CoinPostで今最も読まれています

投資メディアが報じた2019年の仮想通貨5大予想|機関投資家はビットコインよりXRP(リップル)を好む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Investing Havenが2019年仮想通貨5大予想を公開
投資情報メディアのInvesting Havenが、2019年の仮想通貨・ブロックチェーン投資に向け5つの重大予想を公開した。2018年の荒波によって、価値ある仮想通貨がふるいにかけられ、その結果として今後の市場大躍進が予想されるという。

2019年の仮想通貨5大予想

投資情報メディアのInvesting Haven が、来年2019年の仮想通貨・ブロックチェーン投資に向けて、5つの重大予想を公開した。

これらを根拠に同メデイアは仮想通貨業界の今後に「超強気」な姿勢でいるという。

特にファンダメンタル分析を行うと、2018年、仮想通貨・ブロックチェーン界隈を騒がせている「浄化」を上手く生き残れた仮想通貨は、今後も恐ろしく上手くいくとした一方で、多くの通貨はふるいにかけられるとされた。。

ファンダメンタル分析の結果と仮想通貨の価格やブロックチェーン関連株価はリアルタイムに連動はされないが、半年から1年半という短い展開をかけて価格に反映されてくる模様だ。

重大予想その1:機関投資家資金の市場流入が触媒に

2019年がとうとう機関投資家の資金流入元年となることは、過去にお伝えした記事から予想している人は多いだろう。

例に挙げれば、直近では、世界有数の投資会社フィデリティによる参入 や、影響力の強いハーバード大学やMITといった大口大学基金による巨額投資 を報じてきた。

この流入が市場の流れを変えることは疑いようがないだろうと考えられる。

更なる根拠として、NYSEの姉妹企業で仮想通貨取引所Bakkt の新任COO、Adam White氏のインタビューを挙げている。

White氏は、米大手仮想通貨取引所Coinbaseを巨人に仕立てた人物で、Bakktは規制当局の認可次第今年の12月にも開業予定だという。

White氏によれば、「仮想通貨への投資を待ちかねて機関投資家資金の掛け合い状態」だという。

「ビットコインや他の仮想通貨に興味を持つ層は、個人投資家から機関投資家へと移った。しかし、彼らのニーズに沿うレベルのインフラを持つ取引所がこれまで無く、それを待っていたのだ。」

重大予想その2:ビットコインは現実的な上昇

ビットコインは仮想通貨全体の指標であり続けることは間違いないが、来年もこれまでのような巨大リターンをもたらすほどの大躍進は厳しいとの見方を示すが、現実的な価格の上昇を記録すると予想された。

その根拠としてInvesting Havenは、ビットコイン先物による妨害を指摘する。

ビットコインは登場以降、ずっと「二面性市場」の中にある。(二面性市場とは、多くの買い手が集まる場所に多くの売り手が集まり、その相乗効果として多くの売り手のもとへ更に多くの買い手が集まるような状態を示す。)

その逆も然りである。

これを踏まえると、1BTCあたり2万5千ドル(約280万円)までの上昇が現実でありながらも、2019年中はこの水準に留まるとした。

米著名分析家、仮想通貨投資家は弱気すぎると言及|ビットコイン年末200万越えを予想
著名投資アナリストTom Leeは対談にて、年末までにビットコインが2万5千ドルに達する可能性は未だあると強気な立場を継続、その理由を語り、現在の仮想通貨投資家は弱気であると言及した。

重大予想その3:XRPがビットコインに下克上

XRPの大躍進を予見する情報は、これまでにもご紹介してきた。

最近では、リップル社とトランプ政権との対話 が明らかになり、またTech Crunch創業者による絶賛の声 も記憶に新しい。

これは5大予想の中でも確信度の極めて高いものだとInvesting Havenは伝えている。

XRPは、機関投資家において、最も信頼できる仮想通貨になり得ると掲載。

機関投資家にとって、首位のリップルに続きビットコイン、イーサリアム、ステラールーメン(XLM)の順で投資される通貨になりえるとした。

仮想通貨XRP、イーサリアムを時価総額で抜き2位に|前日比は驚異の60%越え
仮想通貨XRPは、今週2度目となる急騰を記録、その後も勢いを保ち、50円台の大台に到達も、更に価格を急伸し、Bitbankでは66.599の値をつけた。この影響で時価総額ではイーサリアムを抜き2位に返り咲いている。

XRPの躍進は、機関投資家が投資を行うにあたって、「ローリスク・ハイリターン」を重要視すると予想されるためだ。

機関投資家の資金流入方向がXRPに向かえば、価格は数年で倍になるだろうと予測し、2019年の(強気と弱気の)中間予測においても、1XRPあたり20ドル(約2200円)へ到達するとされた。

重大予想その4:本当に価値のある仮想通貨が2019年に躍進

2018年の仮想通貨下落によって良かった面があるとすれば、市場の浄化がなされたことだと掲載。

無価値なプロジェクトが排除されたことで、本当に価値のある仮想通貨が2019年に躍進するのを一助してくれるとInvesting Havenは主張する。

今年、売り叩かれた仮想通貨のなかには、様々なプロジェクトが破綻し、その詐欺的な側面を見せたものもあった。

ICOを利用した出口詐欺が過去2年で約100億円に上ったというリサーチ結果もこれまでにご紹介 した。

Invest Havenは90%の仮想通貨が淘汰されると予測しており、「死んだ」仮想通貨を紹介するウェブサイト によれば、既に2000種類の仮想通貨のうち半分が破綻もしくは詐欺として掲載されているという。

価値を持つ通貨の躍進はようやく2019年にはじまり、2022年まで素晴らしい勢いが続くとした上で、仮想通貨市場が二極化する予想をたてた。

重大予想その5:ブロックチェーンの実装は加速度的に進む

2018年、企業によるブロックチェーンの実装は思ったよりも進まなかったと感じる人も多いかもしれないが、世界最大級のサービスファームであるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)によれば顧客である巨大企業の多くがブロックチェーンに巨額投資をしており、増加の一方だという。

世界最大の会計事務所デロイトトーマツ:コマースにおけるブロックチェーン利用を促進
デロイトトーマツは、早期からブロックチェーンの研究に取り組んできた企業の一つであり、設立から2年が経過したアイルランド拠点のラボは世界に誇るものとなっている。同社は現在、コマース事業における取引間信用創出のため、ブロックチェーンの利用を進めようとしている。

PwCによるブロックチェーン関連のアドバイザリーサービスに対し、2018年だけで17億ドル(約1,900億円)もの需要があったという点からも、そのトレンドが伺える。

また、経営コンサルティング企業のGreenwich Associatesによれば、2017年から2018年にかけての企業におけるブロックチェーン予算額の増加は目覚ましく、企業のオペレーションを最適化し、エラーを排除してくれるブロックチェーンへの投資が打ち切られることはないという。

CoinPostの関連記事

『仮想通貨市場に及ぼす影響は、ビットコインETFを超える』Bakktが米市場関係者に注目される理由
「新仮想通貨プラットフォームBakktが予定するサービス内容が既存スキームと異なる点として、”ビットコイン現物”に裏付けられたBTC先物取引があり、実際の資金が仮想通貨市場に流入する」等と言及した。
ブロックチェーン関連企業の年収中央値は「約1000万円」:リクルート買収の米大手求人サイト調査
米大手求人サイトglassdoorのレポート結果で、ブロックチェーン関連業種について4つの重要な事実が判明。ビットコイン及びブロックチェーンに関する人材採用を拡大している需要の高さが伺える。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧