はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットマインの保有イーサリアムが供給量2%を突破 さらなる買い増しへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

540億円を新たに資金調達へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)保有世界最大手のビットマインは22日、ETH保有量が240万枚(時価1.5兆円相当)を超え、イーサリアム供給量の2%以上に到達したと報告した。

15日の買い増し以降、さらに約11億ドル(約1,600億円)相当を購入したとみられる。また、イーサリアム購入のための新たな資金調達も発表した。

ビットマインは、仮想通貨と現金の合計保有額が114億ドル(約1.7兆円)に達したとも述べる。具体的な内訳は、1ETHあたり4,497ドルで2,416,054ETH、192BTC、エイトコ・ホールディングスの株式1億7,500万ドル相当、3億4,500万ドルの現金だ。

なお、エイトコ・ホールディングスはワールドコイン(WLD)を主要資産とするトレジャリー戦略を採用した初の企業である。ビットマインは、将来的にAIエージェントの世界において、ワールドコイン独自の証明技術が数十億ユーザーの信頼・安全に不可欠になる可能性があるとして投資している。

関連:ビットマイン、ワールドコイン財務会社エイトコに30億円投資 株価は一時50倍暴騰

ビットマインのトム・リー会長は、次のようにコメントした。

ウォール街のブロックチェーンへの移行と、AI(人工知能)やAIエージェントによるトークンエコノミーの創出が組み合わさって、イーサリアムのスーパーサイクルが生まれている。

この相乗効果はイーサリアムの大口保有者に利益をもたらすものであり、当社はイーサリアムによる「5%の錬金術」を追求している。

ビットマインは、イーサリアム流通供給量の5%(現在約604万ETH相当)の取得を目指している。

リー会長は、イーサリアムが今後10~15年で最大のマクロ取引の一つになると考えているとも続けた。ウォール街とAIがブロックチェーンに移行することで、金融システムに大きな変革が起こり、その大部分はイーサリアム上で行われると予想している。

ステーブルコイン規制のジーニアス法成立や、米証券取引委員会(SEC)のプロジェクト・クリプトが大きな後押しになるとも捉えている格好だ。

関連:米SEC「プロジェクト・クリプト」で注目すべき3つの仮想通貨投資チャンス=Bitwise

SECとは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

ビットマインは22日、3億6,524万ドル(約540億円)の登録直接募集(一般的に、既存の未公開株を、特定の機関投資家のみに短期間で売却すること)も発表。約520万株を1株あたり70ドルで売却している。これは金曜日の終値より14%高い価格だった。

リー会長は、プレミアム価格について次のように説明している。

この調達資金の主な用途はイーサリアム保有量の増加であるため、既存株主にとって大きな利益となる。

14%のプレミアムは、機関投資家がビットマインの戦略に強い関心を寄せており、当社の実行力に対しても信頼を抱いていることの反映だと考えている。

関連:イーサリアムの価格と将来性を解説|今後の注目ポイントと中長期の成長シナリオ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/13 木曜日
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
保有BTC 3万枚超に 株式会社メタプラネットは13日、2025年12月期第3四半期決算を発表した。同社のビットコイン保有量は9月末時点で30,823BTCに到達し、2025年…
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。
10:15
SBIグループで資産運用|証券・銀行・仮想通貨投資を効率的に
証券・銀行・仮想通貨を1つのエコシステムで管理できるSBIグループ。スマホ1つで株式、投資信託、金ETF、仮想通貨への投資を始められます。手数料優遇、ポイント連携、スムーズな資…
09:45
ヤフー・ファイナンス、ポリマーケットと提携し予測市場ハブを数カ月以内に開設へ
ヤフー・ファイナンスが予測市場プラットフォームのポリマーケットと提携し、新たな予測市場ハブを立ち上げる。経済や市場動向の確率データと分析を組み合わせて投資家を支援。
09:20
ビットワイズ、2026年にICO復活で数十億ドル規模の資金調達を予測 コインベーストークン販売サービス立ち上げを受け
仮想通貨資産運用会社ビットワイズのホーガンCIOが、コインベースのトークンセール・プラットフォーム立ち上げを受けて2026年にICOが資本調達の重要手段として復活すると予測。
08:50
モバイルゲーム大手KLab、ビットコインをトレジャリー資産として購入
モバイルゲーム開発のKLabが約2,000万円のビットコインを購入。国内では今夏以降、Defコンサルティング約50億円、イオレ約160億円など上場企業のトレジャリー戦略が加速。
08:30
JPモルガン、ベースチェーンで「JPMコイン」提供開始
JPモルガンが米ドル建て預金トークン「JPMコイン」を機関投資家向けにイーサリアムL2のBase上で提供開始した。B2C2、コインベース、マスターカードがテスト取引を完了している。
07:55
スイ、ネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内ローンチ
ブロックチェーンのスイ(SUI)がネイティブステーブルコイン「USDsui」を年内に立ち上げる。ストライプ傘下のブリッジが発行し、主要プラットフォームとの相互運用性を備える。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧