CoinPostで今最も読まれています

経産省、キャッシュレス決済利用時のポイント還元制度を正式に公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

経産省 キャッシュレス決済利用時のポイント還元制度を公表
10月の消費税増税まであとほぼ半年。経済産業省は5日、2019年10月から開始されるキャッシュレス決済利用時のポイント還元制度を公表した。ただし6日から開始される予定だった決済事業者の登録募集は週明けまで延期された。

経産省 10月の消費税増税を前に、キャッシュレス決済利用時のポイント還元制度公表

経済産業省は、消費税率10%引き上げに伴うキャッシュレス決済のポイント還元制度を正式に公表した。実施されるのは2019年10月から2020年6月末(オリンピック開催前まで)の9カ月間で、中小・小規模の小売店・サービス業者・飲食店等で支払いを行った場合、個別店舗については5%、フランチャイズチェーン加盟店等については2%が消費者に還元される。

ポイント付与以外に店頭での値引きも認めており、ポイント還元の代わりに消費者の銀行口座に現金を振り込む事も可能になるという。

また、ポイント還元の上限は一律に決めずに、決済事業者ごとに判断して設定出来る仕組みを取る。ポイントの濫用を防ぐ為に上限設定は求められる動きになりそうだ。

決済事業者への補助額に関しては、未利用分まで事業者が補助を受け取ったままになる事を防ぐ為、過去のポイントサービスで使われずに失効した分の比率を割り引く。

先日6日から15日に、この決済事業者(クレジットカードや電子マネーなどの)の募集が行われるはずだったが、募集開始は週明けまで延期される運びとなった。経済産業省によると、登録書式の最終決定で調整が必要になったとのことだ。

なお、公表済みの募集条件については変更の予定はない。

※キャッシュレス決済でポイントが付く中小店舗の登録は4月から募集開始。

この事業に投入される予算案額は2,798億円を予定している。

ポイント還元制度が進んだその先は?

現在の日本国内のキャッシュレス比率はまだ20%程度で、各国に遅れを取っている状態。日本政府はこれを2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、2025年までに40%に引き上げる目標を掲げている。

今回のポイント還元制度はキャッシュレス決済を日本に浸透させる事が目的であるが、キャッシュレス決済が進むと何が良いのか。

現在、日本国内の現金の取り扱いには年間8兆円かかっているが、キャッシュレスが進む事によりこのコストを大幅に削減する事が出来、生産性向上と消費者側の利便性も向上出来る。

ところで今回のこのポイント還元制度における、”決済事業者”の定義には仮想通貨事業者は入っていないが、今後何らかの形で入る事が出来れば、仮想通貨業界の促進にもなるであろう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨のブロックチェーン技術を使用した「電子地域通貨」が普及し始める、岐阜県飛騨市では5.4億円が決済利用
木更津市・飛騨市で地域通貨「アクアコイン」が重宝されている。BTCのような価格変動はなく、1アクアコイン1円の価値で利用できるステーブルコインとなる。
日本銀行、中央銀行発行デジタル通貨に関する調査報告書を公開|仮想通貨に関する内容も
日本銀行は2月19日、中央銀行デジタル通貨に関するワーキングペーパー「情報技術革新・データ革命と中央銀行デジタル通貨」を公開した。同報告書では、仮想通貨やビットコインに関する内容にも触れており、注目度も高い。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧