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「仮想通貨XRPはビットコイン2.0、ウォール街からも購入の動き」リップル社Johnson氏が注目内容を連発

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リップル社マーケティング責任者から注目発言が多数
リップル社マーケティング責任者を務めるCory Johnson氏がリップル社とXRPの違い、優位性や業界の課題について言及。またQ3売上報告書でのXRP売却高に触れ、ウォール街からの需要増加が重要な変化であると述べた。

リップル社Johnson氏へのインタビュー

リップル社のマーケティング責任者Cory Johnson氏は29日、投資家向けメディアBenzingaの 『Fintech Focus Podcast』 に出演し、リップル社やXRPの活用方法について語った。

まず、同インタビューにて、仮想通貨コミュニティーで頻繁に取り上げられるリップル社とXRPの関係性について違いを明確化した。

リップル社は根本的にはエンタープライズ向けソフトウェア企業だ。

我々はソフトウェアを銀行や送金会社などの金融機関に販売している。そして販売する商品の中でいくつかが仮想通貨のXRPを利用している。

我々は国境間の送金を簡単にしたいのだ。

リップル社とXRPの違いはExxon(大手石油企業)と石油のようで、双方は全く違うものだ。

以前にも今月中旬にBreaker誌と行なったインタビュー内でもJohnson氏はリップル社とXRPの違いを最大手石油企業のシェブロン社と石油の関係性になぞらえている。

シェブロンにとって石油は確かに大事だ。歴史上の誰よりも石油を持っていると言っても過言ではないだろし、石油を誰よりも推している。

しかしシェブロンの株を取得しても、それは世界中の石油の株を取得した事にはならない。逆に、どんなに石油を購入しても、シェブロン株を取得した事にはならない。

同様に、どんなにXRPを保有してもリップル社の利益には手をつけられない。リップルはXRPをコントロールしていないんだ。コントロールしたいと思っても、できないように設計されている。

この違いを強調する為にリップル社が仮になくなったとしても、仮想通貨のXRPは存続すると繰り返した。

リップル社がなくなったら私の家族は悲しむだろうが、XRPはそのまま存続する。

また、多くのスタートアップ企業がXRPを新しい顧客を呼び込む為に活用している。言うなればXRP(の技術)は『ビットコイン2.0』、速いビットコイン、ビットコインの省エネ版、中国のマイナーに支配されていないビットコインなどと言える。

しかし最終的には価値の移動を支える、ブロックチェーン技術に裏付けされた電子資産だ。

また自身のキャリアを通してタクシー運転手、ブルームバーグ、自身で雑誌を立ち上げるなど多種多様な経験を持つJohnson氏はブロックチェーン業界を以下のようにたとえた。

ブロックチェーン業界はインターネット業界の初期に酷似している。技術的な高揚感はTCP/IPやクラウド・コンピューティングに対する期待感と似ていると思う。

そしてリップル社はそのスペースでも優れた企業、またはブロックチェーン業界で一番大きい企業になる可能性を秘めているとも言えるだろう。

その上で、仮想通貨市場が停滞している中でも、リップル社は好成績を残していると付け加えた。

一年前、リップル社は6週間に一回新しい提携を結んでいたが、現在では6日に一回新しい企業と提携を結んでいる。

まだ商品を販売している上、あまりにも早すぎると思うが、違いは明白だ。

…私の立場上であるか知らないが、半年前と比較すると懐疑的な声があまり聞こえなくなった気がする。

最後に仮想通貨業界の今後の一番の課題として仮想通貨業界に悪いイメージを与える詐欺・犯罪行為とアメリカ政府の早急な規制制度の設置を挙げた。

(一番の課題は)弱い人々からお金を盗む目的で仮想通貨を利用する詐欺師たちだ。

彼らは業界全体に悪いイメージを与え、そのせいで銀行や業界参入を検討している企業を遠ざける要因を作っている。

規制当局、特にアメリカの規制当局は早急にこの問題に対処する必要性がある。

確かに彼らは調査をして準備をしているが、他国は規制の枠組みを提供している中、(アメリカ政府は)時間をかけすぎているということも否めない。

とアメリカ政府の早急な規制の明確化を求めた。

…アメリカ政府を信じている。規制当局との対談の中で、我々は毎回ポジティブな印象を受けている。

(アメリカ政府には)明確で、クリアなラインを引いてもらい、リップル社は詐欺ではなく、プロフェッショナルで、真面目で、規制に則った信頼できる企業である事を証明したい。

Q3報告書について

また29日、Youtubeで公開されたリップル社のウェブシリーズ第6編でもJohnson氏は出演し、CoinPostでも取り上げた通り 先週公開されたQ3報告書で開示された売却額が2倍以上の増加したことについて以下のように言及した。

大きな変化はウォール街からの取得、機関からの直接的な購入だった。

企業に向けた直接的な販売はQ2からQ3にかけて約400%近い上昇を記録した。

ウォール街が少しずつ仮想通貨の導入に向かっている兆しがあると言えるが、それが今回の報告書から見えた。

リップル社はXRPのQ3売上報告書では、XRP売却高は180億円となるものの、企業向けの売上も前四半期比594%したことに注目されていた。

特に10月月初に開催されたSWELLでは、XRPを利用するプロダクト「xRapid」の商用化が明かされたことから、企業への動きに注目が集まっていた背景もあったが、今回その取得先が、世界の金融街ウォール・ストリートからの需要増加に関する発言が行われたことは、極めて重要である。

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