CoinPostで今最も読まれています

米ニューハンプシャー州、2020年に「ビットコイン納税」の合法化を目指す|BTCでの公共料金支払いも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米ニューハンプシャー州、BTC納税合法化を目指す
米ニューハンプシャー州議会が、ビットコインでの納税および共料金支払いを可能にする法案を検討している。昨年11月には、オハイオ州がBTCを「正当な一種の通貨」とみなし、仮想通貨での一部納税を認める方針を表明していた。

米ニューハンプシャー州、BTC納税合法化を目指す

米国のニューハンプシャー州議会が、「納税」や「公共機関の支払い」について、仮想通貨ビットコインで支払うことができる法案を検討していることががわかった。3月14日を期限として、23日に開催される公聴会及び議会で議論される。

この法案は、米ニューハンプシャー州の会計担当者に、州が仮想通貨を税金と手数料の支払いとして受け入れるよう、実施計画の策定を要求するもので、法案が成立した場合、来年7月1日以降、州の関係機関が「仮想通貨での支払いを受け入れる」ことを認めている。

英国メディア「Express UK」によれば、同国のエディ・ヒューズ議員は2018年12月、「今や、仮想通貨を受け付けているチャリティー団体もある。地方自治体への地方税や、公益事業会社への公共料金をビットコインで納税できる環境を構築すべきではないか。」との提言を行なった。

米国内では仮想通貨・肯定派が台頭

また2019年1月5日には、米大手ネット通販Overstock.com Inc(NASDAQ:OSTK)が、オハイオ州の事業税を仮想通貨ビットコインで支払うと発表

これに先駆け、オハイオ州の財務長官Josh Mandel氏は2018年11月、ビットコインを「正当な一種の通貨」とみなし、仮想通貨での一部納税を認める方針を表明していた。

米国では、連邦税金の他、個別の州の税法によっては、異なる税率が設けられており、ビットコイン(仮想通貨)での税金の支払いを認可したのは、オハイオ州政府が全米50州において初の事例となる。現在、オハイオ州以外にも、アリゾナ州やジョージア州もビットコインを使った納税の法案を検討しているが、いずれも州議会の承認が必要だ。

そのほか、米ワイオミング州では、州知事を務めるMatt Mead氏が「ブロックチェーン関連企業に対する法規制の緩和法案」に署名し、仮想通貨関連ビジネス・フレンドリーな州として認知が広まりつつある。

さらに、先日行われた「米中間選挙」でも、仮想通貨及びブロックチェーン推進派が州知事に複数名当選するなどしており、米コロラド州などが「政治資金の仮想通貨による寄付」を可能にするなど、自主権利の高い州規模では各州で仮想通貨・ブロックチェーン業界に対する取り組みが拡がっており、州単位での今後の動向にも注目していきたいところだ。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPostの関連記事

ハードフォークで取得した仮想通貨など「特有の事象」に関する税金計算方法を解説 | 寄稿『Cryptact(クリプタクト)』
仮想通貨特有の損益計算方法 今も成長を続ける新たなテクノロジーである仮想通貨。その成...
藤巻議員が発足させた『仮想通貨税制を変える会』2019年から活動本格化
藤巻健史議員が発足させた「仮想通貨税制を変える会」は、1ヶ月で5000人を超える支援者が集まったが、政治を変えるには数の力が必要で、さらなる参加(匿名可)を呼びかけている。日本政府に提言するにあたり、講演会や意見交換会なども定期的に開催予定だという。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。
12:08
ビットコイン半減期後に相場反発、マイナー収益や取引手数料高騰の背景は?
米株指数が下落する中、半減期後のビットコイン相場は自律反発後の方向感に欠ける展開に。一方で、Runes(ルーン)台頭の影響で取引手数料およびマイナー収益は記録的な数値を観測した。
04/21 日曜日
18:28
大手仮想通貨取引所BingX CPO、ビットコイン半減期の影響を語る
暗号資産(仮想通貨)業界で4年に1度のビットコイン(BTC)の半減期が訪れる中、TradingViewの「ベスト暗号資産取引所2021 & 2022」の受賞歴を持つBingX(ビンエックス)のヴィヴィアン・リン氏にインタビューを実施しました。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧