「NISA(少額投資非課税制度)拡充などの影響で“成長分野”へ資金流入していくことが期待される。岸田総理の施政方針演説では、スタートアップなどが成長分野として挙げられているが、日本の成長のフロンティアである“地方”も加えて頂きたい。」と言及。

その上で「地方では近年、スタートアップ企業が主体となり、自治体とも連携しながらWeb3技術やNFT(非代替性トークン)、DAO(自律分散型組織)を活用して地方の課題を解決し、活力を高めようとしている。」と訴えた。

背景には、デジタル庁が主導し、「地方に都市の利便性を、都市に地方の豊かさを」を実現することを目指すデジタル田園都市国家構想を政府が表明していることがある。

少子高齢化や人口減に伴う産業の空洞化などの社会課題に直面する地方自治体は少なくない。

神田議員はこのような状況を念頭に、「政府主導による国際会議や国際イベントの開催、税制や規制の大胆な見直しによって、デジタル化の動きを力強く推進すべきではないか?」と提案した。

岸田総理の答弁

これに対し、岸田総理は「デジタル技術は劇的に進化し、便利さにおいては地方であっても首都圏と遜色ない時代になりつつある」と言及。

「デジタルの力は、地域社会の生産性や利便性を飛躍的に高め、産業や生活の質を大きく向上させ、地域の魅力を高めるチャンスだと認識している。」「最先端のデジタル技術を取り込んでいくことで、地域活性化の加速に期待したい。」と意欲を示した。

その上で、「メタバース(仮想空間)は地理的な制約を超えた活動や交流を可能とする技術のひとつ。新たな人的交流が生まれ、地域の暮らしやすさが向上する影響が考えられる。」と評し、「新興技術の普及・発展を日本がリードするとともに、国民のリテラシーを高めるために(Web3に関する)国際イベントの検討を含め、政策を前に進めていくことが重要だ。」とした。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧