CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|上位100通貨の半分は時価総額が下落、HOT価格が100%以上も上昇(1/21〜1/27)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
世界有数の取引所「Huobi」が提供する、貴重なデータの数々を独占公開。 1/21〜1/27のデータでは、時価総額上位100通貨の中、5割通貨の時価総額が下落したが、HOTの価格が100%以上も上昇した。ビットコインとイーサリアムのマイニングディフィカルティは共に上昇した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,148.3億(-0.1%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:HOT(+101.1%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:AOA(-30.0%)
  • 時価総額上位100通貨の1/27取引高:$160.3億(-9.0%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:MKR(+6660.7%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:GUSD(-86.8%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/1/21〜2019/1/27の仮想通貨市場はほぼ全面安となり、時価総額上位100通貨のうち50もの通貨が下落した。Coinmarketcapによると、2019/1/27の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-0.1%となる約1,148.3億ドルとなっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+102.9%となったHOTであり、時価総額ランキングも前週の48位から21位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはA0Aであり、前週比-32.9%であり、時価総額ランキングは前週の60位から72位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、CRO(100位にランクアップ)、PPP(65位にランクアップ)、ELA(99位にランクアップ)、BCZERO(95位にランクアップ)の計4通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+101.1%となったHOTであり、最も下落したのは-30.0%となったAOAだった。

1/27時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+0.3%の3,595.3ドルとなり、イーサリアム(ETH)も前週比-3.1%の115.3ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

1/27時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比-9.0%となる160.3億ドルとなり、中では、36もの通貨が20%以上減少。最も取引高が減ったのは-86.8%となったGUSDだった

一方で、24通貨の取引高が20%以上増加、中でも取引高が最も増加したのは+6660.7%増となったMKRとなった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は、比較的安定して推移。

1/27時点で、上位10通貨の時価総額は前週比-0.1%の約1,012.5億ドルとなり、総時価総額の86.8%を占めていた。前週より2.3%増加した。

これに伴い、ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+1.4%の54.0%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

1/21〜1/27の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートが増加した一方、イーサリアム(ETH)のハッシュレートが減少した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+9.5%の43.2EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-5.8%の168.7TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

1/21〜1/27の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは、共に上昇した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.7%となる5.9Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+4.0%となる2.7Pとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、「BTC.com」のマーケットシェアがやや増加し、「SlushPool」のランキングが上昇した。

1/21から1/27までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+4.9%の1,015個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー148個、14.6%、6.2EH/s
  • AntPoolー119個、11.7%、5.0EH/s
  • SlushPoolー105個、10.3%、4.4EH/s
  • F2Poolー99個、9.8%、4.2EH/s
  • BTC.TOPー92個、9.1%、3.6EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

1/21から1/27までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-9.6%となる35,413個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー9,558個、27.0%
  • SparkPoolー7,645個、21.6%
  • Nanopoolー4,561個、12.9%
  • f2pool_2ー3,875個、10.9%
  • miningpoolhub_1ー2,115個、6.0%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

1/21〜1/27の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎の平均トランザクション回数は、共に減少した。

blockchain.infoによると、1/21から1/27までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは前週比-4.7%で0.96MBとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数も前週比-7.8%となる2,038回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは前週比+2.4%の18,509bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は前週比+1.6%となる97.9回となった。

図11:イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧