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アップルのmacOS、「ビットコイン・ホワイトペーパー」をサンプルに使用か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

macOSにBTCホワイトペーパー

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のホワイトペーパーが、2018年の米アップル社のmacOS「Mojave」以降の全てのバージョンに隠されている可能性が浮上した。

技術者のAndy Baio氏が投稿した5日のブログ記事によると、Mojaveから現在のバージョンである「Ventura」までのmacOSで、ビットコインのホワイトペーパーのPDFが存在していることが確認できたという。

出典:Andy Baio

ビットコインのホワイトペーパーとは

サトシ・ナカモト(匿名個人またはグループ)が2008年10月31日、サイファーパンクのメーリングリストに公開した論文。「ビットコイン:ピアツーピア電子マネーシステム(Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System)」。今日のビットコインを形作る要素が記述された。

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このホワイトペーパーは、画像編集ツール「Image Capture」の“Virtual Scanner II”というデバイスのサンプルドキュメントとして使用されており、デフォルトでは非表示になっているか、全員にインストールされないようになっている。

Andy Baio氏は、プリンターの修理をしている最中に偶然「Virtual Scanner II」に気づき、メディア種類を「Photo」から「Document」に変更したところ、ビットコインホワイトペーパーが表示されたという。

Baio氏によると、macOS版のコマンドプロンプトである「Terminal」で以下のプロンプト(指示)を入力するとホワイトペーパーが保存されているか確認できる。

open /System/Library/Image\ Capture/Devices/VirtualScanner.app/Contents/Resources/simpledoc.pdf

同氏は、Macを利用中の友人10名に情報を共有したところ、全員が確認できたと指摘。Mojave(10.14.0)から、現在のバージョン(Ventura)までのすべてのmacOSのバージョンでホワイトペーパーが検出された。一方、High Sierra(10.13)以前には存在していないようだ。

Baio氏は「これに関する情報はインターネット上でほとんど見当たらなかった」と述べつつ、2020年11月にあるデザイナーがツイッターでmacOS上のビットコインホワイトペーパーについて投稿していたことを指摘した。

ビットコインのホワイトペーパーがなぜサンプルページとして選ばれたのか、そしてなぜ隠されているのかは分からない。Baio氏はまた「軽量なマルチページPDFであり、エンドユーザーが見ることを想定していなかった可能性がある」と指摘した。

関連:ビットコイン論文(ホワイトペーパー)、初公開から14周年

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