CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの取引数、仮想通貨バブルの「17年末水準」まで急浮上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの取引数が増加傾向
ビットコイン取引数が、過去最高となる2017年12月の水準まで回復していることがわかった。これには、価格が追随するのではないかとの投資家の意見も出ている。

ビットコインの取引数が増加傾向

ビットコイン取引数(1ブロックあたりでビットコインの取引が行われている数)が、過去最高となる2017年12月の水準まで回復していることがわかった。

すでに、2019年1月から35%の上昇を記録している取引数に、価格に追随するのではないか、との見方も海外の著名トレーダーなどから出てきている。

これまで、ビットコインの取引数とビットコイン価格は、正の相関性を記録。2度のピークが、2017年5月から6月にかけての「ゴールデンウィーク時のバブル相場」と、2017年12月の「ビットコイン過去最高値」に位置していることが、それを証明している。

ビットコインチャート
ビットコイン取引数

2017年末の最高値以降、ビットコイン価格は下落の一途を辿ったが、取引数は2018年8月に価格に相反して上向き、2019年に入ってからはその勢いが加速、過去最高水準まで戻している。

これには、相場高騰に伴う需要以外に、実際に実需面で利用されるケースが増加している事を示している有効なデータと見ることができる。そのひとつとして、2018年以降に活発になった、ビットコインライトニングネットワークの普及が関係している可能性がある。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのスケーラビリティ問題解決のため、取引承認をブロック以外でも可能にする、パブリックブロックチェーンの2nd Layerに当たる技術。直接繋がりのない2者間でのマイクロペイメント(1円以下の小額送金・少額決済)を実現することができる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ライトニングネットワークの普及は、手数料面や決済速度の優位性からビットコイン決済を私たちの日常レベルまで落とす可能性を秘めている重要な動きである。また直近では、ライトニングネットワークの知名度向上を目的とした運動「ビットコイン・ライトニング・トーチ」が開催、TwitterのCEO Jack Dorsey氏も参加している。

この取引数の増加が、一般需要によるものか、決済需要によるものかで、価格との相関性は異なる可能性はあるが、決済通貨としての側面をもつビットコインにおいて、取引数増加は、重要なファンダメンタルズ要因になり得る。

スケーラビリティと決済実需、今後価格を見ていく上でも重要な動きとなりそうだ。

仮想通貨決済関連で注目の最新動向

スターバックス、仮想通貨決済導入に向けて開発に着手か

世界規模のコーヒーチェーン店を展開するスターバックスが、仮想通貨決済に関係する開発に着手したとの報道が、The Blockから行われた。

早ければ2020年までに仮想通貨決済導入を行う可能性があると、関係者筋の話で明らかになった。

スターバックスは、米仮想通貨プラットフォームBakktの第2フェーズ「仮想通貨決済サービス」の導入で、大きく関わってくると見られている。

CoinPost関連記事

「ビットコインをスタバで」実現は2020年頃? 仮想通貨決済導入に向けて開発に着手か|The Blockが報道
世界中でコーヒーチェーン店を展開するスターバックスが、仮想通貨決済に係る開発を行なっているとする報道が、The Blockから行われた。最短で2020年までに仮想通貨決済導入を行う可能性があると、関係者筋の話で明らかにした。


米最大手スーパーチェーンがVisa決済の停止を発表|代替案にライトニング決済か

米最大手スーパーチェーンKroger社は、高い手数料を理由にVisa決済サービス提供を停止すると発表。代替案としてビットコインライトニング決済の導入を示唆した。

計134店舗にも及ぶ米国の大手スーパーチェーンであり、実現すれば決済実需が加速する事に繋がる。

米国のスーパーマーケットではこのようなクレジットカード取りやめの動きが相次いでおり、その理由として手数料の高さが挙げられている 。

このように仲介手数料面で問題化した状況は、仮想通貨決済需要を後押しするかもしれない。

CoinPost関連記事

米最大手スーパーチェーンがVisa決済の停止を発表|代替案として仮想通貨ビットコインのライトニング採用の可能性を示唆
米最大手スーパーチェーンKroger社は、高い手数料を理由にVisa決済サービス提供を停止すると発表。代替案としてビットコインライトニング決済の導入の可能性が浮上しているという。実現すれば、仮想通貨決済普及への急加速材料となる。
▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

キャッシュレス決済に関する「金融庁研究会」、未来投資会議では安倍総理が規制法案に言及
金融庁は4日、金融審議会で、少額資金移動サービス」における討議を行った。安倍総理は未来投資会議で、「決済をはじめとする分野で、早期に規制体系を再編成する法案の提出を検討」にも言及している。このような動きは、仮想通貨市場への好影響も期待されている。
日本政府、増税後のキャッシュレス決済で5%を還元 値引きも優遇対象に|仮想通貨業界にも追い風
今年10月に増税を控える中で、政府が導入するキャッシュレス決済へのポイント還元サービスの詳細が明らかになった。仮想通貨業界への追い風になる可能性もあり、注目が集まる。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。
04/22 月曜日
14:47
ビットコインの新規格「Runes」、半減期後の需要殺到でBTC取引手数料が急騰
半減期直後の仮想通貨ビットコインにおいて、新規格「Runes(ルーン)」の影響が大きな反響を呼んだ。Ordinals(オーディナル)」開発者であるCasey Rodarmor氏が生み出したものであり、そのメリットに焦点が当たっている。
14:16
米ブロック社支援のマイニング企業Gridless、ケニアで再生エネルギーの利用促進
仮想通貨マイニング企業Gridlessは、アフリカ各国で太陽光や地熱を利用してBTCマイニングを行っている。地域の電力網にも貢献する仕組みだ。
12:20
マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスは、債権者への仮想通貨弁済について詳細を記した表を更新した.。返還金の売り圧も懸念されているところだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧