CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの強気→弱気サイクルから見る次の上昇トレンド、バイナンスコインが上位通貨で前年比唯一のプラス圏|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●仮想通貨「バイナンスコイン」上位通貨で唯一のプラス圏

●強気→弱気のサイクルから見る次の上昇トレンド

●米政府の再閉鎖発生時の仮想通貨への影響は

金融市場と仮想通貨

本日の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
2/5(火) 25,239ドル(+175) 20,844円(-39) 37.6万円
2/6(水) 25,441ドル(+202) 20,751円(+30) 36.9万円
2/8(金) 25,169ドル(-272) 20,333円(-418) 37.1万円
2/12(火) 25,053ドル(-53) 20,864円(+531) 39.4万円

3連休明けの東京株式市場は、連休前の大幅安(418円安)の反動もあり、先物主導で買いが入り、531円の大幅高に。

金融市場の不確実性が問題視される中、米国政府機関の再閉鎖回避で基本合意に至ったとの報道が後押しした。両国の隔たりなど問題は山積しているものの、3月1日までに米中が「包括的な貿易協定」を得ることさえできれば、市場に関連する当面のリスクについては、大半が排除できる可能性がある。

仮想通貨関連銘柄も、マネックスグループ(8698)が4.36%高、SBIホールディングス(8473)が3.52%高になるなど、下落基調から反発を見せた。

ビットコインテクニカル分析

先週末、Coingateがライトニングネットワーク決済を可能にしたことでライトコインが急騰、連れ高するような形で急騰を見せたBTC価格は、bitFlyerの日足チャートを確認すると、トレンドラインで止まっている。

海外取引所のfinexでも、直近最安値を起点に引いたフィボナッチの「50%ライン」の3800ドルで止まり、その後保ち合いで推移している様子が伺える。

Finex3660ドルは、1月中旬から下旬にかけて意識されていたラインであり、 依然として強い売り圧力に対して、どのような推移を辿るのか注目される。

なお、15日午前には、bitFlyerでメンテナンスが行われる予定だ。BTCFXの出来高が多いBitMEX、bitfinex、bitFlyerのメンテ中に仕掛けが入ることもあるため、注意したい。

強気→弱気のサイクルから見る次の上昇トレンド

海外の市場分析配信サイト「coininsider」は、ビットコイン史上最長の弱気相場に関するレポートを掲載。過去のビットコイン価格推移から、今後の価格について、次のように予想した。

「2012年からズームアウトした過去の歴史と同様の(強気相場→弱気相場)サイクルを辿るとするならば、この先2500ドル(27.6万円)~5700ドル(63万円)の間を推移するだろう。」

出典:coininsider

2019年9月までに日足の200日移動平均線を上抜け、上昇トレンドに再突入するものと見られ、2021年には20,000ドル(220万円)にタッチする。」

これは、過去チャートに再現性のある動きをした場合、長期チャートの中で「2つの転換ポイント」があるということを示唆している。

1.上昇時:日足の200日平均線

2.下落時:週足の200日平均線

日足の方では、2018年以降2度下回る場面があったが、2度目から2回頭打ちを食らうことで、トレンドがマイナスに転じたラインと言える。すでに2度大きなトレンド転換ポイントになっていることからも、注目度は高い。

また、下図のように拡大すると、週足の200日平均線は長年下回っていないラインであり、その期間の長さからも信頼性は高い。

直近で価格下落が落ち着き、停滞している動きを見せているのも、この週足のラインが意識されてる可能性は高いだろう。すでに目下に迫っていることからも、短期投資でも注意すべきポイントとなる。

バイナンスコインが大幅上昇

また本日、バイナンスコイン(BTC建)が、ATH(過去最高値)を記録した。

先日、ローンチパッドにて行われたTRONプラットフォーム上で動作するトークン「BitTorrent(BTT)」のICOが、わずか15分で完売したほか、上場直後に一時10倍に急騰するなどバブルの様相を呈しており、、2月下旬には、第二弾ICOとして「Fetch.AI」のトークンセールも控えている。

仮想通貨市場がピークを迎えていた約1年前との比較では、ビットコイン及び主要アルトコインが軒並み-80%を超える中、唯一のプラス圏(+8%)をマークしている。

出典:athcoinindex

先日サービス開始したICOプラットフォーム「Launchpad」の成功が、ICOに関連する需要拡大につながるとして評価された格好で、バイナンスコインやトロンのように、実際のユースケースが出てきている通貨の強さが目立つ。多くのアルトコインは、注目されている中で、その利用方法が見出せてない。

政府閉鎖リスク

米国政府のつなぎ予算の期限を2月15日に迎えるが、米上下両院のメキシコ国境警備予算を巡る交渉担当者が、政府再閉鎖回避に向けて、原則合意に達した。

米BloomBerg紙が12日に報じたことで明らかになった。

国境で移民関税執行局の職員に拘束された不法入国者を収容する施設のベッド数を巡って行われた議論は、暗礁に乗り上げたと見られていたが、上下両院の共和・民主党指導部が、2度の協議を行い土壇場で解決したという。

しかし、トランプ大統領は11日、「再び政府の閉鎖になれば、民主党に責任がある」、「政府再閉鎖となれば民主党の責任だ」などと強硬発言しており、この合意を受け入れるかどうかは定かではない。

米政府の閉鎖は、トランプ氏が米国メキシコ国境間における壁建設問題で民主党と対立したことで、米国政府期間が閉鎖に追い込まれていた問題で、1月25日より一部閉鎖を3週間に限定する形で解除する予算案が、トランプ大統領によって署名されていた。

米国政府閉鎖の影響は、米政府機関が麻痺したほか、職員80万人の給与の滞り、航空交通の混乱など、一般市民の生活にまで及んだほか、米SECやCFTCなどの規制機関の一部業務が停止したことで、仮想通貨関連商品の申請状況にも影響を与えた。

米政府の再閉鎖発生時の仮想通貨への影響は?

米政府が再閉鎖された場合の仮想通貨への影響としては、主に仮想通貨関連の商品を提供を目指す金融企業が挙げられる。

ビットコインETFの申請状況やその結果の開示は、直近では控えていないものの、NY証券取引所の親会社ICEが運営を手がけるBakktなど、CFTCの審査が伸びた影響で、現在も開始日が不透明な状況が続いている。

下落相場において、新たな仮想通貨関連金融商品や事業のローンチは、市場に関心を集める要因としてなり得るが、多くの事業で延期に次ぐ延期が起こっている状況は、投資家心理の減衰につながりかねない。

Bakktの親会社ICEは、2018年Q4決算説明会にて、Bakktの事業に関して「楽しみで仕方がない」と言及し、財政的支援を継続する意向を示したものの、最も注目されたローンチ日程に関しては、年内と濁し、さらなる延期の可能性を示唆した。

この延期の可能性が示唆された背景には、米国政府閉鎖の動きに不透明感が否めない状況があり、再閉鎖となれば間接的な仮想通貨市場への影響は、免れない状況になるだろう。

例えば、年初時点での目先材料に挙げられた「ビットコインETF」や「Bakkt」などが、申請状況に左右された事例として挙げられる。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧