CoinPostで今最も読まれています

リップル社CEOが24日の「ダボス会議」関連で登壇|分散型決済システムの新時代は到来するか?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界経済フォーラム、ダボス会議の影響は
スイスの「ダボス会議(年次総会)」に関連するブロックチェーン経済フォーラムにて、リップル社CEOとポーランド金融大手ペカオ銀行の代表が「2020年の決済システム」について議論する予定。

世界経済フォーラム、ダボス会議の影響は

1月22〜25日まで、スイスのダボスで、「世界経済フォーラム」の年次総会(ダボス会議)が開催される。

乱高下する金融市場に大きな不確実性をもたらしている主因となっている、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題(ブレグジット)、及び主要国における景気後退(リセッション)懸念など、世界経済に大きな影響を及ぼす問題を中心に議論される見通しだ。

スイスのダボスで開催される「世界経済フォーラム(World Economic Forum)」、通称ダボス会議は、世界を代表する政治家や実業家などのトップリーダーが一堂に会し、世界経済や環境問題など幅広いテーマで討議を行う場であり、国のInvestor Relationsの機会に活用されるなど、国際的に強い影響力を持っている。

昨年開催された世界経済フォーラムの年次総会では、米国のムニューシン財務長官や、世界最大級の資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者らが、仮想通貨市場のマネーロンダリング(資金洗浄)やハッキングなど不法行為に対する重大な懸念を表明。

規制強化すべきとの声が多数上がるなど、仮想通貨討論会にも関心が集まった。このことは、世界経済が無視できないレベルまで仮想通貨の市場規模が拡大していることを示している。

なお、世界経済フォーラムと、調査協力したコンサルティング会社「ベイン・アンド・カンパニー」が2018年9月に公表した試算によれば、分散型台帳などブロックチェーン技術の台頭によって、「1.1兆ドル(約123兆円)」もの貿易額増加が望めると報告。

コスト削減と利便性の向上により、貿易・サプライチェーンのファイナンスに革命的な進歩をもたらすことで、特にアジア地域が分散型台帳テクノロジーの恩恵に預かるとした。その理由として、貿易書類プロセスの75%がアジアで発生している現状を挙げている。

ブロックチェーン経済フォーラムも同時開催

同時期にダボスで開催される「ブロックチェーン経済フォーラム」は、資本市場(長期金融市場)と分散型金融システムをテーマにした、ブルガリア大統領「Rosen Plevneliev」氏の基調講演に始まり、100人を超える著名エコノミスト、規制当局、政府関係者、投資家、および銀行関係者の集う重要イベントだ。

発展途上国のための”ブロックチェーン中央銀行”の出現と、資本市場の潜在的な構造的変化について議論を深める予定となっている。

Ripple社CEOも登壇

仮想通貨市場から注目されているのは、現地時間の1/24 19:15-20:00(日本時間 1/25 3:15-4:00)のラウンドテーブル「2020年の決済システムについて」だ。

米Ripple社CEO、Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)氏と、ポーランド金融大手「ペカオ銀行」のMichal Krupinski氏が、「分散型決済システムの新時代は到来するか?」というテーマで登壇する。

主要国を代表する金融業界の重鎮が集う「世界経済フォーラム・年次総会」及び「ブロックチェーンフォーラム」。仮想通貨市場に対して、どのような言及があるのか、投資家の関心が集まっている。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
世界経済フォーラムの試算:ブロックチェーンの台頭によって「120兆円規模」の貿易増が見込める
分散型台帳などの技術は、コスト削減と利便性の向上で、貿易・サプライチェーンに革命をもたらし、アジアを中心に120兆円相当もの貿易額増加が望めるとされる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧