CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所「Zaif」フィスコへの事業譲渡が正式決定:テックビューロは仮想通貨交換業の登録廃止へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所「Zaif」への金融支援が正式決定
仮想通貨取引所Zaifで発生した仮想通貨流出事件に関して、顧客の資産等に関する支援の要請、及び契約締結の状況について、正式契約の締結を延期していたことで仮想通貨市場に懸念が燻っていたが、株式会社フィスコによる金融支援が確定したと報告したことでこれを払拭した。

フィスコとZaifが事業譲渡契約(正式契約)の締結を発表

テックビューロ社は10日、運営する仮想通貨取引所Zaifで発生した仮想通貨流出事件に関して、顧客の資産等に関する支援の要請、及び契約締結の状況について、プレスリリースを発表。

正式契約の締結を延期していたことで市場に懸念が燻っていたが、株式会社フィスコによる金融支援が確定したと報告。9月20日の発表時は資本提携という形で提携を結ぶ方針だったが、今回新たに「事業譲渡」の方法を採用することが発表された。

また、懸念点となっていた約45億円相当と言われる、消失した仮想通貨に相当する仮想通貨等の資産の調達は、すでに完了しているとのこと。

テックビューロ社は仮想通貨取引登録を廃止、解散手続きへ

テックビューロ社は、「本事業譲渡の手続が完了した後は、仮想通貨交換業の登録を廃止した上で解散の手続を行う予定」としている。

MONAコインなどの補償内容について

「市場流通量がビットコイン等と比較して乏しく、今回の流出事件により消失した分量に相当する仮想通貨を市場から調達することが著しく困難な状態」だと説明。

今回の流出事件により、預かり資産のMONAコインの約4割の部分が消失したとし、消失せずに残った約6割の部分については、お客様に対してMONAコインそのものを返還、約4割の消失した部分について日本円に換えて支払いをするとした。

仮想通貨の価値に相当する日本円をお支払いする方法による補償方法については、以下の通り。

<例:保有するMONAコインが100であった場合>

約60のMONAコインは残高にそのまま計上され、事業譲渡の実行以降は出金がdできる。

約40のMONAコインは残高からマイナスされ、その代わり約5,781.92円(40×144.548円)がお客様のアカウントにプラスされる。

出典:公式プレスリリース

また、ビットコインとビットコインキャッシュに関しては、消失した数量に相当する仮想通貨をすでに調達している事が明らかにされている。

CoinPostの関連記事

巨額の仮想通貨が不正流出した「Zaif」に新情報が続々|XEM(ネム)をコールドウォレットに移動
日本の大手仮想通貨取引所「Zaif」から不正流出した70億円相当の通貨のうち半数以上が3万件超の送金先に分散されたことが判明。また、10月5日に顧客の預かり資産のXEM(ネム)を「コールドウォレット」に移動した。
金融庁が「Zaif仮想通貨流出事件」の記者ブリーフィングを開催、最新の見解が明らかに
金融庁は25日、取引所Zaifがビットコインなどを流出させた、仮想通貨流出事件に関する記者ブリーフィングを開催。3度目の業務改善命令を発令したほか、記者からの質問に応じた。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
17:08
HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧