CoinPostで今最も読まれています

新たな51%攻撃報告で該当通貨が下落 米ビットコインETFに関する新たな見解も|仮想通貨モーニングレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコインは8日、注目されていた大手海外取引Bitfinexのメンテナンスは、概ね予定していた時刻(2時)に終了、一時再メンテナンス告知もあったが、相場に大きな影響は出ずにメンテナンスを終えた。その後ETCに新たな51%攻撃報告が行われ、出来高も伴う価格下落が確認された。

マーケット情報

1月8日の仮想通貨マーケット情報

ビットコイン

8時時点のデータは以下の通り。

BTC価格(8日7時:bitFlyer)
価格 前日比
現在値 446390円 1.09%安
24h高値 454,869円
24h安値 437,909円
出来高 5723億円 +0.8%

8日の仮想通貨市場は、昨日のボラティリティの高い相場を受けて、小幅安で推移している。

注目されていた大手海外取引Bitfinexのメンテナンスは、概ね予定していた時刻(2時)に終了、一時再メンテナンス告知もあったが、相場に大きな影響は出ずにメンテナンス時刻を終えた。

メンテナンス前の時間帯では、ショートポジションの急減少と、直近のロングポジションの減少を伴う相場変動が見られていたが、メンテナンス中に大きな動きがなかったことで、メンテ明けに行われると予定されていたロスカットの影響は、メンテナンス時間内に相場が急変動しなかったことでほぼなく、実際に下図で表示したLSポジションには(メンテナンス後=ポジション変動停止後の動き)大きな動きはなかった。

また、Bitfinexメンテナンス前の相場乱高下の様子を分析した仮想通貨トレーダーのハル氏(@kasou365)は、自身の動画をツイッターに掲載。メンテ前のロングポジション解消約800枚による売りが発生していた当時の状況を記録している。

イーサリアムクラシックに51%攻撃

日本でも取引が行われているイーサリアムクラシックに51%攻撃を含む【Reorg】行為が行われていたことが明らかになった。米大手仮想通貨Coinbaseが、51%攻撃が現在進行中とし、顧客の資金を保護するため、入出金の停止を行うと発表したことで明らかになった。

今回わかっている被害金額は88599ETCで、日本円にして約4998万円に相当する。

イーサリアム・クラシックの公式デベロッパー団体も、最初はCoinbaseの報告書を否定したものの、その後攻撃の状況を確認しながら、各取引所やプールにブロックの確認数を増やす事を要請しているが、まだ解決には至っていない。

実際にイーサリアムクラシックは、価格が下落しており、8日朝7時時点では前日比10%弱の水準で推移している。

主要通貨で起きた51%攻撃である点から、他の通貨への影響も懸念されるが、まずは各検証・調査を行なっている団体の発表を待つ必要があるだろう。

より詳しい内容や、専門家の見解、解説は以下の記事にて(最新情報更新済み)

CoinPost関連記事

イーサリアムクラシックが51%攻撃受け、5千万円弱の被害|米仮想通貨取引所Coinbaseも入出金を停止
米大手仮想通貨Coinbaseは米8日、51%攻撃を含む【Reorg】行為を(2019/1/5)発見したと報道した。ETC公式デベロッパー団体も攻撃の状況を調査しながら、各仮想通貨取引所にブロックの「確認数」を増やすように勧告している。一方では、米大手仮想通貨Coinbaseが51%攻撃が現在進行中とし、顧客の資金を保護するため、入出金を停止している。

本日のニュース

本日のマーケットに関連するニュースをピックアップ。

米コロラド州、仮想通貨新法案が提出される

コロラド州上院議員のStephen Fenberg 氏(民主党)とJack Tate 氏(共和党)が共同で「コロラド・デジタルトークン法」という新法案を提出した。この法案によると主に消費利用を目的としたデジタルトークンはSEC から施行する連邦証券法から免除され「有価証券」として取り扱われない事としている。

SEC証券法の様な連邦法から矛盾する州法が存在するという事は我々日本人には馴染みにくいかもしれないが、アメリカでは珍しい事ではない。連邦法では禁止されているマリファナ使用がコロラドを皮切りに数州で解禁になった事は良い例である。

特に証券に関してはブルースカイ法といって各州が独自に制定した証券取引法がある。各州で証券取引委員会があり規制を施行しているが詐欺から投資家を保護するという点では一致している。

先月にも仮想通貨を有価証券としてではなく、独自の新たな資産クラスとしての分類を定める同類の法案「トークン分類法」が国会に提出されている。

CoinPost関連記事

米コロラド州、一部仮想通貨を有価証券ではなく「デジタルトークン」と見る新法案を提出
米国中西部コロラド州の上院議員2名が一部の仮想通貨を有価証券ではなく「デジタルトークン」として定義する新たな法案「コロラド・デジタルトークン法」が提出された。先月中旬にも同類の法案「トークン分類法」が米国会で提出されており、米国の規制整備に期待が高まる。

ウィンクルボス兄弟、AMAセッションでETFや新たな自主規制団体について言及

仮想通貨取引所ジェミニを運営するウィンクルボス兄弟がreddit上でAMAセッションを行い、ユーザーからの様々な質問に対して直接答え、仮想通貨市場に関する質問も複数見受けれた。

AMAセッションで見られたウィンクルボス兄弟の主な発言をまとめた。

ビットコインETFについて

ウィンクルボス兄弟の申請したビットコインETFは昨年SECにより却下された。しかしSECの指摘した課題、一例として市場監視における懸念点に対して以下のステップで対応している事を明かした。

  • 市場における行動ルール:規制に基づいた市場の促進
  • 市場監視:ナスダックと提携して同取引所が誇る独自の市場監視技術、SMARTを仮想通貨取引所ジェミニに導入。
  • 市場監視チーム:独自の監視チームを結成、市場における不正行為を監視。
  • 自主規制団の結成:業界の取引所と連携して自主規制団体の結成を支援。

自主規制団体について

また昨年8月に結成された自主規制団体VCA(Virtual Commodity Association、仮想コモディティ協会)に関しては以下のように述べた。

2019年には市場監視、カストディやマーケットにおけるルールの選定におけるベスト・プラクティスを決める専門家グループの立ち上げを目指している。

金融、規制当局や法律事務所、コンサル企業などからの専門家がこのグループメンバーの候補だ。

各部門の専門家には仮想通貨取引所やカストディアンにおけるルールの設立を担うこととなる。

このルールを基に、仮想通貨取引所やカストディアンが消費者保護や透明性を促進すべく事業を運営するかを定めていく。

またこのルールはSECのETF申請に関して挙げられた2つの懸念点、市場操作と透明性の欠如への改善策である。

STOについて

また注目が集まるSTOについてタイラー・ウィンクルボス氏は以下の通り述べた。

私は大きなファンだ。2019年は本格的で興味深いSTOの使用事例が見られると期待しているし、今後さらに人気になると思う。

より詳しい発言はこちらから

ウィンクルボス兄弟「ビットコイン時価総額はいずれ760兆円(約100倍)を超える」 AMAで仮想通貨ETFの課題克服や独自のステーブルコインについて言及
仮想通貨取引所ジェミニを手がけるウィンクルボス兄弟が日本時間8日、世界最大級の掲示板サイトReddit上でAMAセッションを開き、ビットコインETFやビットコインの将来性ついて力強く語った。
▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧