CoinPostで今最も読まれています

クジラを追跡するBOT、約2ヶ月ぶりに215億円相当のビットコインの移動を確認|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨相場は13日、昨日の全面安の相場から反発し、ビットコインも6000ドル目前まで迫ったものの、すでに6500ドルまで値を戻しました。また、クジラをトラッキングするBOTで約2ヶ月ぶりに巨額のビットコインが送金されたことがトラッキングされた。

仮想通貨市場

仮想通貨相場は13日、昨日の全面安の相場から反発し、ビットコインも6000ドル目前まで迫ったものの、すでに6500ドルまで値を戻しています。

出典:TradingView

大暴落で総悲観の相場となったアルトコインも大きく値を戻しており、売られ過ぎの指標RSI30%を超え、20%まで達していたイーサリアムは、その反動も大きく前日比13%を記録しています。

出典:CoinMarketCap

ETHの他、Litecoin(LTC)やTron(TRX)も大きく値を戻しましたが、これには米国基盤の取引所「Bittrex」に、BTCを介さず直接USDでTronやLitecoinのアルトコイン取引が可能になったことが相場に大きく影響しました。

出来高の問題

経済学者で仮想通貨トレーダーAlex Kruger(アレックス・クルーガー)氏は現在の下落相場を以下の様に語っています。

『極端なボリュームの低さが底値割れに直結している。その様な出来高の低さは、Binance、Bitmex、および多くの取引所の米ドルとBTCの両ペアにおいて見られている現象だ。』

と言及し、出来高の低さの懸念点を示しました。

また今回の反発は売られ過ぎによる買い戻しの結果といえるが、出来高が伴わない現在の状況が改善されない場合、中期的な上昇を保つことは厳しいと分析しています。

出来高の減少は、安定した相場を形成するために重要なだけはなく、価格操作のリスクを高める問題点も併せ持つ重要な役割を果たします。

クジラの影

仮想通貨クジラの動きを追跡するツイッター「Bitcoin Block Bot」にて、30,000BTC(215億円相当)という巨額のビットコインがbitfinexに送られたことがわかりました。

30,000BTCの巨額資金が動かされて入ることが、このツイッターで確認されたのは7月8日ぶりで2万BTCを超えたのも他に1度も確認されていません。

7月8日のチャートを見ると、一時下落後14日あたりから上昇に転じていますが、直接的な動きに直結しているかはチャート上では確認できませんでした。

出典:TradingView

同取引所のロング・ショート比率には変化はなく、未だショートが高い水準で溜まっている状況となりますが、急騰によるショートの踏み上げなどの動きが出ないか、注視すべき相場となりそうです。

価格操作の疑惑はBitmexCEOにも

BitmexCEO Hayes氏は、先月発行されたユーザー向けのニュースレターの中で、イーサリアムを「2桁のクソコイン」などと言及し、ユーザーからの反感を買いましたが、先日ETHUSDの継続スワップを開始のアナウンスに際し、再度イーサリアムをクソコイン呼ばわりしました。

このETHUSDの継続スワップが、イーサリアムを買わずにETHの空売りを含む取引を行えるとし、イーサリアムのショートを促す価格操作ではないかとコミュニティ内で問題となりました。

出典:Bitmex

米国大手投資ファンドのCEOはイーサリアムに対する期待値が高い

Yahoo Financeのインタビューにて、米国大手投資ファンドMorgan Creek Capital ManagementのCEOを務めるMark Yusko氏は、イーサリアムに対する楽観的な見地を語りました。

ここ一週間、ICOプロジェクトによる大量のETH売却などを悪材料に悩まされた中、Yusko氏は、そのような悪い状況に反して、以下のようにETHには明るい未来が待ち合わせていると論じました。

「今から6年後、人はこう言うだろう:Googleも1993年、1994年当時、誰も大して思われていない」

また、Yusko氏は、イーサリアムプロジェクトは今後、トラストネット(TrustNet)を中心に推進することが重点となっており、プロトコルが最もインターネットに近いと言及しました。

それを理由として、将来は投資家にとって利益が見込め、ビットコインをアプリケーションとして、そしてイーサリアムをトラストネットのワールド・ワイド・ウェブと例えています。

▶️本日の速報をチェック

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

QUOINEグループが発行する独自仮想通貨「QASH」の独自ブロックチェーン開発で覚書を締結している「ULSグループ(3798)」が、7.35%高で初来高値を更新。

低時価総額銘柄で動きやすいことに加え、QUOINE社の一大プロジェクト「Liquid」のローンチなどが好感され、週足で一目均衡表の雲の上限に沿って、力強い上昇を見せています。

出典:SBI証券チャート

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

【速報】QUOINE社の新サービス「Liquid by Quoine」が正式ローンチ|流動性の大幅改善を見込む
国内大手仮想通貨取引所「QUOINEX」大型アップデートが完了し、待望の「Liquidプラットフォーム」がローンチされた。新機能MMOsにより、BTC取引などで流動性の大幅向上が期待できる。
仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

CoinPostの関連記事

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧