仮想通貨決済の未来を変えるNANJ SDK正式公開|弘田CMOと小野CTOへ開発秘話をインタビュー

NANJ SDK及びWebAPI正式公開
8月22日、NANJCOINプロジェクトを推進するNANJ株式会社はNANJ SDK及びWebAPIを正式公開。「NANJ SDK PROJECT」が発足してから約4ヶ月の開発期間を経て予定通りのリリースとなった。世界で初めて、ETHトークンをオンチェーンでGASを用いずにやりとりできる仕組みであり、NANJCOINの決済はもちろん、NANJ以外のETHトークンも運営者が契約すれあSDK上で自由にやりとり可能になるとの事。
弘田CEO兼CMOと小野CEO兼CTOへインタビュー
今回のNANJ SDKとWebAPIの正式公開に併せて、CoinPost編集部では弘田CEO兼CMOと小野CEO兼CTOへメールでインタビューを実施。今回のプロジェクトの秘話や、コミュニティへの想いなどを語っていただきました。
NANJコミュ決起集会、9月15日開催へ
また、NANJコミュ決起集会が9月15日に東京都内で開催される事が決定。その告知も掲載しております。

NANJ SDK及びWebAPI正式公開

出典:NANJ SDK PROJECT Webサイトより

8月22日、NANJCOINプロジェクトを推進するNANJ株式会社はNANJ SDK及びWebAPIを正式公開しました。

2018円4月に「NANJ SDK PROJECT」が発足してから約4ヶ月の開発期間を経て予定通りのリリースとなったようです。

NANJ SDKについて、同プロジェクトWebサイト上で「仮想通貨決済時の多くの障壁を取り除く事に成功したNANJ SDK」との説明があるように、NANJCOINの決済はもちろん、 NANJ以外のETHトークンも運営者が契約すればSDK上で自由にやりとり可能になるとの事。

また、世界で初めて(*NANJ株式会社調査)、ETHトークンをオンチェーンでGASを用いずにやりとりできる仕組みである点は非常に魅力的でしょう。

「仮想通貨を用いたアプリケーションやサービスの開発のハードルを下げ、様々なサービスの参入が見込める画期的なものであると自負しております」とNANJ株式会社CEO兼CMOの弘田大介氏と語っております。

今回の発表を受けて、CoinPostでは弘田大介氏と同社CEO兼CTOを務める小野良太氏にメールインタビューを実施。NANJ SDKの開発秘話やプロジェクトやコミュニティに対する想いなど、今回も前回のインタビューと同様に非常に濃い内容となっております。

弘田CEO兼CMOと小野CEO兼CTOへメールインタビュー

出典:NANJ株式会社より

Q.今回NANJ SDKとWeb APIが公開になりましたが、それぞれのご解説と何が可能になるのかお話いただければと思います。
小野氏:

NANJ SDK, API共に出来る事は以下のようになります。 

・GASなしで動作するウォレットの作成。

・GASなしでの送信及び、受信。

・QRコード、NFCチップを利用したアドレスの読込み。

・送金時にメッセージの同梱。

・日本円/ドルとのレート参照。

開発者はNANJ SDK, APIを組込む事でNANJCOINや提携トークンを利用したサービスを提供出来るようになります。NANJ SDK はuportが提唱しているmeta transaction構想をベースにしており、ユーザがGASを負担しない代わりに弊社が負担し、対価として送信NANJの1%を手数料としていただきます。

うち0.5%が弊社の取り分、残りの0.5%はSDK、APIを使ったサービス開発者の取り分となります。また、ホルダーから要望の多かった上限手数料の設定も実装されています。(現在は5,000NANJ)

SDKはandroid(kotolin)/ios(swift)それぞれ提供しています。機能に差はありません。各言語からの呼び出しやすさを意識しています。

WebAPIに関しては送金時などに利用する署名情報生成を各環境で行う為にnanjsが必要ですが、SDKと同様の機能を提供しています。webサービスなどへの組込を想定しています。また、node.jsが使える環境であればAPIをカプセル化したnanjsが利用可能です。

弘田氏:

我々は誰もが気軽にトークンを使ったサービスに参入できる環境を作ることで、スポーツビジネスやブロックチェーンビジネスをより活性化させることができるのではと考えております。

NANJ SDKとWeb APIはその根幹となるシステムであり、これから様々なサービスが自由に展開されていくことでノウハウもどんどん蓄積されるでしょう。

蓄積されたノウハウがさらなる革新を産み出す「自己進化的なサイクル」をトークンエコノミー内に作り出すことを期待しています。

Q.反響の方はいかがでしょうか。今後のビジネス展開は広がりそうでしょうか。
小野氏:

想定以上の質問、問い合わせがありました。検証環境での開発者登録数も3桁を超え今後多様なサービスがそれぞれ生まれてくるのではないかと期待しています。 興味を持ってもらえる事は誰でも嬉しいものだとは思いますが、本当に嬉しく、そしてありがたく思っています。

Q.開発まで4ヶ月を要したそうですが、大変だった事、そこから学べた事、気づきなどのエピソードはございますか?
小野氏:

スマコンとは?から洗い直して実際に実現できるか調査、実装までweb開発とは違った知識が必要で大変苦労しました。テストネットとメインネットの動作スピードも全く違いますし、想定したウォレット作成コストや送信コストも見当違いでした。もし今後何かをやるなら本番テスト用のNANJCOINが必須かと思います。

動的な値をスマコンと絡めると難しい部分が多くブラックボックスが増えてしまうのでなるべく単純化するようにしました。

弘田氏:

仕様の選定において改めて感じたのは利用者の金銭感覚にかかるバイアスの存在です

手数料が目に見えると、みんな嫌がるんですよね。従来の経済システム上ではこの手数料が巧妙に隠されているんですよね。それも1%という数字ではなく、もっと大きな数字がです。

この辺りは説明を尽くして納得してもらうよりも、見せ方をもう少し考えていく余地があるのかなと考えております。内に手数料を隠して見えないようにすることもできましたが、なんとなくフェアではない感じがしたので今回は採用していません。

実際に運用してみて様子を見たいと思っています。

Q.NANJCOIN以外のイーサリアムトークンの利用も可能という事ですが、他のイーサリアムベースのプロジェクトからの引き合い等はありますか?
小野氏:

いくつかのプロジェクトから問い合わせが入っております。

Q.NFCデバイスという事はSuicaみたいな使い方ができるという事でしょうか?
小野氏:

現時点ではアドレス読込のみに絞っています。

PASMO/SUICAやEdyのようにタッチして支払いまで起動も技術的には可能となっていますが、悪意を持った人間への対処を考え、アドレスのみとしています。

Q.QRコードの規格統一が今話題となっております。もし日本国内でQRコードの規格が統一された場合、それも即時対応する予定でしょうか?
小野氏:

もちろんです。

Q.アプリ開発者、NANJ株式会社への手数料を合わせると1%になりますが、この1%の設定の目的はございますか?
小野氏:

NANJサーバ代+ウォレット作成及びGAS代になれば良いなと考えています。

撮影:CoinPost編集部(前回インタビューのもの)

Q.NANJCOINという一つの巡り合わせの下、現在のNANJ株式会社メンバーとの出会い、そしてコミュニティとの出会い、様々な出会いがあり、NANJCOINの発行から更に今回のNANJ SDKとWeb API公開。また一つ形にしたわけですが、弘田様自身感慨深いものがあるのではないでしょうか。
弘田氏:

1月からここまで、何かに導かれている感覚を常に持ちながら走り続けてきました。

地合いの悪さ等からNANJは運が悪いと評するホルダーも多いですが、私自身は非常に幸運に恵まれまくっていると思います。

常に走りながら考えるスタイルで進んでいますが、これが結果的に自分たちの可能性を広げているのでしょう。

予定通りも予定外も、道中楽しみながら目指す世界の実現に向けて進んでいきたいです

Q.ディスコードを度々覗かせていただいているのですが、NANJCOINコミュニティの強さについてはどう思われていますか?
弘田氏:

最盛期よりもアクティブなチャット参加者は減ったイメージです。というのも、NANJコミュニティに参加する人には様々な思惑があり、書き込みが一番多かった時期は投機勢と呼ばれる人間の売り煽り、買い煽りの書き込みが多かったです。笑

投機勢はその他のコミュニティを転々とし、最終的にはどこかに消えてしまいました。

今残っている人は、純粋にNANJを応援してくれるだけでなく、自らの活動でNANJの可能性を広げようという実践者が多いです

大会やイベントのスポンサーになったり、自らの経営する店でオリジナルメニューやNANJの決済を導入したり、実際に競技大会にNANJのマークをつけて出場し結果を残すツワモノも存在します。

自ら市議に掛け合い、スポーツとNANJを結びつけたイベントを実現する人も。我々運営にとって、彼らはコミュニティの参加者というよりも、目標を共にする同士のような存在です。ここまでの数ヶ月間、ずっと一緒に歩んできたと思っています

他通貨のディスコードやSNSの反応等も分析していますが、現時点では間違いなく日本国内でもっとも勢いのあるコミュニティだと思っています。誇らしいと同時に、我々にできないことはないだろうなというのが率直な想いです。

Q.NANJ SDKとWeb APIがようやく公開されました。次の直近の目標は何でしょうか。
弘田氏:

一つは経済圏内での再投資の骨組みを完成させることです。スポーツの先端事業、ジュニアスポーツ、パラスポーツへの継続的な支援の枠組みを経済圏内の根幹として確固たるものにしなくてはなりません。

もう一つは皆さんもお待ちかねのリアルスポーツと共同で行うビジネスモデルの実現です。

振興のe-sports界とはすでに取り組みを始めていますが、固定観念の強いと言われる従来のスポーツビジネスにおいてもブロックチェーン技術を用いて新たな付加価値を産み出す取り組みを始める予定です。

Q.最後にCoinPostユーザー、NANJコミュニティユーザーに向けて何か一言下さい。
弘田氏:

何事も成長段階が一番エキサイティングです。

これからも一緒に楽しみましょう。

NANJコミュ決起集会、9月15日開催へ

さらにNANJCOINコミュニティの決起集会を9月15日に開催される事が決まったとの事です。

日時

9月15日(土) 16時半受付開始 17時開始 19時終了

場所

Nagatacho GRID(東京都千代田区平河町2-5-3)

参加費

無料

参加希望ご希望の方は9月9日23時59分までに「こちらまでご登録を」との事。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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