CoinPostで今最も読まれています

弱い上昇トレンド継続のビットコイン、トレンドの方向性を探る|仮想通貨市況(クリプトキツネ)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弱い上昇トレンド継続のビットコイン、トレンドの方向性を探る|クリプトキツネ
OBVサポートライン内回帰、反発確認をしたビットコインは、ロング玉とショート玉双方を焼くような激しい動きを見せた後上昇に向かい、現在は今後のトレンドの方向性を探るような値動きとなっている。

BitfinexのBTCUSD4時間足チャートでの値動き

前回記事以降、値動きは一旦下落に向かいその後上昇。チャネルライン外でヒゲをつけて再度下落し、現在はチャネル内で再び推移している。

まずは、OBVから確認してみることにする。

ここ二週間の動き

前回記事時点で、OBVは1月19日13:00から続くサポートライン上に回帰したことをお伝えした。この一週間のチャートを確認すると、13日13:00に「OBVのサポートライン」を再び試した後、OBVは反発上昇している。しかし、値動きが追いつくのは少々時間が経過してからであった。

特に14日21時付近の「足の長い陽コマ」では騙しを含んだ値動きをしており、ロング玉、ショート玉双方を一気に消化する激しい値動きであった。ただし、OBVのトレンドラインをそこでは割っておらず、200日単純移動平均線を踏み上げることで最終的には値動きの上昇に結実したと推測される。

MACDとRSIを確認してみると、MACDは順行しており、特にダイバージェンスも観測できない。RSIは50ラインより上に推移していることから、現状需給から見ると上昇トレンドは継続していると考えるのが妥当である。

OBVやMACD、RSIの基本的な解説については前回記事をご参考にいただきたい。

来週の展望

上昇トレンド継続の場合

RSIが50ライン以上で推移していることと、MACDがダイバージェンスを示していないことから、上昇トレンドが継続する場合を想定すると、前回同様、中期的に見て直近高値である4280ドル(462800円)がターゲットになる。値動きがこの付近まで上げてきている際にMACDのダイバージェンスが観測された場合は、安易なロングは非常に危険である。

逆に、MACDダイバージェンスを伴うことなく上昇を継続している場合は、健全な上昇トレンド継続の可能性が高く、ショートポジションを極力持たないことも必要になるであろう。

下降トレンド発生の場合

下落の目安として、200日SMAと4時間上位上昇雲(8倍設定)のフラット底とチャネルライン下限に当たる3844.2ドル(41万4000円付近)がまずターゲットになりうる。

雲のフラット底は、フィボナッチリトレースメント0.5にも一致し、2月8日から継続する上げの半値戻しに相当する。このレートを試すときに、OBVが既存のトレンドラインで反発するかが焦点になるだろう。

この価格帯を試しているときに、トレンドラインからOBVが依然として乖離していた場合は、さらに底を掘る可能性を考えなければならない。

4時間上位上昇雲(8倍設定)

一目均衡表の雲で、先行スパン1が先行スパン2より下にある状態で形成されるものが上位雲である。スクリプトを用い、4時間足チャート上に8倍設定、つまり32時間足に相当する雲を表示させたものを「4時間上位雲」と筆者は呼称している。

総括

上昇トレンド継続の場合は、新値更新もありうる。

下降トレンド開始の場合は上述した通り、200SMAおよびOBVのサポートラインが焦点になるであろう。

トレードを行う際は、自身の資金管理に基づいたロスカットラインを設定した上で、今後の値動きを追っていただきたい。

Twitter:(@crypto_kitsune

CoinPostの関連記事

ビットコイン有名トレーダーが解説、板トレードやチャートを見る上で大切なこと|青ハチミツダルマ対談【前編】
仮想通貨ビットコインFXを主戦場に、アルトコインやCFD、為替で幅広く活躍する有名トレーダー「青ハチミツダルマ」氏にクリプトキツネが対談式インタビュー。青ダルマ氏のトレード手法から私生活に至るまで、幅広く伺った。
ビットコイン有名トレーダーが解説、大衆が意識する重要ポイント|青ハチミツダルマ対談【後編】
インタビュー後編では、「大口の動向を監視するために整えた」というトレーディング環境を特別に公開。初心者が上達するために必要なことについて、重要な点を語って頂いた。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名を突破しました。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。
10:50
分散型決済Slash Payment、エアドロップ第一弾の詳細発表
仮想通貨決済サービス「Slash Payments」は、独自トークンSVLエアドロップ第一弾の詳細を発表した.。SlashのNFT保有者などが対象となる。
08:15
Roninチェーンが初のWeb2ゲームIP導入、韓国の「Ragnarok」
「Ragnarok: Monster World」は、Ragnarokが出すWeb3戦略ゲームで、タワーディフェンスとモンスター収集の要素を組み合わせたこのゲームだ。プレイヤーは「Ragmons」を集めたり、PvPモードで戦ったり、ギルドを作ったりできる。
07:15
「4月末までにブラックロックのビットコインETFがGBTCを追い抜く可能性」アナリスト予想
仮想通貨ビットコインのETFについて、4月末までにはブラックロックのIBITがGBTCを追い抜くとブルームバーグのアナリストが予想。両ETFの差は確実に狭まってきている。
06:30
ワールドコイン、独自のレイヤー2「World Chain」発表
ワールドIDを持ち人間であることが確認されたユーザーは、ボットよりも優先的に仮想通貨のブロックスペースを利用でき、無料のガスも利用できる。
06:00
TikTok関連企業BytePlus、Suiブロックチェーンを採用
BytePlusとの提携のほか、Sui財団がリアル・ワールド・アート・トークン化(RWArt)の先駆である「Artfi」に投資を行ったことも発表された。
04/17 水曜日
17:30
Polyhedra Networkがグーグル・クラウドと提携 ゼロ知識インフラ「Proof Cloud」を発表
Polyhedra NetworkがGoogle Cloudと提携し、ZK-as-a-service「Proof Cloud」を発表。ゼロ知識証明の生成を簡略化し、個別要件に最適なインフラストラクチャを提供する。Google Cloudは、AIの品質管理に関する機械学習機能を強化するため、ゼロ知識技術を活用するためにPolyhedraと協力する方針だ。
17:29
HashPalette『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画発表
メタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画が2024年4月24日に開始。特別な釣りイベントで万博チケットを獲得するチャンス!NFT関連事業を手掛けるHashPaletteが開催。
16:16
コインチェックTVCMを5月に放映開始、稲垣吾郎と鈴木もぐら出演
コインチェックが新CM「コインチェッくん篇」を、半減期後となる2024年5月から放映開始。稲垣吾郎と鈴木もぐらが出演。暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン買うならコインチェック」と訴求する。過去のCMからの一貫性にも注目だ。
12:18
ビットコイン推移は正念場、足元のETF需要は伸び悩む
イランとイスラエルを巡る中東情勢不安が株やビットコイン市場に重くのし掛かる中、6万ドルのサポートライン上で際どく推移するBTC価格。ビットコインETFへの資金流入は、過去4週間にわたって減少傾向にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧