CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所バイナンス、西日本豪雨被災地支援の寄付内容を公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界最大級の仮想通貨取引所、初の寄付金プロジェクトのレポートを公開
仮想通貨取引所バイナンスが7月に発表した西日本豪雨被災地への募金活動の報告書を公開し、ERC20トークンで募った募金総額が約1.5億円であることを明かした。また支援の経路や、寄付金の利用方法などを詳しく記載されている。

報告書の内容

仮想通貨取引所のバイナンスが今年7月に発生した西日本豪雨の被災地の方々の為に開始した被災地への募金活動の報告書を公開した。

西日本支援活動に関する最初の報告書を公開しました。募金に参加してくれた皆様方のご支援を心から感謝いたしております。

今後も寄付活動における完全な透明性を維持していく方針です。

バイナンスは7月8日にイーサリアム、又はERC20トークンでの募金を求めており、その結果として7月時点で総額約1.5億円分の仮想通貨(ERC20トークン)がバイナンスの寄付アドレスに集まった。>

その後、バイナンスは63.03BTC と169.85ETH、10月15日時点での総額約5670万円を日本の仲介人に送付した。

支援の経路は以下の通りである。

出典:Medium

被害が発覚した後、バイナンスは日本の自治体や日本に拠点を置くNPO団体等に連絡を取り、結果的に以下の諸団体に寄付を行なった。

  • 広島県呉市
  • ビックカメラ
  • ももたろう基金
  • オープンジャパン

上記の団体への寄付送金は7月下旬と8月下旬に行われており、寄付金の内訳は以下の通りだ。

  • ミス・ビットコイン(藤本 真衣氏)…61.09BTC
  • オープンジャパン…169.85ETH
  • 広島県呉市(ビックカメラ)…1.94316403 BTC

バイナンスから寄付金を受けたNPO団体の一つであるオープンジャパンは今回、初めて仮想通貨取引所バイナンスの口座を開いたが送金のプロセスなどに感銘したとブログ内で述べていた。

受け取るための登録も難しくなく、準備が整うとバイナンスの担当者様からご連絡をいただきました。その後、一瞬で振り込みがなされ、すぐに確認、そして日本円に換金することができました。今回のご寄付を受け、私たちの住むこの世界における仮想通貨の広がり、そして可能性を大いに感じることができました。

バイナンスの慈善活動に対する姿勢

さらにバイナンスのCEOであるCZ氏は本日開催されていて、国際連合貿易開発会議が主催するWorld Investment Forumでブロックチェーン技術を利用して寄付金のトラッキングを行うシステムについて登壇している。

また以前にもバイナンスは今後新しい仮想通貨銘柄が上場する際、上場費用を全て寄付する方針を示しているなど、積極的に慈善活動を進めていく姿勢を示しており、今後もバイナンスは「仮想通貨を利用して災害などの被害者や弱者を支援していく」方針だ。

こうしたバイナンスの働きは一見仮想通貨とはかけ離れているようにも言えるが、仮想通貨とその基盤となるブロックチェーン技術の可能性が実際に人々の生活を向上している事が明確に可視化できる為、長期的な視点から言えば仮想通貨業界にとっても素晴らしい働きだと捉えられる。

CoinPostの関連記事

【速報】仮想通貨取引所バイナンス、上場手数料を全額寄付する意向を表明|金額は全て開示する模様
仮想通貨取引所Binanceは、すべての上場費用を公開し、手数料として集めた100%の資金を慈善のために寄付することを、新たな上場ポリシーの公式文書で公開。以前も同社は西日本の洪水被害などに寄付を表明している。
ユニセフが人道支援活動への寄付に仮想通貨を受付開始
ユニセフのフランス事務局は、今回9つの仮想通貨による寄付を受付開始した。寄付支援者は直接的に仮想通貨を寄付できるほか、自身のPCが持つコンピューティング能力をマイニングに貸し出すことで間接的な寄付を行うことも可能。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/16 火曜日
17:08
暗号資産取引関連の損益計算、約15%が「今回が初めて」と回答|Gtaxアンケート
株式会社Aerial Partnersが実施した「Gtax」利用者向けの2024年暗号資産(仮想通貨)確定申告アンケート結果。取引用途が多岐にわたり、計算処理が複雑化する中で、損益計算の計算ツールへの切り替え需要が高まっていることが示された。
16:23
テレ朝グループのBCGアクセラレータープログラム、競走馬育成ゲームを発表
株式会社テレビ朝日と株式会社テレビ朝日ミュージック、extra mileがブロックチェーンゲームアクセラレーター「tv asahi Blockchain Games」を立ち上げ。インキュベーションからパブリッシングまでのサポート。初のゲームタイトル「NEOBRED」も注目。
14:25
リップル裁判、23日の公判前にSECと和解する可能性は
米証券取引委員会対リップル社の公判が4月23日に迫る中、16日に公判前会議が予定されていることから、両者が和解するのではないかとの憶測が広まっている。
12:12
ビットコインなど仮想通貨相場リスクオフムード、中東情勢不安強まる
イランとイスラエルを巡る中東情勢は予断を許さず、仮想通貨相場は米株指数の下落に伴いリスクオフに傾いた。ビットコインの反発も限定的で、アルト市場にも強い下押し圧力が掛かっている。
11:30
アービトラム、不正防御プロトコルBOLDをテストネットローンチ
仮想通貨イーサリアムL2アービトラムの開発企業であるOffchain Labsは、テストネットで不正防御プロトコルBOLDを立ち上げたと発表した。
11:10
不動産RWAプロトコル「Parcl」、エアドロップ確認を開始
仮想通貨PRCLエアドロップに関しては現在Parclの公式ページからユーザーへの付与額を確認することができる。取得はまだ始まっておらず、同16日21時59分より始まる予定だ。
09:45
ドイツ最大の州立銀行が仮想通貨取引提供へ、LBBWとBitpanda提携 
仮想通貨取引プラットフォームBitpandaはドイツ最大の連邦州立銀行LBBWとの提携を発表した。法人顧客にビットコインなどの取引・保管を提供する。
08:45
ソラナブロックチェーン、混雑軽減のパッチを導入
今回正式にリリースされた「v1.17.31」は複数のアップデートにおける最初のものとなる。このパッチには、データパケットの処理方法と最適化の改善、特定のノードをその利害関係に基づいて分類する方法の変更、システムのローカルテスト環境におけるデフォルト設定の更新などが含まれている。
07:45
香港の仮想通貨現物ETF、アナリストが影響を分析
香港における仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFへの流入額は、最大5億ドルだとブルームバーグアナリストは分析。米国のETF市場と規模を比較している。
07:00
ビットコイン半減期まであと4日、コインベースが動画で価値の変遷辿る
米仮想通貨取引所大手コインベースは1週間を切った半減期カウントダウンに合わせて、ビットコイン関連のソーシャルメディアCMを公開した。
06:20
OKX、ソラナミームコイン2銘柄新規上場
これらの仮想通貨銘柄はこれまで価格が大きく上昇してきてソラナの代表的なミームコインとなった。MEWは前日比で25.7%値上がりしている。
05:50
STEPNとアディダス提携、NFTスニーカーリリースへ
NFTの第一段階ラッフルミントは、日本時間4月17日9時よりアローリストのメンバーのみを対象とする。このコラボNFTを保有しているユーザーには、特典が今後付与される予定だ。
04/15 月曜日
16:12
香港当局、ビットコインとイーサリアムの「現物ETF」を上場承認
香港当局は15日、アジア初となるビットコインETFとイーサリアムETFの上場承認を行なった。中国マネーの流入や米SEC(証券取引委員会)におけるイーサリアム現物ETFへの影響が注視される。
13:52
オーストラリア当局、無認可の仮想通貨マイニング企業3社を提訴 
豪当局は仮想通貨マイニング企業3社を提訴した。金融ライセンスを取得せずに、年金ファンドで仮想通貨関連商品に出資するよう勧誘していたとされる。
11:52
ビットコイン急落後の週明け相場、2400億円相当の大規模ロスカットも
イスラエルとイランの対立先鋭化および中東情勢悪化に伴いビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)相場が暴落して迎えた前週末。先物市場では2400億円相当の大規模ロスカットが発生した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア