CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|時価総額上位の仮想通貨89/100が上昇、24時間取引高は前週比+31.0%に(2/4〜2/10)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
世界有数の取引所「Huobi」が提供する、貴重なデータの数々を独占公開。 2/4〜2/10のデータでは、時価総額上位100通貨のうち89の通貨が上昇。2/10時点での24時間取引高は前週比+31.0%となった。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,184.8億(+8.3%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:QNT(+116.7%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:REP(-4.5%)
  • 時価総額上位100通貨の2/10取引高:$195.6億(+31.0%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:ARK(+22,710.5%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:ETP(-74.1%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/2/4〜2019/2/10の仮想通貨市場全体は、時価総額上位100通貨のうち89もの通貨が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/2/10の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+8.3%となる約1,200億ドルとなっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+116.1%となったQNTであり、時価総額ランキングも前週の126位から51位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはUSDCであり、前週比-13.4%であり、時価総額ランキングは前週の19位から22位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、QNT(51位にランクアップ)、ETP(98位にランクアップ)の計2通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+116.7%となったQNTであり、最も下落したのは-4.5%となったREPだった。

2/10時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+6.6%の3,690ドルとなり、イーサリアム(ETH)も前週比+16.1%の124ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

2/10時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比+31.0%となる195.6億ドルとなり、中では、61もの通貨が20%以上増加。最も取引高が増えたのは+22,710%となったARKだった。 

一方で、10通貨の取引高が20%以上減少、中でも取引高が最も減ったのは-74.1%減となったETPとなった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は、比較的安定して推移。

2/10時点で、上位10通貨の時価総額は前週比+8.0%の約1,047.8億ドルとなり、総時価総額の85.2%を占めていた。前週と変わりがなかった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比-0.8%の52.6%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

2/4〜2/10の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートが増加した一方、イーサリアム(ETH)のハッシュレートが減少した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+3.6%の44.7EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-14.0%の145.1TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

2/4〜2/10の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティは下落した一方、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは上昇した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比-1.2%となる5.8Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+2.3%となる約2,800THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、「BTC.com」のマーケットシェアがやや増加し、「F2Pool」のランキングが上昇した。

2/4から2/10までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+7.1%の1,087個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー180個、16.6%、7.5EH/s
  • F2Poolー137個、12.6%、5.7EH/s
  • AntPoolー125個、11.5%、5.2EH/s
  • Poolinー125個、11.5%、5.2EH/s
  • SlushPoolー105個、9.7%、4.4EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

2/4から2/10までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-5.4%となる33,500個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー9,946個、29.7%
  • SparkPoolー5,124個、15.3%
  • Nanopoolー4,818個、14.4%
  • f2pool_2ー3,980個、11.9%
  • miningpoolhub_1ー2,035個、6.1%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

2/4〜2/10の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎の平均トランザクション回数は、共に増加した。

blockchain.infoによると、2/4から2/10までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは前週比+2.5%で1.0MBとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数も前週比+6.2%となる2,165回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは前週比+0.5%の18,598bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-10.5%となる87.7回となった。

図11:イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧