CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨マイニング最大手Bitmain、投資家向けの新たな市場インデックスを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨マイニング最大手Bitmain、投資家向けの新たなインデックスを発表
仮想通貨マイニング最大手企業Bitmainは投資家へ向けて新しい仮想通貨インデックス「Bitmain Crypto Index」を起ち上げた。ビットコインSVは時価総額上位10通貨のインデックスの対象外となっている。

Bitmainの新たなインデックス

仮想通貨マイニング最大手企業Bitmain(ビットメイン)は米11月30日、投資家へ向けて新しい仮想通貨インデックス「Bitmain Crypto Index」を起ち上げたと発表した。

Bitmainの公式サイト によると、同インデックスは仮想通貨のリアルタイム現物価格と、毎日一定の時間(=日本時間11:00AM)に一回更新される現物価格を提供する。

そして、時価総額上位10の通貨からなる「ビットメイン・ビック10インデックス、(BLC10)」も表示されている。

*価格は米ドル建て

出典:Bitmain

Bitmainは『ビットメイン・仮想通貨インデックス方法論』という説明書にて、このようにインデックスの有用性について紹介した。

このインデックスは、機関投資家と個人投資家に透明性と即時性を備え、方法論に基づいた世界で最も取引される仮想通貨の水準として開発された。

さらに、通貨の参考価格において、Binance、Bitfinex、GDAX、Bitstamp、Bittrex、Gemini、Huobi、Itbit、Kraken、OKEXとPoloniexを含む世界的大手取引所から導入していると明らかになった。

ハードフォークへの対応

Bitmainは、先日ビットコイン・キャッシュの分裂騒動こそインデックスの説明書では言及していないが、今後インデックスにリストしてある他の通貨でもハードフォークが行われる可能性を見越して、それに対するインデックスの計算方針を以下の様に明確にして。

出典:Bitmain

*インデックス上では新しく分岐した通貨を計算しリストする為には、分裂後10日目に以下の基準に沿って検討され十分な価値があるかどうかを決定する。(Bitmainからの引用)

  • 新しい通貨は最低2つ以上の取引所(上記の参考価格取引所のみ)で取引されている。
  • 新しい通貨はそれらの取引所で最低一日あたり200回以上の取引を米ドル建て(もしくは同値の組み合わせ)によって行われている
  • 米ドル建ての新しい通貨(もしくは同値の組み合わせ)の合計取引高は、米ドル建てのオリジナル通貨と米ドル建ての新しい通貨の両方の取引高合計の10%以上になければならない。
  • 米ドル建ての新しい通貨(もしくは同値の組み合わせ)の取引価格は、米ドル建てのオリジナル通貨と米ドル建ての新しい通貨の両方の合計価格の10%以上になければならない。

さらに、「以上の基準により十分な価値があると認められた場合は、分裂後15日目にBIOC(ビットメイン・インデックス運営委員)が計算しリストする過程を開始する。BIOCは新しい通貨をインデックスに上場させない裁定権を持つ」と記載されている。

なお、ビットコインABCに関しては、インデックスのティッカーシンボルはBCHと表示されており、しかもビットコインSV(BSV=時価総額9位)とUSDTが除かれていることから、ハードフォークする前からBitmain社と共同創設者ジハン・ウー氏がABC側の擁護派として取っていたスタンス、フォーク後のウー氏の発言が、仮想通貨全体相場に衝撃を与えた分裂騒動が終了した現在も新たなインデックスを通じて露呈していると注目される。

ジハン・ウー氏インタビュー:仮想通貨ビットコインキャッシュハードフォーク後の現状
世界最大級の仮想通貨マイニング企業Bitmain社のジハン・ウー氏が日経CNBC主催のイベントに登壇し、BCHのハードフォーク関連と、人事異動やIPO申請などについて言及した。

ビットコインキャッシュの分裂騒動とハッシュ戦争に関する詳細はこちらを参照してください。

ビットコインSV、仮想通貨暴落の要因「ハッシュ戦争」の終了を宣言|BSVは時価総額7位にランクイン
ビットコインSV派のCoinGeek社が同社ブログで正式にハッシュ戦争を終了すると発表し、プロトコルレベルでのリプレイプロテクション導入は2019年の第1四半期頃になるだろうと予想した。また仮想通貨ビットコインSV(BSV)はCoinMarketCapで時価総額7位にランクインした。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者6,000名突破。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

最有力ビットコインETFの申請企業が再度米SECにプレゼン|新たな角度から市場の成熟度を強調
最有力視されているビットコインETFを申請中のVanEck社が米SECに対し、新たな観点から、その承認の妥当性をプレゼンにて立証したと、SECの公式文書により判明した。
カリフォルニア州で米SECのICOプロジェクトに対する差止命令が却下|複雑化するICOの有価証券問題
米カリフォルニア州の連邦地方裁判所がICO発行企業に対するSECの差止命令を却下した。ICOの有価証券問題の新たな発展が見られる事例を専門家はどの様に捉えているのか。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧