CoinPostで今最も読まれています

高騰中のビットコインはLS比率に複数のシグナル、BNB(バイナンスコイン)高騰の背景は?|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●仮想通貨関連株はリミックスやマネックスが続伸

●ビットコインLS比率に複数のシグナル

●BNB(バイナンスコイン)高騰の背景は?

金融市場と仮想通貨

2019年2月20日(水)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
2/14(木) 25,543ドル(+117) 21,139円(-4) 39.6万円
2/15 (金) 25,439ドル(-103) 20,900円(-239) 39.5万円
2/18(月) 25,883ドル(+443) 21,281円(+381) 40.8万円
2/19(火) 21,302円(+20) 43.0万円
2/20(水) 25,891ドル(+8) 21,431円(+128) 43.5万円

東京株式市場は、米中通商協議の進展期待などが後押しする形で、3日続伸となった。

仮想通貨市場の地合い回復に伴い、仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、リミックスポイントが6.84%の大幅高を見せたほか、マネックスやGMOも続伸。昨年9月にブロックチェーン関連領域のサービス開発を行う合弁会社、株式会社LayerXの設立したグノシーも、3.95%高と強さを見せている。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

BTC価格は、反落しそうでしない展開となっており、断続的な買いが入っている模様だ。

拡大すると以下の通り。

fib0.382の4,000ドル(44万円)付近の攻防となっており、レジサポ転換を確認しているようにも見受けられる。目下の抵抗帯は、45万円前後となりそうだ。

なお、海外取引所BitfinexのBTC/USD(ビットコイン/ドル)の証拠金取引において、保有されているロング(買い)ポジションとショート(売り)ポジションの詳細をLS比率で確認すると、1月4日に逆転して以来、ロングは55〜60%台で推移。ショートは40〜45%で推移している。

直近3ヶ月で最大のロングが積み上がっていたが、2月18日の急騰時に37,000枚(160億円相当)に到達していたロングは、2日間で26,000枚(113億円)まで急減し、Lポジの合計は年末年始の大底水準まで解消されていることがわかる。一方的にロングが溜まり続ければ、将来的な売り圧力にもなり得るため、過熱感のある中でのポジション解消は、さらに上を狙うためには好条件と言える。

12月中旬にBTC価格が35万円台から47万円まで反発した際とは、異なる状況も垣間見える。当時は、12月18日〜20日にかけて2日間でロングが約1万枚解消されたが、ショートの増減数はほとんど変化が見られなかった。しかし今回、踏み上げを警戒したのかロング急減のタイミングで約5000枚ものショートが解消されており、大口の目線が変わりつつあることを示唆している。

国内取引所の現物保有額(2019年12月次)

「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」は20日、国内の仮想通貨交換業者18社(みなし業者含む)における統計情報を開示した。

現物買いの枚数は、中・長期的な視野での期待感を示唆しており、このデータからも、日本投資家ののXRP人気の高さを如実に表していると言える。

日本市場における現物保有額上位の仮想通貨は、以下の通りだ。カッコ内の時価総額とは必ずしも一致していない。

  1. リップル:989億円(3位)
  2. ビットコイン:656億円(1位)
  3. イーサリアム:164億円(2位)
  4. ビットコインキャッシュ:61億円(6位)
  5. モナコイン:36億円(93位)
  6. ライトコイン:14億円(5位)

BNB(バイナンスコイン)高騰の背景

世界最大級の仮想通貨取引所Binanceの独自仮想通貨BNBは、前日比15%以上の上昇を見せている。

本日ローンチ予定されていた独自のブロックチェーンネットワーク「Binance Chain」およびその第一号のユースケース「Binance DEX」という非中央集権取引所を前に、昨夜22時前後にBNBは上昇を始めており、本日午後にテストネット開始の正式発表を受け、さらなる強気な値動きを見せている。

実際、直近BNBの上昇傾向に関して、米テキサス州にある仮想通貨をリサーチベースで中長期的投資を行う仮想通貨ファンド企業Multicoin Capitalは、独自のBNBの投資分析 を行なった。

Multicoin Capitalは、Binanceがわずか18ヶ月で世界的最大手の取引所に成長したことを踏まえて、さらなるビジネスの拡大を以下のように取り上げた。

  • 2019年に、法定通貨建ての仮想通貨取引所を10社オープンする計画で、すでにBinance Jersey(英パウンドGBP)は先月オープンした。
  • Binance DEXとメインネットBinance Chainのローンチ

Multicoin Capitalは、Binance DEXによって生み出されたBinanceの付加価値が仮想通貨BNBに反映し、より多くのユーザーがDEXにてトークンの発行、取引により、Binanceのエコシステムが拡大していくことを見込んでいる格好だ。

Binance Chainのテストネット開始に関する詳しい記事はこちら

【速報】仮想通貨取引所バイナンス、独自チェーンとDEXのテストネットを正式ローンチ BNBの高騰を後押しか
仮想通貨取引所バイナンスが、独自のブロックチェーン「Binance Chain」と、分散型取引所「Binance DEX」のパブリック・テストネット開始を正式に発表。すでにウォレット作成が可能となる。

CoinPostの関連記事

ビットコインは週足MACDゴールデンクロス、急騰したリップルには海外勢の高い関心|仮想通貨市況
高騰中の仮想通貨ビットコインの好材料と指標を分析。急騰したリップル(XRP)では、SBI北尾氏インタビューに海外勢の関心も。また、米大手投資コンサルが機関投資家の市場参入に言及した。
SBI北尾社長インタビュー『仮想通貨(ビットコイン)市場の将来性とリップルの展望』
SBIグループは、仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」など、仮想通貨事業にも注力している。同グループの北尾吉孝CEOに、仮想通貨メディアCoinPostでインタビューを実施。ビットコイン市場やリップル(XRP)の展望などを伺った。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧