はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米政府のビットコイン追加取得、BTC建てのアルトコイン売りや関税収入案が浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

予算中立的なビットコイン取得方法

暗号資産(仮想通貨)投資企業ギャラクシーデジタルのアレックス・ソーン氏は、米国政府が予算中立的な方法でビットコイン(BTC)を購入することは可能だと論じている。

また、デジタル資産に関する大統領作業部会のディレクターは、関税による収益を財源とする可能性について話した。

まずギャラクシーデジタルのリサーチ責任者を務めるソーン氏は、15日に放送されたブルームバーグ・クリプトに出演。米国政府が2025年中に納税者の資金を使わずにビットコインを購入する方法があると話した。

ソーン氏は、スコット・ベセント財務長官が「ビットコインは価値の保存手段になりつつある」と発言していることに言及。トランプ政権のAI・仮想通貨特命官であるデビッド・サックス氏の後ろ盾もあり、何かしらの方法で政府がビットコインを取得することは妥当だと意見している。

その上で、納税者の負担にならないような「予算中立的」な方法は難しいものの、既に政府が保有しているアルトコインの一部をビットコインとトレードすることで、これが可能になると唱えた。ソーン氏は、次のように述べている。

正直なところ、政府がアルトコインを保有していることは、政府にも議会にもほとんど知られていない。彼らがその一部を欲しがるような大金でもない。

具体的な方法としては、アルトコインをアルトコイン/ビットコインのペアで売却することだ。これならば現金に一切触れずに済むため、一般会計の下で現金のフローが扱われることもない。

ドナルド・トランプ米大統領は、3月に「戦略的ビットコイン準備金」および、その他のアルトコインなどで構成される「デジタル資産備蓄」を設立する大統領令を発した。

どちらも、当局が刑事・民事の資産没収手続きの一環として没収した資産から構成される。ビットコインについては予算中立的な方法での追加取得の可能性も開いている。アルトコインなどの「デジタル資産備蓄」については追加取得は行わない。

連邦政府は、保有する仮想通貨の量を精査して財務省に報告するよう指示されている。

関連:米下院議員、トランプ氏のビットコイン準備金大統領令を法律化する法案を提出 政権交代後も継続狙う

追加関税収益などの財源案

一方、デジタル資産に関する大統領作業部会のエグゼクティブディレクターであるボー・ハインズ氏は先週、追加関税による収益がビットコイン取得の財源となる可能性があると話したところだ。

ハインズ氏は、各政府機関がビットコイン準備金に寄与できる方法を評価するために、180日間のスケジュールで検討を行っているところだと述べた。これにより、米国連邦政府の統一戦略が策定されることが期待されるという。

その一環として、シンシア・ルミス上院議員が提案したビットコイン準備金法案も考慮する見込みだ。

ルミス氏は、米国が保有するゴールド(金)準備の額が過小評価されている可能性があると指摘。これを現在の価格で再評価し、その差額分をビットコイン調達に充てることを唱えている。

その他には、ビットコイン政策研究所(BPI)のエグゼクティブディレクター、マシュー・パインズ氏が、関税収入の他、石油・ガスリースのロイヤルティなど税金以外の政府が徴収する手数料などが財源として考えられると意見していた。

関連:米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/21 水曜日
17:58
GMOコイン、ネムやモナコインなど6種類の仮想通貨を取扱廃止へ
GMOコインが6種類の暗号資産(仮想通貨)の取扱い廃止を発表。対象は、ネムやベーシックアテンショントークンなど(XEM、BAT、QTUM、ENJ、XYM、MONA)流動性不足を理由に8月2日までに段階的終了する。
15:19
バイナンス、3種類の現物取引ペアを停止へ 5月23日実施
バイナンス(国際版)が2025年5月23日に3種類の現物取引ペア(ACA/BTC、MASK/BNB、TRU/BTC)の取扱いを中止すると発表。トークン自体の上場廃止ではなく、別の取引ペアでの売買は継続可能だ。
14:41
NAC保有でNOT A HOTEL宿泊権がもらえる「THE DOOR」 6月リリースへ
NOT A HOTEL DAO株式会社が新サービス「THE DOOR」を2025年6月に開始。NAC保有者は毎月抽選で高級別荘の宿泊権を獲得可能。Web3技術と実物資産を融合した新たな宿泊体験を提供。
13:40
イーサリアムDEXトレーダー70%超急増、Uniswapが市場独占するも特許訴訟に
イーサリアムのDEX取引が活性化し、アクティブユーザー数が73%増の64,000人に到達した。イーサリアムの取引市場シェア86%を占めるUniswapが3兆ドルの累計取引量を達成する一方で、Bancorによる特許侵害訴訟に直面している。
12:30
ビットコイン10万ドル台で再注目、投資魅力が金に接近か=アナリスト
ビットコイン価格が10万ドルを突破し、金価格が調整する中、投資資金の流れに変化が。フィデリティやゴールドマン・サックスなど大手金融機関の分析から、金とビットコインの関係性と今後の見通しを解説。
11:35
「NFTの多くは有価証券ではない」米SECパース委員が見解
米SEC委員のパース氏がNFTの証券性を否定する見解を示した。クリエイターロイヤリティを伴うNFTも証券に該当せず、ミームコインや多くの仮想通貨も除外対象と意見している。
11:00
アバランチ、140億円規模の新ブロックチェーン環境「Fusion」リリース
仮想通貨アバランチが1億ドル規模の新エコシステム「Fusion」を発表した。モジュール型の2層アーキテクチャで、成果主導型の実用的ブロックチェーンネットワーク構築を可能にする。
10:35
元大統領候補のStrive社、75000BTC取得計画 Mt.Gox債権から
元大統領候補のラマスワミ氏の資産運用会社Striveが、破産した仮想通貨取引所Mt.Goxの7万5000ビットコイン債権を割引価格で取得する計画を発表。10月までの債権者返済に先立ち株主承認を目指す。
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。
06:55
トランプ退任前にビットコイン価格5倍上昇を予測=大手銀アナリスト
大手銀アナリストは政府機関がマイクロストラテジー株を通じてビットコイン保有を増加させていると指摘。この傾向がトランプ大統領退任前のビットコイン50万ドル予測を裏付けると主張。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧